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悪役令嬢、転生先のそこそこ快適な地中海沿岸のそばで絶望を叫ぶ!

作者:水野砂胡
某少年誌のイベントのために電車を乗り継いでいた地方民の私は
「子猫ちゃん~次は子猫ちゃん~」という不穏なアナウンスに
怯え、駅を降りる。そこには王子の衣装を着た駅員が立っていた。

意識を取り戻すと私は貴族令嬢の娘に憑りついた守護霊として
暮らし始める。
なんの不自由もなかった矢先、
彼女は盗賊に襲われ、山中に逃げる。
すり減る体力と精神の中、私は「子猫ちゃん~」という声に
助けを求め、悪役令嬢としての道を歩むことになる。
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