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第一話 始まり始まり

黄昏たそがれるのは良いよ?

そりゃーだって……何も考えないでボーッとするのはなんだか心落ち着くしな。

最近はいつもいつも黄昏てますからなァ〜。

でも最近は少なくなってきた方だと俺自信そう思うぞ?


「よッ!なァ〜に朝っぱらから黄昏モードなんだよ。」

彼の名前は藤崎ふじさき 竜城たつき

クラスのムードメーカー(自称。タツキ曰くこれからそうなるらしい)で一年中馬鹿騒ぎしてるやつ。んでもって能天気。

「ほっとけ。」

そんで俺の名前は城ヶじょうがさき こおり

至って普通の一般人でありたい高校1年生。趣味は黄昏ること。

ついでに加害者の能天気馬鹿による被害者でもある。

「お前……、なんでそんなに嫌な眼で見る…。」

「俺の眼がそうしたいからだ。」

俺はサラッとタツキの言葉を返す。


季節は4月。

俺と能天気馬鹿は、晴れて今し方高校生になった。

案の定、能天気馬鹿はすでに風紀委員に目をつけられている。

そして何故かオマケで俺の名前まで挙がっている…。

付いていけないよ…まったく…。


さっきまで雑談していたクラスから移動。

体育館で入学式をするそうだ。

俺たちは廊下に並ばされて会場に向かう。


それから20分。


長い長い、永遠に続くかと思われた老いぼれ校長のありがたァ〜いお言葉を聞き終え、やっと入学式から解放される訳なのだが……ハァ…。

決して予想したくないことが能天気馬鹿によって引き起こされた。


兎に角、説明すると長くなってしまうので難しいことは言わずにあえて簡単に纏めます…。


あのバッッッカ野郎がとうとう風紀委員に喧嘩を売ったのだ。

案の定風紀委員は売られた喧嘩を買い、戦争勃発です…。

「おい!氷!」

「郡だ。何度言わせれば…。」

「そんなことはどうでも良い!」

人の名前をどうでも良い扱いする能天気馬鹿。

「手を貸……」

「断る。」

全て言い終わる前に返す。

そう。

俺は連邦軍でもジオン軍でもないのだ。あえて言うならば一般市民?

「ならば何故一般市民だったア○ロはガン○ムに乗った!」

そうきたか…。それだったらカ○さんも…ハ○トもそうだけどな。

「お前一人で十分だろ?風紀委員如き。」

ついでに言うのが遅かったが……、今私共はご察しの通り風紀委員との持久走中で御座います。

俺たちは幼稚園の時からいつも一緒で、遊ぶ時はいつも悪いことをしていた。

ま、俺はある程度落ち着きましたがね…。

こいつは止まらん訳ですよ…ハイ…。


そんなこんなで逃げているといつの間にか後ろからは風紀委員の人たちは追いかけてこなくなっていた。

「あァ……また俺の株価が急降下……。」

そう落ち込んでいる俺の元にタツキがジュースを持ってきた。

「気にするな!人生ポジティブシンキングッ!」

あァ…。久しぶりに俺の狩猟本能が…。なんてのは冗談で。

「いつもいつも俺を巻き込みやがって…。お前もそろそろ止め………」

「次は何してやろうか…。そうだ!校長室に忍び込んでカツラを見付けよう!」

またこいつは人の話を聞かないで……。


そんなこんなでドタバタスク〜ルライフの始まり始まりィ〜……トホホ……。

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