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月影セキュリティ  作者: satomi


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第1話 月影セキュリティ

よろしくお願いします!


 他民族の時代を越え、今は他種族が共存する時代。 その急激な変化により治安は悪化し、街には大小さまざまな危険が生まれた。 そんな混乱の中で、警備・護衛・特殊対応を請け負うのが── 月影セキュリティである。


20××年。多種族が当たり前のように生活するようになり、生活様式が変わったのにも加え犯罪も多様化している。

 そんな中で我が‘月影セキュリティ’は警備会社として業界トップの成績を修めている。なぜなら……。



「あ~、そこらへん片付けてよ~。誰よ?散らかしたの?」

 そう言うのは、この‘月影セキュリティ’の社長である。最上朔夜(もがみさくや)(?才)。独身美女。多種族の社員をまとめるだけのことはあって、社内最強を誇ります。使う武器は鉄扇。『鞭を持ったら女王様が完成するな…』と社内では誰もが思っています。怖くて口に出さないけど。純血のヒトです。


「所長が散らかしたんですよ!それよりも、今月の給料を支払ってくださいよ。俺の体が持たないですよ」

 と、言うのはヴァンパイアのリヒト=ヴァンさん(21才)。長年かかって太陽の光を克服したようです。ニンニクは未だに苦手のようです…。リヒトさんの給料は‘社長の血’。魔力が含まれていて非常に良いらしい。

 社長は採血を自ら行い、リヒトさんに渡している。吸わせているわけではない。曰く、「私に吸いつこうなんて早いのよ!一昨日きやがれってやつよ」だそうです。


「ああ、なんて罪深いんでしょう?私が祓ってしまいたい!」と、言うのは堕神父の桧山正一(ひやましょういち)さん(32才)。日本人です。100%ヒトです。彼の武器は聖書。相手に合わせて聖書の一節を聞かせると、攻撃になるらしいです。私にはわかりません。給料はもちろん現金です。


「なんだよ、物騒だな?」

「貴方も祓ってしまいましょうか?」

「ごめんだね」と言うのは、魔王のネロ=エンドラさん(4千才くらい?)。年齢については精霊王のアウラさんといっつも口喧嘩をしています。どっちが年上か…。彼の武器が鞭です。彼には給料として社長の魔力を分け与えているそうです。『社長の魔力は最高だ』と喜んで受け取っています。


「やだやだ物騒で昼寝もできないじゃない」と苦情を言うのは、さっき話に出てきた精霊王のアウラ=リードさん(4千才くらい?)で、彼女も給料として社長の魔力をいただいています。社長の魔力は魔王も精霊王も魅了するのか?と思うのですが、ここをまとめるような方ですから、あんまり気にしないことにしました。彼女の武器は魔法です。ロマンがあっていいですよね~。


 昼寝と言えば、狼王の大神芯矢(おおかみしんや)さん(17才)もしてました。耳がいいと思いますが慣れでしょうか?気にせずに寝ているようです。武器は爪とキバ。大神君の給料は衣食住の主に食らしい……。


 最後に語りをしてます私は巫女で志和聖(しわひじり)と申します。17才の女子高生です。そういえば、大神君も同じ高校に通っています。私の武器は札です。手書きなので作成に時間がかかるのが面倒です。正直に皆さんが羨ましいです。JKのバイト感覚でこの会社の戸を叩いたのですが、まさかの会社でした。


 この7人で最強の‘月影セキュリティ’を形作ってます!

 あ、社長が怒りそう。「私が作ってるのよ!」って。社長を6人で支えてます……。




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