〜死後の世界Ⅱ〜
そして正面を向くと一人小さな少女が椅子に座っていたがあまりにも突然なので呆然としていると
「嘘だと思っているねまぁしょうがないよね何せ君は18歳だ.まだまだ色々とあったと思うけども…」
「ちょっと待ってくれ。えっと…まずここはどこだ?」
「ここはうーん…その前にまず君は今死んだという自覚はあるか?」
「まぁなんとなく」
こんなわけのわからない空間にいるってことはそういうことなんだろうな
死んだって事実を案外あっさり受け入れられた自分自身にビックリだけど
「よろしい。まず死んだ者は普通ならば閻魔京に送られ閻魔様にこれまでの所業を見極めてもらいそして来世に生きるか、天国に行くか地獄に行くかが決まるわけだが…まぁ知ってますよね」
「まぁ世俗的にそんな認知ですね」
ちなみに俺は無宗教主義なのであんまり興味なかったけど
「それでここからが重要でね。そうでない者もいるの」
そう言いながらメガネをかけ始めでかい巻物を椅子の下から取り出して読み始めた
「えぇっと英雄、聖母、大罪人、超能力者、蘇生者がそれに当たるのだけども…なにか心当たりは?」
「俺はどれも心当たりないのですが…」
確かに捨て猫拾ってミルクあげたりしたことはあるがこれと言っていいことも悪いこともしたことは無い普通の人だと俺は思っている
「それが残念なことに該当しているみたいなのよね」
というとメガネを外し疲れた様子で椅子から立ち上がり何やら唱え始めた
お読み頂きありがとうございます
次回はとうとう異世界に行く?
引き続きお読み頂けたら幸いです