第3話 レベルが上がったよ
【レベルが上がりました】
機械的な女性の声が頭の中で聞こえてきた。
「レベルもう上がるなんて凄いなー良かった。」
「ステータスオープン」
拓也は先程の戦闘で成長した自分のステータスを眺めている。
レベル2になり新しいスキル【伸縮操作】がある。
このスキルのおかげでバットが伸びたのかな?
試しに伸びろと念じるとバットは伸びて鉄パイプの様になった。
縮めと念じたら短く持ち運びがしやすくなった。
「この方が便利かもしれないな!」
それにしてもこのバットは本当に神器で色々出来るのかも知れないな。
町に着いたら色々調べてみようかな!
ゴブリンのいた場所を見ると死体の近くに光る紫色の小さな石が落ちていた。
これが魔石なのかな?
「念の為持っていってみようかな?」
「金に換金できるかも知れないし!」
またエイルの手書き地図を見ながら町にむけて拓也は歩き始めた。
運良く魔物に遭遇しないで歩いている。
「それにしても腹減ったな〜」
森を避けて歩いているから草しか無いから食べる物がない。
「エイルのやつなんか食べ物くらい入れておいてくれれば良いのに気が利かないな〜」
「誰か!助けてーーー!」
女の人の声が森の中から聞こえた。
俺はクソっついてないなって思いながらその声の方に走って向かった!