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やり直し

とりあえずは向こう帰るのはこっちで好き放題してからだな。鬱憤を晴らしたい。時間とかもお願いすりゃ大丈夫だろ。


「おっ、ナホ。まずはイアンの町へ行くぞ!」


「最初の言葉わざと言ってるでしょ!お願いね。はいはい。さっさと一万種類言ってね」


この国は支配階級だ。アナログ時計の数字のように12個の大きな孤島があり、隣の島には橋のような陸続きで繋がっている。12の街から1の町には繋がっていない。王都は真ん中で12の街からしか行けない。1のイアンが1番格下で数字の大きさがそのままランクとなる。勿論最上位は王都の真ん中だ。


「一瞬で着いたな。流石だ」


「で、来たけどどうするの?復讐?まずはあの王女の身体好き放題する?私の足元に及ばないけど、見てくれは悪くないじゃん」


コイツは馬鹿か?それが目的なら城から離れるわけ無いだろ。

まずは美味い飯と睡眠だ。身体の不調は治ってるけど心は満足していない。


こっちに来て美味しいと感じたのはトゥルエの街で俺に同情して渡してくれた林檎くらいだな。

あの男の人はイアンに落とされたって聞いたけど会えたらお礼をしたい。

もし俺のせいで死んでたらどうしよう。そう思うと願いでその人の居場所を知るのが怖いな。


「はいはい。そうやって願いをどんどん消費しちゃってね」


「終わったらしっかり俺に奉仕しろよ?」


「わかったわよ!」


そうして数日が過ぎた。


「ステータスオープン」


名前:ケン=スズキ

種族:日本人(赤髪で赤目)

職業:勇者

年齢:16(3年目)

LV:1

HP:200,000,000

MP:200,000,000


STR:100,000,000

VIT:100,000,000

INT:100,000,000

RES:100,000,000

DEX:100,000,000

AGI:100,000,000


スキル:アイテム生成(LVEX)全属性魔法(LVEX)魅了(LV10)テイミング(LV10)無詠唱(LV10)同時発動(LV10)鑑定(LVEX)隠蔽(LVEX)

ユニークスキル:欲望開放(己に素直になることで他の能力を強くする。意識しないと心の声が思わず口にすることもあるが、その分強くなる比率が上がる)

勇者召喚特典(不老、成長スピード倍etc.etc)


よし!とりあえず大丈夫だろう。願いでも憎き勇者特典が消せなかったのは誤算だがデメリットはない。気分の問題だ、更に他のユニークスキルで強さを補強しといた。デメリットにより強さを得るのってカッコよくて好きなんだよ。

確か魔王のステータスはHP300万、MP50万、他が高くても5万より少し下程度だ。我に敵無し!


「はあ。やっと終わったわ。これで百以上って、なんで27種なのよ!アンタが私におねだりした数だけでもその倍はいかなきゃおかしい!」


はあ、やれやれ。そこから説明しないと駄目か。


「なあ、俺食事と睡眠の後なんて言った?」


「確か、しっかり俺に奉仕しろよ。だったわよね。ってまさか!」


「その通り。手でしようが足でしようが、ロリになったりコスプレしても、体力回復だって俺が満足するまでの1種類でカウントされてる。お情で他に色々とお願いしたんだから感謝しとけ」


「このぉ!悪魔ぁ!」


「ほら!さっさとイアンの町で遊ぶぞ。格下の町とはいえ、寂れてる訳じゃないし」





「冒険者ギルドへようこそ!」


「登録をお願いします」


「わかりました。1人銅貨5枚になります。こちらに必要事項をご記入と、魔力登録したあとに冒険者カードが発行されます。ご本人しか使用できませんがなくさないでくださいね」


確か銅貨は100円位だったかな。お金は少しだけあるがほとんど使うことなかった。

登録で5百円か、安いな。


「わかりました。ありがとうございます。あと、このナホとパーティーを組みたいです。報酬やランクポイントは半々で」


俺の全財産の1/3がなくなった。けどすぐに稼いでやる。

常備依頼は、と。おっ、あったあった。


「おっ、ナホ!この常備依頼を夕方5時までにやれるだけやってきてくれ。お願いな。あと、能力は目立つと困るし、HPとMP以外は300までな」


「ハァ?なんで一般人の3倍程度でってお願いならわかったわよ。」


「俺はやることあるから別行動な」




「おっ。ナホ!お疲れ。どうだった?」


「全くもう。何が目的なのよ」


「さてね」


まずはナホの薬草採取とゴブリン討伐、スモールウルフ討伐だ。

おっ。驚いてる驚いてる。Hランク冒険者が初日で出来る仕事じゃないよな。だってそいつ悪魔だもん。次は俺の番か。ムシャクシャしてるので発散させよう。


「すいません。ココじゃちょっと出せなくて」


「そうなの?でも貴方初日でしょ?そんな大物なんて……」


鑑定で年齢を確認すると、20歳には見えない低身長で童顔だけど、

出るところは出てるメリハリした身体の女性受付嬢に、レッドドラゴンの尻尾の先を見せる。アイテムボックスは便利だ。

腰を抜かしてる。あーあ。ロリ巨乳美人がお漏らしなんて

…………興奮する。


大きな声でギルドマスターと叫ぶ受付嬢。いい感じに注目が集まってきた。


どうやらネットで見た通りの展開になり、俺はCランクまで特例で上がった。なんと最速らしい。が、まだ物足りない。


仕方ないので魅了スキルで名前も知らない受付嬢をお持ち帰りして今日のイライラをぶつけるか。

実はこの拙い文で2作品目です。

話が気になった方はブックマークやレビュー、感想等を貰えると励みになります。

誤字脱字多いので指摘して貰えると助かります。

処女作、常識チートは非常識も良ければ閲覧お願いします。

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