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リバースサーフェス ~この魔法の廃れた世界で 転生薬剤師さんが 魔導王(マグスロード)を目指します!~  作者: 吾妻 八雲
シーズン7 【エレメンタル•スパイア編】

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ブラネス VS アレクシアの世界へようこそ!

感想やレビューもお待ちしています!

(例:「面白い!」だけなどでも結構です!)


「君は騙されているんだ!」

アレクシアが突然叫んだ。


アレクシア ♂ 【魔法剣士】

リバースサーフェス

上昇と下降(法則)

(Zenith /Nadir)

「ゼニス•ネイディア」

魔法属性は、炎、風、光属性

元の職業は、剣道師範


「あなたは、一体何を言っているんですか?」

ブラネスは少し怒っているようだった。


ブラネス ♀

リバースサーフェス

浮力と重力(現象)

(Buoyant/Gravity)

「ボイアント•グラビティ」

魔法属性は、闇、土、水属性

元の職業は、天文学者


「あなたのような偽善者が、私は一番嫌いです。よって、潰れてください!」


「グラビティ•エアストライク!」

おもむろにブラネスが詠唱すると、


アレクシア目掛けて空気の大きな塊がハンマーのように振り下ろされ、凄まじい勢いで地面を叩きつけた。


アレクシアはすんでのところで後ろに飛び退き何とか避けることができた。


「ゼニス•グロリアル•エッジ!」


アレクシアがジャンプすると、不自然に上昇していき、剣が神々しく煌めいて巨大な光の剣が現れた。


「ネイディア•フィニッシュ!」

そのまま恐ろしい勢いで下降し一気にブラネスめがけて振り下ろした。


「ボイアント•エアリアル•アイギス!」

瞬時にブラネスが詠唱を返した。


アレクシアが勢いを殺されて、空気のクッションに弾き返されるように飛ばされた。


「痛てて!」

アレクシアが尻餅をついて倒れ込んだ。


「あなたもなかなかやるようですが、私の方は一枚上手のようですね!」

ブラネスがメガネを少し上にあげてできる女を演出して見せた。


「このー!」

アレクシアは炎を剣にまとわせ、ブラネスに斬りかかった。


「とりゃ!ほりゃ!」


ブラネスの周りには見えない重力の壁のようなものがあり、攻撃は物理、魔法に関わらず全て弾かれているように見えた。


「諦めの悪い人は嫌いです。よって、潰します!」


「グラビティ•マスフィールド!」

ブラネスが詠唱すると、


真四角の領域を、超重力で押し潰して地面が一段下がったように見えた。


アレクシアが潰されて苦しそうに、

「ゼ、ゼニス•••ピナクル•ライズ!」

何とか唱えると、


アレクシアの周りだけ不自然に上昇気流が現れて、スーと上へ上がっていった。


「あなたとは、相性最悪のようですね!」

ブラネスがまたメガネを少し上げた。


「はあ、はあ、はあ•••••」

アレクシアが息を切らせている。


「少し待ちたまえ!君の名は?」

アレクシアが唐突に質問した。


「ブラネスですわ!」

なぜか素直に答えた。


「あなたのような、お美しい方がなぜこのようなことを?」

アレクシアは王子さまのような振る舞いで尋ねた。


「あら、お美しいなんて、なんて不潔なのかしら!」

ブラネスも満更ではないようだった。


よし、こっちか!


「ブラネス嬢、あなたは魔法も知性も美貌もお持ちだ、このようなことはやめて、こちらへ来ていただくことはできないだろうか?」

アレクシアは王子様の芝居をするようにブラネスに語りかけた。


「あら、あなた紳士なのね!」

ブラネスが少し頬を赤くしてメガネを動かしている。


「あなたが私の従者になると言うのであれば、考えなくてもないでよ?」

ブラネスが高飛車に言った。


くっそー、こっちは王子様の設定なのに、従者かよ•••


「分かりました。あなたの従者となり【ノクターニア】で一緒に暮らしましょう!」

アレクシアは渋々従者で折れた。


アレクシアが近付いてブラネスの手を取ろうとした瞬間、


「ああ、アレクシア!邪魔だ!」

どこからともなく大きな声が聞こえて誰かがぶつかってきた。


「うわ!なにするんだ!」

「いや、それはこっちのセリフだよ!」

クラリッサが怒りながら砂ぼこりを払っている。


クラリッサ ♀ 【風水師】

リバースサーフェス

幸運と悪運(法則)

(Luckshard / Misfortus)

「ラックシャード•ミスフォータス」

魔法属性は、闇、炎、水属性

元の職業は、占い師


「あなたの相手は私よ!」

そこへアルカが飛び込んできた。


アルカ ♀

リバースサーフェス

愛情と憎悪(感情)

(Lovient / Contempt)

「ラヴィエント•コンテンプト」

魔法属性は、光、闇、水属性

元の職業は、女子高生


「あんたもしつこいわね!」

クラリッサが【EclipseRay-KC99】を構えた。


ブラネスは突っ込んできたクラリッサのせいでホコリまみれになって、突っ立っていた。


「あーなーた!いい加減にしなさい!」

ブラネスが低い声からゆっくりと大声で叫んだ!


「えっ?」

さすがのクラリッサも一度動きを止めた。


アレクシアとアルカも動きが止まっていた。


「グラビティ•マスフィールド!」

ブラネスが詠唱すると、


その場の全員が地面に押し潰された。


「なにすんだ!」

クラリッサが苦しそうに叫んだ。


「ブラネス!私もいるのよ!」

アルカも苦しそうに倒れている。


「アレクシア!どうにかしなさいよ!」

クラリッサが叫んだ。


「いいところまで行ってたのに、お前が突っ込んできたからだろ!」

アレクシアがクラリッサにツッコんだ。


「どうでもいいから、どうにかして!」

アルカが苦しそうに言うと、


「しようがないな!」

アレクシアが力を振り絞って、


「ゼニス•エア•••リアル•リフト!」

なんとか詠唱すると、


領域全体が急に軽くなったかのように浮き上がった。


「アレクシア!でかした!」

クラリッサが、【EclipseRay-KC99】を構えて、

「ラックシャード•フォーチュン•エンブレイス!」


パキューン、パキューン!

虹色の弾丸を2発撃ち放った。

「運命は私に味方する!」


「ハハハ!どこを狙っているのかしら?」

ブラネスが鼻で笑うと、


弾丸は明後日の方向から急に向きを変えて、ブラネスとアルカに命中した。


「ええ!」

ブラネスは驚いて思わず叫んだ。


「なんで、私まで•••」

アルカが胸を押さえた。


すると、二人の背後から神々しい光の天使が舞い降りて抱き締めると、幸せそうな顔のまま地面に倒れ込んだ。


「クラリッサ、殺したのか?」

アレクシアが心配そうに聞くと、


「そんなわけないでしょ!改心させただけよ!」

クラリッサは、クルクルっとかっこよく銃をしまった。


クラリッサの勝利!アレクシアはオマケ!


ブラネスとアルカ リタイア!改心させられる!





次回 ソラン VS ガルシアの世界へようこそ!


続きの気になった方は、

ぜひともブックマークをお願いいたします。

最下部の⭐5もつけていただけると幸いです。

頑張って続きを書いちゃいます!

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