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リバースサーフェス ~この魔法の廃れた世界で 転生薬剤師さんが 魔導王(マグスロード)を目指します!~  作者: 吾妻 八雲
シーズン9 【魔王大戦編】

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精霊界侵攻計画へようこそ!

感想やレビューもお待ちしています!

(例:「面白い!」だけなどでも結構です!)


その頃、大魔王帝国ドレドスパイアの前哨基地へ戻っていた、アイオンはヴァロッサムに作戦の詳細を報告していた。


「アイオン、よく無事戻りました」

ヴァロッサムは穏やかな口調で言った。


「はい、ヴァロッサム様!」

「して、結果の方はどうだったのかな?」

ヴァロッサムは期待を込めて尋ねた。


「はい、上々です!」

「それは、何より!」

ヴァロッサムは上機嫌だった。


「時の能力を持つ少女を無力化することに成功しました!」

「それは、素晴らしいですね!」


「さらに、精霊界の各国の実情も調べて参りました!」

「ぜひ、聞かせてください!」


「はい、まずは私が潜入した光の国【ルミナラ】ですが、攻めるのであればここを最優先で攻めるべきだと考えます!」

「なぜです?」


「【ルミナラ】は精霊界全体の医療を一手に担っています。つまり、ここさえ叩けば、他国の復興に多大な影響を与えることができるでしょう!」

「なるほど」


「あとは、ダリアン様たちが襲撃した【ムーンヘブン】という国も先に落とすべきでしょう!」

「そこはどんな国何ですか?」


「軍事国家です。兵器の開発や軍隊も所持しているようです」

「続けて下さい!」


「はい、次に狙うのは【ノクターニア】でしょうか?」

「なぜです?」


「そこには、ギルドと巨大な修練場がありました。おそらく、ここで兵士を育てているのでしょう!」

「分かりました!」


「他の国もそれぞれ、電気や水道、工業やリゾート施設などを担っているようです」

「そうですか•••」


「強いていえば、インフラを先に潰すのもありかもしれませんね!」

「よくそこまで調べました。ご苦労様です」

ヴァロッサムはさらにご機嫌で話を聞いていた。


「ヴァロッサム様、いよいよ進軍ですか?」

ハヴォックが急かすように言った。


「まあ、待ってください!今はかなりこちらが有利です!ゆっくり作戦を練って確実にいきましょう!」

ヴァロッサムはいろんな作戦を考えながらニヤニヤしていた。


「はい•••」

ハヴォックは早く進軍したくて堪らない様子だった。


それを影で盗み聞きしていた、ダリアンとニキサーがにニヒヒと笑うと、どこかへすっ飛んでいってしまった。


ダリアンとニキサーが去った後、ヴァロッサムは部下たちにさらなる指示を出し始めた。


「まずは、【ルミナラ】の医療施設を徹底的に叩きます。我々の攻撃が精霊界全体に波及するように準備を進めましょう」

彼は冷酷な笑みを浮かべながら命令を下した。


アイオンは一歩前に出て、報告を続けた。

「精霊界の各国の脆弱な部分は把握済みです。次の一手は間違いなく効果的でしょう」


「よくやった、アイオン。君の情報があれば、精霊界を完全に支配するのも時間の問題です」

ヴァロッサムは満足そうに頷いた。


その頃、前哨基地の兵士たちは急ピッチで攻撃の準備を進めていた。


ハヴォックは兵士たちに檄を飛ばしながら、自らも準備に取り掛かっていた。


「俺たちの力を見せてやろう!全力でいくぞ!」

彼は声を張り上げ、兵士たちの士気を高めた。


一方で、ヴァロッサムは作戦会議室に戻り、次なる一手について思案していた。

「【ムーンヘブン】は軍事国家だが、それでも我々の戦力には及ばない。だが、油断は禁物です」


アイオンがその横で地図を広げながら意見を述べた。

「確かに、【ムーンヘブン】の兵器開発は進んでいますが、我々の魔力と戦術を駆使すれば、攻略は可能です」


「そうですね。我々は全力で挑み、彼らの軍事力を打ち砕き、精霊界全体を掌握するのです」

ヴァロッサムは力強く言い放った。


次に、ヴァロッサムは指揮官たちを集め、具体的な戦術を説明し始めた。


「我々の最初のターゲットは【ルミナラ】の医療施設だ。それを落とした後、【ムーンヘブン】に進軍する。そして最後に、【ノクターニア】の修練場を制圧する!」


指揮官たちは彼の言葉に一斉に頷き、各々の役割を確認した。


「了解しました。我々の勝利は間違いない」

彼らは自信に満ちた表情で応じた。


ヴァロッサムは満足そうに微笑み、会議を締めくくった。


「では、全軍、準備を整えて下さい。我々の進軍はすぐに始まりますよ!」


魔王軍は精霊界への大規模な攻撃を開始する準備を進め、戦いは新たな局面を迎えようとしていた。


「おい!ニキサー、聞いたか?」

「ウチ、断然殺る気が出てきた!」

二人は興奮気味に話していた。


「最初は【ルミナラ】とか言ってたな!」

「ああ、ウチらで先にぶっ潰してやろうよ!」


「オッケー!」

「楽しみーー!」

また、イタズラをしようと考えて、二人はとても上機嫌だった。


次回 悪夢の再来へようこそ!


続きの気になった方は、

ぜひともブックマークをお願いいたします。

最下部の⭐5もつけていただけると幸いです。

頑張って続きを書いちゃいます!

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