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序章
私の名前は谷川忠【タニカワ タダシ】
高校三年間の青春を終えて少しばかり与えられた春休み…
いわゆる進学などの準備をする期間中
親をなんとか説得させ千葉の片田舎から東京のアパートを一部屋借りて
これから楽しい大学生生活を送るつもりであったのだが…
私はその日どうも自殺をしたらしい
なぜらしいという表現になるのかと言うと気づいたときには死んでいて前後の記憶が全くないのである
無論自殺しようなんて微塵も思ってなかったが
アパートの一階の庭に横たわる自分の姿が目の前にある
体からは血が吹き出ていて明らかに飛び降りたと言わんばかりの死体となっている
しばらくその状態で周りを状況を確かめようとしたがそのまままた意識が遠のいていく
え…俺死んじゃうの?死んだ覚えないのに死んじゃうの?
お読み頂きありがとうございます
次回は死後の世界についてです
引き続きお読み頂けたら幸いです