ジリ貧の世界へようこそ!
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ハーベルは次の光のエスカレーターもまっすぐ昇っていった。
ハーベルはひたすらまっすぐ昇っていくことを決めていた。
「次は拳闘士の間か?」
ハーベルがそう呟くと、ドワーフが近寄って来て手を引っ張って武具屋らしきところへつれてきた。
ハーベルが中へ入ると、別のドワーフが店舗を案内してくれた。
「ここで、武器を買っていけ!」
ドワーフが棚を指差しながら言った。
「へえ、いろんな武器があるんだね!」
そこには、拳闘士用の武器が揃っていた。
「結構高いな!」
ハーベルがそう言って、スマホで残金を確認すると、
「あれ?トークンが増えてる!」
「ああ、さっきクリアした報酬だな!」
ブリッツが教えてくれた。
ハーベル ♂ Lv.2
魔力:1500
トライアルトークン:2000
霊獣:カーバンクル(名前:ブリッツ)
魔力:500
魔法属性は、無属性
スキルは、「設定」
魔法属性
光:2 闇:1 炎:1
水:2 風:1 土:1
ジョブ属性
魔:1 剣:1 拳:1
召:1 シ:1 狩:1
武器属性
杖:1 剣:1 ナ:1
書:1 短:1 弓:1
「って、お前魔力メチャクチャ増えてるじゃん?」
「あ、本当だ!」
ブリッツは呆れ顔で首を振った。
「2000で買えるナックル系の武器は•••何があるかな•••」
ハーベルは武器を吟味していた。
「ハーベル!これなんかどうだ?」
ブリッツがあるナックルの前でそう言った。
「ええっと、【ボルトストライク】か!雷属性のナックルだね!」
ハーベルがそう言いながら両手にはめてみた。
「うん、しっくり来るな!」
ハーベルはブンブンを何度か試し振りをしてみた。
ドワーフが、
「2000トークンになります!」
「はい!」
ハーベルがそう言うと、残高が勝手に0になっていた。
「凄い!タッチ決済みたい!」
ハーベルは変なとことで感心していた。
ハーベルは【ボルトストライク】を装備すると、また別のドワーフが拳闘士の間へと案内してくれた。
「ああ、その前にブリッツ!魔力を分けとくよ!」
「ああ、助かる!」
またブリッツの宝石に触れて500分けてあげた。
扉を入ると、アイアンゴーレムが待ち構えていた。
「よっしゃ!ブリッツ!」
ハーベルがブリッツに向かってガッツポーズをした。
ハーベルはゴーレムが攻撃する前に、
「はーーーーー!」
身体の前で腕を交差させて構えた。
「雷神拳!」
ハーベルが叫びながら拳を打ち抜いた。
「••••••••」
「あれ?あああ、まだ使えなかった•••」
すると、ゴーレムが突進して来た。
ハーベルは拳でガードしたがそのまま吹っ飛ばされて、また壁に激突してボロボロにされてしまった。
「くーーー痛ええ、まだ使えねえ•••か•••」
ゴーレムがすかさず突進して来た。
ハーベルは今度は素早く交わすと、ゴーレムの腕を掴んで、
「ボルト•ストライク!」
電撃を浴びせてそのまま振りまわして投げた。
ゴーレムは痺れて動きを止めた。
「ライトニング•ショット!」
ハーベルが拳を振り抜くと、雷の拳の形をした塊がゴーレムの頭に直撃して、ドロドロに溶けてしまった。
「ハーベル!回復だ!」
ブリッツがすかさず回復をしてくれた。
「サンキュー!」
ブリッツが飛び上がって尻尾でハーベルとハイタッチした。
ハーベル ♂ Lv.3
魔力:1500
トライアルトークン:3000
霊獣:カーバンクル(名前:ブリッツ)
魔力:1000
武器:ボルトストライク
魔法属性は、無属性
スキルは、「設定」
魔法属性
光:5 闇:1 炎:1
水:2 風:4 土:1
ジョブ属性
魔:1 剣:1 拳:5
召:1 シ:1 狩:1
武器属性
杖:1 剣:1 ナ:5
書:1 短:1 弓:1
••••••••
レオンはすでに5階へ到達しようとしていた。
レオン ♂ Lv.4
魔力:2500
トライアルトークン:7000
霊獣:レイブンシャドウ(名前:ミーシア)
魔力:1500
武器:ブラッディーナイフ
魔法属性は、全属性
スキルは、
「解析」「分解」「破壊」
「精製」「合成」「構築」
魔法属性
光:2 闇:6 炎:6
水:1 風:5 土:1
ジョブ属性
魔:1 剣:1 拳:1
召:6 シ:8 狩:1
武器属性
杖:1 剣:1 ナ:1
書:1 短:7 弓:1
「ここがはじめの中ボスだ!」
ドワーフがそう言って扉を開けた。
そこには可愛くて小さな銀色に輝くスライムがいた。
「これが中ボス?」
レオンが拍子抜けしたようにそう言うと、
スライムがピョンピョンと可愛く跳ねながらレオンに近付いてきた。
そのままレオンに飛びかかると、レオンは反射的に手で払いのけた。
すると、スライムがもごもごしながら形を変えていった。
「レオンだ!」
ミーシアが叫んだ。
そこには銀色に輝くレオンにそっくりの人形のようなものが立っていた。
「そう言うことか!」
レオンがそう言ってナイフで格闘を仕掛けた。
スライムはレオンの動きを完全にトレースしたように、すべての攻撃を同じように繰り出した。
何度か身体に攻撃が当たった。
スライムは無傷だが、レオンは傷から魔力を吸収されていた。
「あいつ、ブラッディーナイフまで持ってるのか!」
レオンは傷を押さえながら言った。
「レストレーション!」
レオンは傷を回復させた。
スライムも同じように回復した。
「なるほど•••」
レオンは何かに気がついたようだ。
「ミーシア!爪攻撃だ!」
「分かった!」
ミーシアがスライムに襲いかかった。
スライムは微動だにせず攻撃を受け続けていた。
「やっぱり、トレースした相手以外の攻撃には対応できないんだ!」
「さすが、レオン!」
「でも、ミーシアがいなくて、あのまま続けていたらジリ貧だったかも知れないから、ある意味恐ろしい相手だな•••」
レオンは少し考え込んでいた。
こんな感じで二人とも順調に階を進めていった。
次回 アーティファクトの世界へようこそ!
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頑張って続きを書いちゃいます!




