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リバースサーフェス ~この魔法の廃れた世界で 転生薬剤師さんが 魔導王(マグスロード)を目指します!~  作者: 吾妻 八雲
シーズン9 【魔王大戦編】

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悠久の名月へようこそ!

感想やレビューもお待ちしています!

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■キャンペーン期間

2025年1月10日(金)~2025年1月29日(水)


平和を取り戻した精霊界は、晴々としていた。


ハーベルは、日々患者様を救う仕事に没頭していた。


ネルもハーベルを支えて暮らしていけることに、喜びと幸福を感じていた。


一方、【ノクターニア】では、ギルド運営に本腰をいれたレオンたちがいた。


ネザロスを倒しても、なぜか魔物の発生は収まることはなかった。


未開拓地や未踏破のダンジョンはまだまだ存在する。


ギルドメンバーもどんどん増えている。


「これから、忙しくなるぞ!」

アレクシアが呟いた。


そんな中、嬉しい知らせが届いた。


「レオンさん、生まれます!」

アーリが走って知らせに来た。


「やっとか!」

レオンは嬉しそうに、イヤーカフスに触れると一瞬で移動した。


••••••••


【ルミナラ】では、てんやわんやになっていた。


「ああ、レオン!」

ハーベルが出迎えた。


「ハーベル、ドキドキしてきた!」

「まあ、落ち着けって!」

ハーベルもドキドキしている様子だった。


二人は今か今かと不安そうに祈っていた。


「オギャアーー、オギャアーーー!」


ハーベルとレオンは顔を見合わせた。


思わず抱き合ってしまった。


「見てください、元気な、男の子と女の子ですよ!」


看護師さんが、レオンのところへ男の子の赤ちゃんを、ハーベルのところへ女の子の赤ちゃんを連れてきてくれた。


「お二人とも、母子共に元気ですよ!」


「やったーーーー!」

二人は、跳び跳ねて喜んだ。


「こら!静かにしてください!」

看護師さんに怒鳴られてしまった。


二人は涙を流して喜んだ。


「ネル、ご苦労様!」

ハーベルが優しく話しかけた。


「クラリッサ、大丈夫か?」

レオンがクラリッサの頭を優しく撫でた。


「うん、赤ちゃんは?」

「男の子だよ!」


「ハーベルの方は?」

「ああ、可愛い女の子さ!」


二人とも既にお母さんの顔になっていた。


「これで、僕たちも親父だな!」

「ああ、レオン、ありがとう!」


「なんだよ、急に!」

「いや、レオンが居なかったら、俺は絶対にここまでこれなかった。これは間違いないことだ!」


「いや、それを言うなら、僕の方こそ!父まで助けてもらったんだ!」

「いや、俺こそ!」


それ以上語ることはなかった。


二人はしばらく肩を抱きあったまま物思いに耽っていた。


レオンたちは、クラリッサが回復後【ノクターニア】へ戻っていった。


ハーベルは大きな美しい満月の見える特大の窓のそばに佇んでいた。


近くのベッドでは、ネルが母親の顔で赤ちゃんを抱いてうたた寝をしている。


「ハーベル、おめでとう!」

「あ、リーフィア師匠!」

ハーベルは少しうつむいた。


「ハーベル、月が綺麗ね!」

「はい•••」


ハーベルが椅子に腰かけたリーフィアの肩に優しく手を置くと、


「お母さん、産んでくれて、ありがとうございます!」


リーフィアの頬に美しい涙が一筋、キラリと流れ落ちた。



 終わり


最後まで読んでいただきありがとうございます!

評価や感想、レビューをお願いいたします。

★5であると幸いです!


残念ながら家庭の事情で続きが書けなくなってしまいました。

落ち着いたら続きを書くかも•••

その時は、またよろしくお願いいたします!

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