心にポッカリと穴が空くと言う事
マイから自宅に電話が掛かってきた。
自分が出ると、まだ泣きじゃくってる。
自分ではどうして良いのか分からず
自分の姉に全部話してあったので
姉がマイとの電話を変わってくれた。
マイは泣きじゃくってるだけで
姉が何を言おうが
「私が悪いの」とずっと言っている
だけだったそうだ。
10分位、姉と話していたがどうにもならないよ
うで姉は「ダメだコレは!」と呆れていた。
電話を再び自分に変わり無言のマイ。
話は続かず、進展せずに電話を切った。
あんなに好きだったマイの事をなんとも
思えない気持ちが襲う。
次の日 Wワークのバイトに行くと
マイは居た。終始ツンとして自分の事は
完全に無視していた。
ミヤビもいたが、自分とマイの異様な空気
を読んでか自分に近づいて来なかった。
あるいはミヤビはマイに何か言われたのかも
しれないが、
ソレを自分には聞く勇気が
なかった。
マイとは会話すら一切無くなり、マイは
何日かして、バイトを辞めていった。
自分は、マイに心は完全に残っていたが
マイとは完全に終わったんだな‥と
思い、1人の時に泣けてしまった。
コレが心にポッカリと穴が空くと
言うんだなと。
ミヤビとは、マイとの失恋を晴らすような
付き合いになり、体を求める関係が
続いてしまった。
ミヤビは若いし、胸はデカいし
いい体をしていた。
ミヤビとの付き合いもそんな関係で
飽きられてしまったのか、ミヤビも
バイト先を辞めた。
ミヤビとの付き合いも
わずか3ヶ月位で終わりを迎えた。
ミヤビとの付き合いの終わりは悔いが
無かった。
ミヤビの事は好きだったが、
体を求めるばっかりで申し訳ない事を
してしまったように思う。
ミヤビと別れて
自分はまだマイに心が残って未練があったので
名目上は心残りがないようにだったが、ぶつかってみないことには分からないと
思って
知人にマイに連絡を取ってもらって
ミヤビと別れた。マイに再度告白したいと
申してセッティングしてもらった。
しぶしぶ来たようなマイ。
「まだマイの事が好きで心がどうしようもない」「好きで好きでどうしようもない」と
告白した。
マイは即決で「ゴメンなさいね。」と
ぶっきらぼうに返事した。
まぁ〜ダメだろう、フラれる、断られるなとは思っていたが、こうもアッサリと断られるとは。
マイはここまで人の心を掴んで好きにさせておいて
どうしたかったんだろう。