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僕と彼女の謎物語 ~これが解けたらIQ120以上!?~

作者:多々良拓海


第一話『密室に閉じ込められた女生徒』



僕らが住む津々浦市にある進学校

と言っても、地方都市の進学校なんて、たかが知れている。

全国模試に名を残す生徒は一人か二人で

多数の生徒は多少勉強ができる程度だ

僕も、『その多数』で『その他数』

運動部活動に精を出す

ただのその他数名に過ぎない

―――だから思いもよらなかった

ある一つの事件が

『モンスター』と関わるきっかけになるなんて

そしてそのまま『僕らは』

『大きな事件に巻き込まれることになる』


…この話は

その『きっかけ』…




                          *   *   *


「女子生徒が閉じ込められた!」

うわさが流れたのは5月

新入生が入ってから一か月がたとうとしていたその頃

ある不思議な話がまことしやかに囁かれていた

『旧校舎にある開かずの間』

なんとも使い古された話ではあるが

少なくともそれは街談巷説などではなく

実際に存在する『開かずの間』だった

僕も好奇心に駆られた友人に連れ添われ

一度実物を見に行った

旧校舎は木造二階建て

その隅に存在るする小さな部屋

窓ガラスは外側から打ち付けられ

出入りできる唯一の扉は

押しても引いてもびくともしなかった

古い木で造られた扉は

それでも強引にいけば壊すことは可能だろうが

まあもちろん

そんな無粋なことはしない

『開かずの間』は

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では、そこに

『一人の女子生徒が閉じ込められてしまったのなら』

…これはどうなる?

密室殺人なら聞いたことがある

ならばこれは『密室監禁』

被害者が密室の中にいる

ただし、この場合は生きて

事件が発覚した時

外にいた教師が扉を破り

中で縛られ、猿ぐつわをされた女子生徒が見つかった

彼女が言うには

「知らない人に首をしめられ」

「気が付いたらその人とここにいた」

「その人は扉を閉めて出ていき」

「私は取り残された」

「…顔はお面で隠されて見ていないわ」


つまり証言をまとめると


犯人は『開かずの間』を開け

そこに女子生徒を閉じ込め

そして再び『開かずの間』に仕立てた


―――まじで?

だれが?

…どうやって

この手の話に食いつく層は

どこの集団にも一定数いるらしく

旧校舎二階『開かずの間』付近には

しばらく人が絶えなかった

好奇心旺盛な僕の友人は

足しげく通い

その様子を僕に逐一報告してきた

なんとなしにその話を聞いていると

ふと、興味をひかれるワードを耳にした

『怪物先輩』

曰く、この地方の進学校で

唯一と言っていいほどの秀才

全国模試に名を残す生徒の一人

通称『怪物先輩』

その先輩が此度の事件に興味をもち

いろんな生徒に話を聞いているらしい

そして何の因果か

僕の番が回ってきた

「こんにちは」

「…どうも」

さらさらとした髪に整った目鼻立ち

華奢な印象を受けるふわっとした雰囲気

『怪物先輩』は思ったよりきれいな顔をしていた

「話を聞きたくて」

「例の女子生徒の?」

「あら、さすがですね」

コロコロと嘘っぽく笑う『怪物先輩』は

一歩、僕の方に近づいてきた

「言ってしまえば『開かずの間』」

「それの謎は解けているんです」

まじか、と思った

進学校の生徒が寄ってたかって挑戦している

『開かずの間』の謎をもうすでに解いている?

そんなばかな

「だからあなたに会いに来たんです」

うそつけ

「私はこう考えました」

あの謎が

「あなたなら」








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―――きっと




そんなに簡単じゃない



続く



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