新たな力と決意へようこそ!
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【ノクターニア】の巨大修練場で、レオンとハーベルが真剣な表情で立ち話をしていた。
広大な空間に散らばるトレーニング機器と魔法の道具が、彼らの鍛錬の日常を物語っている。
新たなリバースサーフェスについて、二人は実際にどんなことができるのか探っていた。
「ハーベル、アルファ•オメガってどんな力なんだ?」
レオンが尋ねる。
その顔には興味と期待が交じり合っていた。
ハーベルは少し息を整えてから答えた。
「ああ、アルファ•オメガは、すべての事柄の空間と時間を切り取ることのできる能力だ」
彼の表情は真剣そのものであり、その声には決意が感じられた。
レオンはその答えに興味を抱き、さらに質問を続けた。
「それは興味深いな。例えば?」
ハーベルは少し考えるようにしてから説明を始めた。
「例えば、相手が魔法で攻撃したとすると、攻撃が自分に当たるまでの時間を切り取ることによって無かったことにできる」
ハーベルは続ける。
「もしくは、攻撃が来るまでの空間を切り取ることによって無かったことにすることもできる」
「それって、同じ結果になるんじゃないか?」
レオンは興味深そうに聞いた。
「一見結果は同じように見えるが、意味は全く違うものになるね」
ハーベルは説明を続けた。
「空間を切り取る場合は、物理的にその部分が無くなってしまうのに対し、時間を切り取る場合は、本来起こったであろう未来から、別の起こらなかった未来をつかみ取ることになるんだ」
「なるほど•••」
レオンは考え込んだ。
「つまり、故意に別の世界線をつかみ取ることが可能で、しかもノーリスクで何度でも使用することができるんだ」
「完全にチート能力だな•••」
レオンは興味深そうに頷いた。
「僕のモーメント•エターニティについても聞いてくれ!」
「もちろん!」
ハーベルも楽しそうに聞いている。
「どんな能力なの?」
「ああ、刹那の時間の中を悠久の時が流れているように過ごすことのできる能力なんだ!」
「スゴいな!」
「例えば、相手の攻撃が届くまでの時間がほんの一瞬しかなくても、その時間の中なら僕自身は自由に行動することができるため、回避や反撃を自由に繰り出すことができるんだよ!」
「つまり、俺の能力のように別の世界線をつかみ取るのではなく、同一世界線上の出来事をレオンのみが自由に変更することができるってことか?」
「ああ、ただ能力を使用すると自分の時間だけが早く進むことになるため、その分早く歳を取るリスクがある」
「なるほど•••」
二人はそれぞれの能力について深く話し合い、どのようにしてお互いの技を向上させるかを模索した。
リバースサーフェスの可能性は無限大であり、彼らの探求は終わることがなかった。
修練場には日々新しい発見と挑戦が待っており、二人はそのすべてを受け入れて前進し続けて行った。
次回 大魔王帝国の陰謀へようこそ!
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頑張って続きを書いちゃいます!




