レイドバトルへようこそ!
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早速10人レイドを設定した。
「早速だけどこのまま急いで20階まで攻略しよう!」
「俺も賛成だ」
「リーダーは誰がする?」
「私が引き受けようではないか!」
アレクシアが名乗りをあげた。
「リーダーよろしく!」
「私に任せたまえ!早速だがレイドを解散する!」
「はあ?」
いや、正解だ!
「20階のボスまでは、ここにいる者の技量ならすぐに着けると信じている、バラバラで進んだ方が揉め事も少ないしな、ハハハ!」
「今日の夜10時までにボス前に集合だ!遅れた者は逃げたものとしてそのまま置いていくから覚悟したまえ!」
アレクシアが、手を前に広げて演説のように言い放った。
「結局解散かよ!」
「いや、これで正解だ!パーティーならレイドと違い、SR以上のアイテムは専用ストレージに入った後で分配することができるし、他のパーティーにはどんなアイテムを手に入れたかも分からないからな」
「じゃあ、私たちはこのままパーティーで19階層へ向かいましょう」
「いいだろう」
「ハーベル、あのガルシアって奴には気を付けろよ!」
「分かってる•••」
「1階層からずっと観察していたけど、普通に歩いているだけで少し前にいる魔物が消しとんでいってた•••」
「僕も見た、正直何してるのか全く見えなかった•••」
「ハーベルの武器はナイフと銃か?」
「うん、まだ上手く使えなくて•••」
「僕が、この試験中だけでも訓練を見ようか?」
「レオン、アサシンだったんだよね」
「格闘とナイフぐらいならいいよ」
「ありがとう、ぜひお願いするよ」
ハーベルは、レオンにお辞儀をした。
素直でいい奴•••
「じゃあ、空いてる時間にでもやろう」
「うん、ありがとう」
ハーベルは本当に嬉しそうに笑った。
「まずは10時までに19階層まで行かなくちゃ!」
「そうだね、クラリッサ」
「他のみんなは行っちゃったみたいよ」
「俺たちも向かおう!」
11階層からは、森のような木々で囲まれた迷路のようになっている。
「暗くなると余計迷いそうだ、ここは素早く抜けよう!」
「分かった!」
レオンを先頭に突き進んでいった。
「ここの魔物も大したことないな!」
「レオンが、強いだけのような•••」
「この辺りで個々の実力とパーティーでの役割を決めておこう、言える範囲で出きることを教えてほしい」
「僕は、全属性持ちで得意なのは魔法攻撃で近接戦闘も心得てる」
「俺は、殴り合いなら負けるきはしない、無属性だが多少の魔法なら使えるし銃を使うこともできる」
「私は、闇、炎、水属性で基本魔法は覚えてる、あと弱体化を使える、この銃で毒の弾を打ち出せる」
「私の属性は、光、風、土です、回復魔法と防御魔法の基本は押さえています、私も銃で麻酔とマヒの弾を使えます」
「俺は、闇と炎属性で炎系の魔法が得意だ、逃げ足には自信があるぜ!」
「自慢できることか!」
「ハハハ•••」
「と言うことは、ハーベルとクラリッサが前衛で僕とタクトがその援護を、ネルは前衛に防御と回復をお願いする、簡単な回復や防御は僕も使えるからサポートする」
「さすがレオン的確な指示ね!」
「これくらい誰でもできるだろ?」
レオンはスゴいな!尊敬するよ。
「ハーベル、無属性だったのか?いまいち無属性がよく分かってないんだが•••」
「ああ、無属性って言っても属性が全く無いって訳じゃなく、全属性を高位まで使えるから、全属性の下位互換って感じかな?」
「そうか、だからこないだヴォイド•シフトも使えてたんだ!」
「そう言うこと」
レオンは、ハーベルとはなんか気が合いそうな予感があった。
「ハーベル、格闘ならナックル系の武器を使った方がいいんじゃないか?」
「そうなんだけど今は持ってないんだ•••」
「オッケー、ナックル系の武器が出たらハーベルへまわそう!」
「分かった」
「じゃあ、早速あそこの狼どもでパーティーの戦闘訓練をしよう!」
レオンが、ルーナライカンの群れを指差した。
ルーナライカンたちは、群れで行動し攻撃も連携してくる。
「ルーナライカンにはリーダーがいる群れの連携はすべてリーダーが指示を出しているから、リーダーさえ潰せば終わりだ!」
「そうなんだ」
おそらくレオンなら一人でも余裕なんだろうけど、俺たちを少しでも強くするよう指導してくれているのだろう•••
ルーナライカン4匹が一斉に俺に襲いかかってきた。
俺は、拳に岩の魔力をまとい全力で地面を殴り付けた。
岩の破片がライカンたちに激突して怯んだ。
その上からもう一匹の大型ルーナライカンが飛びかかってきた。
俺は、ライカンの顎めがけてアッパーをお見舞いした。
「キャイン、キャイ~ン!」
その攻撃の間にクラリッサは、ライカンたちに幻惑魔法をかけ、ネルは俺に防御強化と回復を、そしてレオンは俺が倒した後のライカンたちを氷で足止めしてくれていた。
俺は、銃を抜くとボスライカン目掛けて炎の弾丸を撃ち抜くと、真っ赤に燃え上がった。
「いい連携だ!ひとりを除いては•••」
タクトは、どうすればいいか分からずあっち向いたりこっち向いたりしていた。
「ハーベル拳どうなってるの?」
「ああ、岩でコーティングしてる」
「威力が半端ないな!」
とこんな感じでタクト以外は自分のできることをして19階層までやって来た。
「他の5人も来てるみたいだね」
「じゃあレイドを組もうか!」
次回 達人の域へようこそ!
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