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リバースサーフェス ~この魔法の廃れた世界で 転生薬剤師さんが 魔導王(マグスロード)を目指します!~  作者: 吾妻 八雲
シーズン1 【MD試験編】 

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MD試験へようこそ!

感想やレビューもお待ちしています!


その頃レオンは、すでにマルーレ火山に着いていた。


レオンは、全属性持ちで魔法使いのエリートの家庭で育った。

MD試験は、ただの腕試し程度で参加したが、ハーベルやチャンクスに出会って久しぶりにワクワクしていた。


「ここが、マルーレ火山か暑いね!」

「試験会場の入り口までは、さすがにワープできないから歩きだね」

「ここまでこれただけでもハーベルのお陰だね」

「いや、みんなの協力があってこそだよ、へへへ」

ハーベルは照れながら頭をかいた。


3人は地図の通りに進んでいくと洞窟を見つけた。


「本当にこんな洞窟の中で試験をするのかしら?」

「この中にダンジョンへの入り口があるってことだろ!」

「そう言うことか」


ハーベルたちは、洞窟を進んでいくと大きな空間にたどり着いた。

そこにはすでに100人ほどの受験者が始まるのを待っていた。


「よお、ハーベル!」

「レオン、よかった間に合ったんだね、あそこから遠いから心配してたんだよ」


ハーベルは、相変わらず甘いな•••


「もうすぐ正午だ!」


「では、ここまでで締め切りとさせていただきます」

大きな声で進行役のお姉さんが叫んだ。


「皆様、進行を勤めさせていただきます、アノンと申します」

深々とお辞儀をした。


「チェックポイントお疲れ様でした、今年の受験者は108名です、この時点でスマホに自動インストールされたアプリにて、各受験者の番号と名前が表示されていることをご確認下さい」


「ええ、自動でインストールって•••」

「本当に入ってる•••」


「さらに、ここからの試験ではすべてスマホで管理させていただきますので、くれぐれも紛失されないようにご注意ください!」


「MD試験会場へは、この転移魔法陣をご使用下さい、この千年迷宮は全十章から成り各章が100階のダンジョンとなる1,000階のダンジョンと成っています」

アノンがスクリーンに千年迷宮の略図を示した。


「MD試験は、

第一章 迷宮名

「死へのいざない」

~ “Invitation to Death” ~

の100階層踏破となります」


「期限は、30日間としそれまでに到達できていない方はすべて失格となります、詳しい注意点などの情報はスマホをご確認下さい」


「踏破には、パーティーでの攻略も認められている階層もあります、10階層毎にあるセーフティゾーンの前にいるボスの攻略にはレイドバトルも認められている階層もあります、パーティーは最大5人まで、レイドバトルは最大10パーティー50人までとなりますのでご注意ください。さらに、一度踏破した階層へ逆戻りすることはできませんのでご注意下さい」

スクリーンに図式を示した。


「ダンジョン内は、毎日夜中の0時でリフレッシュされます、ダンジョン内のアイテムやモンスターがすべてランダムにポップしなおします」


「ちなみに、ダンジョン内で獲得したアイテムはすべてその人のものとなりますしスマホにも登録されます、ただし、アイテムの強奪はありとなりますのでくれぐれもご注意ください」


「もう一つ大変重要なポイントがあります、第一章での殺人行為は認められていません、万が一、発覚した場合は即失格となりますのでご注意ください」


「あとリタイアは自由となります、リタイヤと言うかその辺を3回タップすれば即座にこの場所へ戻って来ることができますが、5回以上でダンジョンへの復帰はできなくなり、その後のMD試験の受験資格もなくなります。さらに一度この場に戻るとまた1階層からのやり直しとなりますので重ね重ねご注意ください」

アノンは、また深々とお辞儀をした。


「最後にダンジョン攻略した順位で10位までの方に賞金が出ます、1位の方から1億ギンで2位5,000万ギン、3位は3,000万ギンとなっていきます」


「説明は以上となります、ご質問等はお受けしかねますのでご了承下さい」


「では受験番号順に魔法陣へとお進み下さい」


受験者たちは、スマホを見ながら自分の順番を待って並んでいた。


「ハーベル、よろしくな!」

「うん、レオン」


「気がついたか?」

「うん、あの42番でしょ?」


「ああ、アイツはヤバイね」

「うん、ヤバイね•••」


「あのガルシアって奴、こないだのチャンクスが子供みたいなもんだ•••」

「うん、見るからに人を殺しそうだもんね」

「ああ、それは僕もだけどね•••」


「ええ、レオンはそんなことないよ」

「いや、僕の元の職業アサシンだし」

「ええ、レオンも転生者なの?」

「ハーベルもか?」

「俺は、薬剤師だったんだ」

「へえ」


「あと30日っていう期限も長いように見えて結構キツいよね」

「確かにボスを狩られたら、リポップするのに1日待つ必要がある上に、前に待ちのパーティーがいたらいつ戦えるのかも分からないしね」


「ハーベルって頭いいんだな」

「レオンこそいろんなことを知ってるんだね」


「これって10階層のボスはレイドバトルで行かないと期限切れになるんじゃない?」

「そうだな」


「まずはパーティーだ5人ならもう一人必要だけど?」

「心当たりはあるか?」


ハーベルは、スマホで名前を確認していると、


「あ、タクトがいる」

「誰だそいつ?」

「俺たちを殺そうとした奴なんだけど一度見逃したんだ」

「そんなの入れて大丈夫か?」

「全く知らない人よりはいいかなと思って」


「まあ、ハーベルがいいなら僕はいいけど」

「ネル、クラリッサどう思う?」

「まあ、いいけど」

「私も、ハーベルがいいなら」


「よし」

「おい、タクト!」


「お前たちよくここまでこれたな」

「一緒にパーティー組まないか?」

「はあ?お前らを殺そうとした奴だぞ?」


「あんたが入りたくないんだったら別に無理に誘ってないし!」

「いや、嫌だって言ってる訳じゃないだろ•••」


「じゃあ、そう言うことで!」

「僕はレオンよろしく」

「俺はタクトだ、よろしく頼む」


ハーベルたちは、ダンジョンへ入ったらまずは落ち合ってパーティーを組むことにした。


次回 千年迷宮へようこそ!


続きの気になった方は、

ぜひともブックマークをお願いいたします。

最下部の⭐5もつけていただけると幸いです。

頑張って続きを書いちゃいます!

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