はじめに
今春の鉄道旅行を綴った「鉄たび紀行1」が個人的に割と上手く書けたので、調子に乗ってシリーズ2作目を書いてみようと思う。
夏は予定が合わず、大した旅行には行けなかった。JR東日本の「休日お出かけパス」を使って東京モノレールや鶴見線に乗ったりはしたが、それを執るには至らなかった。もう少し遠出をしたいと思ってウズウズしていたところ、冬に何日か予定が空いたのが幸いで、例によって鉄道旅行である。誰が決めたわけでもないのだが、旅行となれば鉄道旅行となるのが もはやお決まりになっている。
今回の行き先は山陰地方である。
ことに山陰2県は足を踏み入れたことすらない、完全な“空白地帯”なのだ。今回は山陰線の乗車を基本コンセプト(?)に、計画を立てようと思う。
私はみどりの窓口で発売日の朝に3時間も並んで、東京発12月27日の特急「サンライズ出雲」のノビノビ座席を押さえた。年末の一番混みそうな日であり、取れたのは大変幸運だが、それでも3時間並んでやっと取れるような代物である。3時間も並ぶとは私も相当な物好きだと思うが、発売日が日曜日だからこそ出来ることだ。
サンライズを押さえて「往路」さえ確保してしまえば、あとは一気に気が楽になる。行程は1泊2日プラス車中泊なので、海外旅行っぽく言うと「1泊3日」ということになるが、それはともかく、到着後の2日分の予定を考えればよい。
出雲市に到着後はお得意の青春18きっぷを使う予定なので、取りあえずは大阪方面へ進んで途中(京都・大阪あたり)で一泊、あとは丸一日かけて普通電車を乗り継ぎ、東京を目指せば良い。山陰2県での滞在は初日の移動だけということになるが、まぁ仕方ないだろう。
と、言うのは簡単だが、山陰線は乗るのが難しい路線ではある。京都から幡生(山口県)までの総延長は673.8km(JTB時刻表より)で、在来線では日本最長路線である(在来線に限らなければ、東北新幹線が713.7kmで日本一)。それだけ聞くと、かなり壮大なものを感じるが、実際はローカル線が連なったような路線であり、取り扱い上は「幹線」だが、「地方交通線」並みの雰囲気を醸し出しているとのことである。どんな旅になるか楽しみである。
ともあれ、出発までは1ヶ月くらいあるので、計画はゆっくり決められるだろう。私はいろいろな案を考えながら1ヶ月を過ごすことにした。




