チープなスタンプ
LINEのスタンプに迷っている
買い集めるには足りない何か
結局どの顔も当たり前すぎて
わたしの我が儘に物足りない
真っ直ぐになれない樫の木は
頑なに冬の雪にも青いままに
拍手を知らず媚びを知らずを
どうしようもなく持て余して
見上げる曇天の隙間はふたつ
大電流のコンセントの穴と穴
雷サージじゃ物足りないから
ダイレクトに飛びこんでいく
全てが流れて見える紅蓮の眼
逆立ち燃えるわたしの全てに
繋がる世界たちは生き生きと
巨大な抵抗にますます輝いて
青白く光る感電は伝播の波に
スマホの画面をFLASH!させて
言葉の先の言葉の辿り着く場
無骨なTEXTに脳天貫く鋭さを
お読み頂いてありがとうございます。