〜死後の世界Ⅰ〜
人は死んでは何も語ることができない…そうただの屍である
死後の世界というのは変なもので三途の川もなければ地獄や天国もなく
そこにあるのはただの暗闇そんな中に一点の虹色に光る物が見えるそんな気がした
その光を求めてひたすらに走ったこの怖く恐ろしい空間から出たいために
だが走っても走ってもそこには追いつけず
それどころかどんどんと遠のいて行きそれに従ってどんどんと体の感覚も無くなってきた
今は走ってるのかというのもわからない感覚になり怖くなりこう口走った
「誰か助けてくれ!」
だがそんな風に声を上げたつもりだがその音さえも何も聞こえなくなって
いつの間にか光は闇に消えてしばらくしたらまた光ったがそれも消えてその繰り返しをただただ見ていた
すると足に感覚が戻り何かがあたった気がした
「イタっ」
「えっ?って喋れた!声が出せる!やった!」
俺は闇の中で少しだけ不安が取れた
「君は何者なんだ」
「私は妖精たよ☆」
その声と同時に足元の光が広がって行く
次第に周りの闇が払われ自分がいつの間にか白く四角い部屋の中にいることがわかった
お読み頂きありがとうございます
次回は妖精さんとの寸劇をお楽しみください
引き続きお読み頂けたら幸いです