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オーディさん縛られてた

皆でオーディを捜索したら、自宅のタンスに縛られていたのを発見し、魔族は倒したけどスタンピートはなくなったわけではないとランウィは皆に事実を突きつける。


「よし!俺がまず突っ込んで時間を稼ぐから俺が死ぬ前にラーさんはどうにかしてくれ」


話が出来ない人が2人もいるので、もう一度縛っておくことにした皆。


「とりあえず勇者ケンのアイテム」


「いや、俺はただのCランク冒険者ケンだ。」


「ケンのアイテムで防壁は出来てるから迎え撃ちましょう。今度はケン1人で戦わせるなんてことしませんよ!」


ランウィさんの言葉が嬉しい。ロハスさんが言ってたのはこのことだったのか。


「ありがとう。私もその言葉が聞けて嬉しいわ。まだモンスター来るまで時間あるでしょ?それまでちょっとケンを休ませたいの。いいかしら?」


「そうですね。しっかり休んで戦いましょう!決して昔みたく1人で戦いに行かないでくださいよ?」


「ふふふ♪今は2人だから大丈夫よ」


ナホにダッシュで連れられて自宅まで戻ってきてそのまま椅子に座る。


「ずっと走ってるから息切れしてるぞ」


「そうね。ちょっとダルいかも。熱っぽいし」


よしかかるナホ。奴隷達を呼び、スタンピートに対抗するためアリサとアンジェにも協力してもらう。


「ご主人様。そもそも魔族ってなんですか?」


そういえば俺も詳しくは知らないな。人類の敵としか聞いてない。魔族がいる大陸には行ってるがその他のことは知らないな、魔王が誕生したら魔族はいきなりその大陸に現れるらしい。どこから来てるのかさえ知らない。


「私が教えてあげるわ。悪魔でお伽話よ」


ナホが語る内容は本当に初めて聞くものばかりだった。


昔、神がこの星の人間を改良しようと種馬にしようとした動物が魔族で、でも思い通りにいかないどころか神や天使に歯向かったと。


自分でも手に負えず、消滅させるのにも大変だから産まれた大陸の一部を切り離し魔界を作って封じ込めたのが始まりらしい。


そうして力を付けてこの星を征服したあとに神ともう一度喧嘩をしようと企んでいる。魔王はその時の魔族の代表。


さすが悪魔だ。詳しいな。つまり神が作った生き物だから魔族を殺すのをお願いするなってことか。

いや、魔族に限定してなかったな。まぁ、お願いするなと言われたし考えても意味ないか。


「それは私の知ってる話と違いますねぇ。私のいた教会では……」


次はアンジェが話した。教会にいて何故奴隷堕ち?

神の失敗じゃなく大悪魔の横槍のせいだとか。人間を敵視してるのも人間の恐怖と絶望を餌にする悪魔によるもの。


ちょっとナホとアンジェが喧嘩しそうだったけど、ナホの具合が良くないみたいなので横にさせる。

なんだよ。勇者特典で健康は強化されてるはずだろ?

看病されて嬉しそうな顔すんなし。さっさと寝て元気になれよ。回復魔法をかけエリクミンCルを飲ませて寝かすか。


10日分の仕事をフラセとシアンに振って冒険者ギルドに向かう。

ナホは寝かしとこう。元気にならないと俺もつまらないしな。

(もし、これから一度でも新しい願いを使ったら私じゃない悪魔が来るって言ったらどうする?)


ナホを横にしたあとに言われた質問だ。何を分けのわからない質問をと思うケン。

まだ願いは9千以上残ってるんだぞ。比べれるか、即答出来る質問だ。


「もう願うもんか」


「ご主人様。どうかしましたか?」


「いや、油断しないでスタンピートを迎え撃たないとなって」


ランウィさんの説明を聞いたらアンジェは櫓の上で狙撃部隊に加わるそうだ。俺とアリサは扉が開けられた時の対処部隊。


あと半日でモンスターが来る。何時でも戦えるように各配置について身体を休めてる。


ギルドマスターのオーディさんと、魔族を倒した5人パーティーの話を聞かない人、リントンさん2人だけが町の外に出ようとして止められてた。


ケンだけは気持ちも心も休まってない。苛々してるのをアリサに心配され、平静を保とうとする。

そんなケンにアリサ以外の声がかかった。


「私を置いてくの酷くない?待っててくれたっていいでしょ?」


「身体大丈夫なのか?」


当たり前でしょ。その言葉に安堵のため息をつくケン。


「私いなくて寂しかったでしょ?」

「まあな、

いや、まあ、なんということでしょう。あんなに元気なかったナホが元気になったのです。そう言いたかったんだ」


「全く。ケンは素直じゃないわね」


ボソッと、おばさんの方が素直じゃない癖にとアリサが呟いたのは誰にも聞こえなかった。


いざスタンピートが始まるとやることはあまりなかった。障壁に阻まれ扉に近づくことも出来ずに弓矢部隊や魔法部隊の攻撃で数を減らしてる。


数時間後、十数万のモンスターも今や残ってるのは僅かだ。2万程度の傷つきバラついたモンスターなど体力温存した冒険者の敵ではない。


扉を開け掃討線が始まった。1番先に駆けてったのはギルドマスターだ。本当に皆の憧れなのか?そして俺はというと。


「本当は辛いんだろ?なんで休んでなかった?」


「だって、あんまり休んでたら心配して回復のお願いするでしょ?モテる女って辛いわ」


「わかったから。もうお願いしない。だからな?」


お姫様抱っこしてと甘えるナホをその通りになり自宅へ。アリサにランウィさんへの伝言を頼んでアンジェと帰って来るように言っておく。

この調子なら俺の出番はないだろう。

実はこの拙い文で2作品目です。

話が気になった方はブックマークやレビュー、感想等を貰えると励みになります。

誤字脱字多いので指摘して貰えると助かります。

処女作、常識チートは非常識も良ければ閲覧お願いします。

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