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最強のペンを授かった

 物語は初投稿。

 優しい目で見ていただけると幸いです。

 異世界に転生することになった。

 なろうとかラノベとかでよくある話だね。自分が体験するなんて想像もしてなかったけど……


 そして別世界の女神様が特典を一つ授けてくれるなんて(おっしゃ)りまして。


 「では女神様。私奴(わたくしめ)に最強のペンを(さず)けてくださいませんか」

 「ぺん? ぺんとは、あの字を書いたりするペンですか?」

 「はい。そのペンにございます」

 「はぁ。なんとも変わった物を」


 まあ普通はそうだよね。

 でも平和に慣れ親しんだ俺には命懸けの戦いなんてできそうにない。いくら強い武具や力を貰っても扱える気がしないし、自らの手で殺すなんて無理ってもんだ。


 「あなたがこれから向かう世界は危険もあるのですよ?」

 「承知しております。しかし、私共の世界には『ペンは剣よりも強し』という言葉もあるのです」

 「へぇ。そんな言葉が――」


 そういうとなにやら女神様は考え込んでしまった。――剣よりも強いペン――なんて(つぶや)いているのが聞こえてくる。

 そんな姿を見て『もう少し詳しく説明しようか?』などと思ったのだが、


 「わかりました。あなたには最強のペンを授けましょう」

 「ありがとうございます。ところでペ――」

 「では、旅立ちの時です。次なる(せい)が良きものであらんことを」


 と説明する間もなく旅立つことになった。

 なにやら――女神様。時間が押しております――なんて声が聞こえた気もするが、いまさら気にしてもどうしようもない。


 そんな風に最後はなにやら慌ただしく異世界へと旅立ったのであった。

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