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Keep Yourself Alive 第六感の場合  作者: 東山スバル
超能力者開発指数(PKDI)。
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超能力者開発指数 段階4 第2位

2017年10月4日 超能力者開発指数公示

学園の生徒は学園から支給されたスマホを持っている。自らのものを持ち込むことも可能だが、大半は料金支払いの必要のない学園謹製のスマホを使っている。メーカーは非公表。外部持ち込み禁止。学園内から外に出ると強制的にシャットダウン。そんなスマホに今日、超能力者開発指数(PKDI)の情報が公示されるのだ。今このスマホを持っていること自体が生き残りの証明になるため、大半の生徒にはあまり重要なことではないが。

「一気に出してきたな。学園ネットワークは混乱状態だ。」

学園ネットワークの責任者の1人でもあるリーコンは嘆く。まずはPKDI1の生徒から発表されていくが、この時点で2000人強だ。高等部1年生以下の生徒が一斉アクセスしているのだ。

「流れを正常化するために取りこぼしをするなって言われたってな。」

サーバダウンを起こせば目も当てられない。恐らくは1番数が多いであろうPKDI1の生徒の公示を乗り切ればだいぶ楽になる。

「現在学園生徒数が4650人。その半分程が開発指数段階1か。俺たちの学年で1のやつは切ったから、残り1500人程だな。」

戦力外というものはあまりいい事ではない。普通の高校で退学(クビ)になるような生徒と学園の生徒は大きく違う。実力不足で退学(クビ)という異常事態を日常の1幕として扱っている。

「社会に出れば当たり前のことさ。」

嗚咽の声は今年は特に大きい。特に幼稚舎から在籍していて、あと1年で卒業と言う所で戦力外になった生徒は失意に追われるしかない。

「新規には優しくて既存にはそのまま。悪しき慣習だ。ま、ひとえにてめぇが弱いせいだがな。」

リーコンや大智は高等部からの編入、イリイチに至ってはそもそも義務教育を受けていないのに高校生扱いだ。美咲や未来といった所謂生え抜きはだいぶ消えることになる。

「開発指数2の公示だ。これで大半の生徒は消えるな。」

リーコンは大智にメッセージを送る。彼は恐らくPKDIランク2のはずだからだ。

「順位は上位100名のみ発表。さぁ、入っているかな。」

イリイチと大智は待機していた。ネットワークはなにもスマホだけで見れるものでは無い。1週間に1度変わるパスワードと学籍番号を打ち込めばパソコンでも閲覧可能だ。

次々にデータが更新されていく。名前と()()()()()能力名が明確に判定されていく。

「上位100名に入ってそうだな。」

大智は期待が高まる。2年生の中では下層とはいえ、順位公表になるのはそれなりに意味のあることだ。

「出たな。開発指数段階2、順位5位。能力:身体強化だ。」

わかりやすい能力だ。単純に肉体能力を上げる。常人の倍以上の脚力や腕力を超能力によって得られる。

「リーコンもいんな。段階2の順位1位。能力が索敵能力。素敵だな。」

索敵能力。他人の居場所を一定時間自分の脳裏にうかべる。外部器具に映し出すことも可能であり、情報を制すものが全てを制すと断言する彼に相応しい能力と言えるだろう。

「段階3の発表だ。これはあまり数はいないな。」

大智の言葉通りにあまり数はいない。旧学年順位の最上位層に学園が秘蔵にしていた生徒を組み合わせている。

「お、桑原が1位か。4次元空間持ちは強いねぇ。」

「今頃リーコンも喜んでるだろうな。」

「彼女兼任護衛だからな。俺たちの仲間としても喜ばしいことだ。」

イリイチの兵隊たちの段階と順位は公表された。優秀な兵隊はいくら居ても困らない。

「開発指数段階4の生徒は8人。この発表に漏れはない以上はイリイチや翔もここにくい込んでくるな…。」

段階4の生徒が公示される。なるほど、全く聞いたことの無い名前だ。段階3と段階4には、今まで()()()()()()順位非公表だった化け物たちの集まりだ。特に段階4は全員が全員、契約金は2桁億越えだろう。

「超能力者開発指数、通称PKDI。段階最上級の4。総勢8名。今まで有象無象として軽く扱われてきた化け物諸君。君たちは今日をもって学園最高戦力の仲間入りだ。」

全ては学園の手の中だ。きっとこうなることも彼らが決めたことなのだろう。

「PKDIランク4第2位。ウラジーミル・イリイチ。能力:第六感(シックス・センス)

「PKDIランク4第1位。鈴木翔。能力:万物破壊」

強き者はただ強く高きに君臨する。ただそれだけだ…




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