フウマ VS カスラの世界へようこそ!
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「お前、忍者か?」
カスラが思わず尋ねた。
カスラ ♂ 【シーフ】
昼間と夜間(自然)
リバースサーフェス
(Horizon/ Nocturne)
「ホライゾン•ノクターン」
魔法属性は、闇、炎、風、水、土属性
元の職業は、ボディーガード
「そうでござるよ!」
フウマは答えてやった。
フウマ ♂
リバースサーフェス
暁と黄昏(自然)
(Daybreak /Twilightus)
「デイブレイク•トワイライタス」
魔法属性は、光、闇、風属性
元の職業は、忍者
「デイブレイク•トワイライタス!」
フウマが静かに能力を解放した。
「ホライゾン•ノクターン!」
カスラも合わせて静かに解放した。
「能力も似てるでござるな!」
「ああ、そうだな!」
「その足は、【白虎】のときか?」
「ああ、己の未熟さが招いた結果だ、甘んじて受け入れる!」
「なるほど、気に入った!」
「気に入った?」
カスラは話し始めた。
「俺は、忍者に憧れていた。そして、忍術に見立てて魔法を工夫して使用している」
「ほお、興味深い!」
「今は、シーフだが本当は忍者になりたかった」
「なぜ、忍者にならない?」
「未だに、忍術と呼べる魔法が使えないからな•••」
「そうでほざるか•••」
「なぜ、今、そのような話を?」
フウマが興味深そうに聞いた。
「おそらく、あなたを尊敬しているからだろう!」
「敵を尊敬?」
フウマは含み笑いをした。
「名前は?」
「カスラだ、あなたは?」
「フウマでござるよ!」
「なぜ、敵同士で対峙してしまったのだろう?」
「ああ、そうでござるな!」
「殺るか?」
「行くでござる!」
「ナイトフォール•シュラウド•ノクターン!」
カスラが唱えると、一瞬ですべてが闇夜に包まれた。
「クレイ•ゴーレム•ノクターン!」
土の傀儡が現れた。
「ほお、傀儡使いか!」
フウマが感心していると、
ゴーレムがフウマに襲いかかった。
フウマは器用に片足で跳び跳ねて、素早く交わしていく。
「素早い!」
カスラは驚きを隠せなかった。
フウマが避けながら、素早く印を結ぶと、
「雷鳴烈破!」
一撃ゴーレムに稲妻が落ちると木っ端微塵に砕け散った。
「うーん!」
カスラも続けて、
「ダークフレイム•レイブン•ノクターン!」
無数の黒い炎をまとった烏がフウマに襲いかかる。
「霧夜迷幻!」
フウマが素早く印を結ぶ。
フウマの姿が暗闇に紛れて見えなくなり、烏たちは目標を見失い、地面へすべて激突して消えた。
「うーん•••」
「ヴェノマス•シュラウド•ノクターン!」
続け様に詠唱する。
紫色の薄い布がフウマの上に覆い被さってきた。
「虚無放逐!」
フウマが真上に印を結ぶと、
布の中央から異空間へ吸い込まれてしまった。
「素晴らしい!」
カスラは思わず拍手をしてしまった。
「お主、ヤル気はあるのか?」
「いいえ、フウマ殿、弟子にしてください!」
「カスラ殿、敵でござるよ?」
「百も承知!」
「では、カスラ殿は、こちらに寝返るのか?」
「いいえ、その逆です」
「逆?」
「フウマ殿がこちらへ寝返るのです」
「はあ?何を言ってるでござるか?」
「考えてもみてください、そんな素晴らしい忍術を使えるのに、人のために使わないのはもったいないとは思いませんか?」
「はあ•••」
「どうですか?こちらで私に忍術を御教授願えませんか?」
「悪いが、マリフィス殿への忠誠は揺るぎはせんよ!」
「そうですか•••残念至極!」
「では、最後の技です。これを止められたら俺は降参します!もし、止められなければ師匠になっていただきます!」
「いや、そんな約束はできない!」
「では、行きます!」
カスラはそう言って、
「エレメンタル•フューリー•ノクターン!」
カスラの周りに炎、水、風、土の竜巻が立ち上ると、すべてがうねり4匹の竜のように絡み合って、フウマに激突して行った。
「4属性攻撃か、お見事!」
フウマは観念して、微動だにせず眼を瞑った。
絡み合った竜はすんでのところで向きを変えて地面に激突して消えた。
「なぜでござる?」
フウマはカスラに尋ねた。
「師匠になってもらいますよ!」
「ああ、降参でござるよ•••」
カスラの勝利!
フウマ リタイア!師匠になる!
次回 ブラネス VS アレクシアの世界へようこそ!
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