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6/12

15歳の私と黒の侯爵家 5

ちょっと長めです。


昼食の席で、リンデル君とエルデン君はピラフの様なバター風味のご飯とサラダを食べていた。





私も(すす)められたけれど、



リュックに入っていたお弁当を食べることにした。








お母さんの作ってくれたお弁当、


普段と代わり映えしないおかずに、

キッチンで料理する母を思い出し、涙腺が緩む、



前日の残り物と

甘い卵焼きは定番で、これだけはいつもちゃんと朝焼いた物。


作ってもらえて当たり前と、

何気なく食べていたお弁当、


今度はいつ食べれるのかな?

食べれる日が来るのかな?と、





この味を忘れないように、いつも以上に味わって食べた。











エルデン君は、食後はお昼寝の時間のようで、

まだ、遊びたいっ!

と、グズッてはいたけれど眠気には逆らえなくなり、

エドワルドさんと共に自室へ下がっていった。



ちなみにブロウ家の使用人さんは

執事のエドワルドさん

メイドのレーシーさん、アザレアさん、ルカンダさん、

料理人のブラウニーさん、庭師のダナンさん、マリアナさんと言う、

男性3人、女性4人の7人が住み込みで働いているそうなのだが、何やら忙しいらしくまだエドワルドさんとレーシーさん以外の方とは会えていない。



私とリンデル君の2人っきりになってしまった。





リンデル君は午後の予定がないと言うことだったので、これから使用させてもらうお部屋の案内と、屋敷内の各部屋の案内してもらうことにした。



ブロウ家の主である、ブロウ侯爵に滞在の許可が得られているわけではないので、

2階のプライベートルームにある客室ではなく、

1階にある客室の一つを私の部屋として自由に使って良いと宛てがわれた。



トイレと浴室、洗面室、は別に分かれていて、

ダイニングと寝室、衣装部屋がある。

高級ホテルか!?と、

思わずツッコミたくなるほどの、素敵なベッドや家具がそろっている。


なんとも贅沢なお部屋だ・・・。


高級ホテル利用したことないですけれどね、、、。


基本、このお屋敷の家具はゴシック調で煌びやかなものばかりなので、

ブロウ侯爵様は派手好きなのかしら?と、

まだ見ぬ侯爵様の趣味の片鱗(へんりん)垣間(かいま)見ているようだった。





部屋全体というより、屋敷全体が魔術器具がふんだんに使われており、元の世界と変わりない生活がでるようです。


この世界にも魔法の使えない人や魔力が少ない人がいるらしく、魔術器具はこの世界ではなくてはならない技術なんだそうだ。形は違えども庶民の家にも普及しているそうです。


開発してくれた方ありがとう!

魔術器具はイメージとしては電化製品だね!




魔術器具は元となる器や物に魔術式を組み込むことで単純な作業から、

高度な式を組み込むことで、より精密な作業を行える器具を作り出すことができると言うのだ。

魔術器具とは別に魔法器具と言うものもあるようだけれど、それはまた別の話だそうだ。



文明の違いはあるけれど、開発意欲のある職人さんや技術者さんの努力に感服(かんぷく)してしまう。


もともと、魔法の世界が題材の本が大好きなので魔術トイレは・・・置いといて、

魔術機能にはとても興奮してしまう。



魔術式は機械回路であり、魔法が電力。

と、イメージした方がわかりやすそう。

魔法が使えない人、魔力がない人でも使える仕組みというのは、

普段何気なく生活をしていても土地の”精霊”は目に見えないだけでごまんといる、

その精霊を使役するのではなく、魔術式の印、契約の様なもので、精霊が自然に放出してしまう魔力を感知し、器具の機動力へと動力変動するという、動作回路を組み込むことで成功し可能にさせたそうで、当時は世紀の大発明と世間を騒がせたそうです。

これにより人々の生活で魔術器具の活用を可能とし、魔力を有する者、有さない物という、

魔力格差による使用差別を少なからず減らすことに成功させたと言うのだから、


発明者!偉い!



もちろん、高機能な魔法器具には値は張るとのことだが元の世界でも同じことが言えたので、

そこはあえてつっこまないでおいた。




話は別だが、

魔力を有する植物などもあり、それらも精霊の影響を受けているとかで魔法や魔術の発展にはかかせない貴重な資源なのだと言う。



魔法と魔術は違う、魔獣と魔物の違いもあると言うのだから、私が夢見た魔法の世界とは違い、杖の一振で問題を解決させることができる、そんな簡単な世界ではないと言うことをたくさんの情報の中でも理解できたような気がした。



気怠げ、ぶっきらぼうな態度とは裏腹に、質問に対しては丁寧に答えてくれるリンデル君。


根は優しくて面倒見が良い子なんだなと、感じさせてくれるのだが、


なにぶんツンツンしているので、残念だ;;;



「すごいなぁ、わくわくしちゃうなぁ〜、私にも魔法とか使えるのかな?」

と、魔法への憧れを素直に口にする私に、



「簡単でもないし、良いことだけでもない、、、」


この世界は魔法が魔力が自然と満ちている。


魔法と人とは隣り合わせに支えあい生活を行っている。それが当たり前のこの世の中だが、

()()()()

魔力の有無が存在する。

魔力のあるものはない者を差別し、

魔力のない者は自然と(ねた)み、

なかには(さげず)まれ

力づくで魔力有力者に(かしず)くられてこき使われる者もいる。


不遇(ふぐう)に扱われる者も世の中には、まだたくさんいてこの魔術技術の進歩で、人々が平等に生活できる希望が生まれたと言う。


「魔法は救いにもなるが毒にもなる、、、」


そう語る幼児の目には、言いようがない悲しみが見えた気がした。




この世界の説明を5歳の幼児、リンデルが話しているのだから、

魔法や魔術と隣り合わせだと、幼児も賢くなるのだろうか?

聞くに堪えない過酷な目にでも、あってきたのだろうか?

と、自分より10歳も離れた博識(はくしき)な幼児を凝視(ぎょうし)してしまう。




、、、本当にこの子5歳なのかな?

5歳でこんなに賢くならなくてはならないこの世界って、、、

実はすごく怖くて危ない世界なんじゃないの?、、、。





気になりはしたものの、触れてはいけないような?踏み込んではいけないような?



怖くて、、その場では聞くことができなかった。












ひとまず部屋の使い方を覚えたので、玄関ホールへ戻って、客室以外のお部屋を見せてもらうことにした。



1階には玄関ホール、大広間、食堂、応接室、居間、客室が2つ。



2階は子ども部屋が2つと客室が3つ、居間と図書室。


3階には侯爵様の寝室、プライベートルーム、

魔術部屋、魔術書庫。


屋根裏部屋もあるそうだけれど、今は使用されてはいないらしい。


3階より上は、侯爵様の許可を得てからにしようと思う。



、、、3階の魔術部屋から侵入してしまった形の私が言えたことではないですが、


無断で入っちゃダメだよね、、、!?



地下室もあるそうで、厨房や倉庫、使用人の方々の住まいや、その他色々があるみたいです。


色々、、、!?こわっ、、




ブロウ侯爵家は広く、どこもかしこも高級そうな家具が配置され、

濃い色の絨毯が品良く敷かれ、スポーツシューツにジーパンの私の姿はひどく浮いているように感じた・・・







こちらも地球と同じ季節で、夏だ。

庶民は前を紐締(ひもど)めする衣装、、、

つまりワンピースに紐で腰の辺りを巻いたり、エプロンを巻いたりしているシンプルなデザインの物が好まれている様で、


スボンを履く女性は、旅人やハンター職の方が多いようで、一般的な衣装ではないそうだ。


貴族階級は風通しの良いワンピースとドレスの間のものを身につけているとのことで、

RPGの世界の衣装の煌びやかな服装とは違うのかな?

どちらかと言うと、地球の中世ヨーロッパの格好に近いんじゃないか?という印象を受けました・・・










貴族であるリンデル君も、エルデン君も清楚感溢(せいそかんあふ)れる白いシャツに、グレーの半ズボンがとても似合っていた。


かぼちゃパンツ?絵本の中の王子様のようなズボンもあるそうで、リンデル君も履いたら本物の王子様の様だねっと、笑う私に、



「そんな、ボテボテしたもの履いてるやつなんかどうかしている」




と、冷めた対応をしてくれました。



塩対応と言うのか、、、

なんというか、、、胸がチクチク痛いです、、、




「・・・」

変な間ができてしまった。





次は外を案内してもらおうと玄関を出ると、

屋敷内は空調の管理がされていたことがわかるほどの暑さ、、、


『リンデルの塩対応が空調ではないよ!?、、、それもかなり効いていると思うけれどね!(リンデルの塩対応にイライラ、チクチクしてきた心の中では、感情が負の時はリンデル君をリンデルと呼ばせてもらうことにした)』



夏の暑さが肌を刺激する。


リンデルの黒髪に日差しが当たり、エンジェルリングがキラリと輝いていてる、本当に髪がサラサラしていて羨ましい。色白の彼が日に焼けてしまうのではないか?と気にしてみれば、本人はとくになんとも思わないらしく、どんどん先へ出て行ってしまう・・・と思ったけれど。


案内に疲れたのか?木陰に座ってしまった。


「ボクは、ココに居るから好きに見てくるといいよ」



その言葉に甘えて、好きに散策してみることにした。


先ほどエドワルドさんが屋敷が森の中と言っていただけはあって、森林の心地よい匂いとたまに吹く風が心地いい、近くには川が流れているのか?微かに音がする。


エクステリアはちゃんと舗装されていて門まで道がしっかりしている。


自然と屋敷が不釣り合いにならない程度に、整えられていてとても素敵だと思った。


リンデルはと言うと、気持ちよさそうにウトウトしている。

そっけない言い方をしていてもまだ幼い5歳児なんだなと思わせる寝顔だ。


羽織っていたカーデガンをリンデルへと掛けてから、もう少し散策する事にした。



玄関から屋敷裏に向かい、そこには飼育小屋や使用人の方々の住まい小屋、40坪程の畑、

畑の近くには小川があり水車も廻っていた。



メイドさん3人と庭師の夫婦の5人がこの屋敷裏の小屋で共同生活をしているのだという。

庭師のダナンさんとマリアナさんは50代の夫婦だと言うのだけれど、二人は今外に買い出しに行っているそうだ。

屋敷案内してもらいながら、挨拶をと思うのだけれど、、、。

メイドさんのアザレアさんとルカンダさんにも会えずじまいで、、、次は地下かな?

と思いながら、今このお屋敷にる使用人さん以外の方もいるのかと?聞いてみたところ、


他にも使用人の方がいらっしゃるそうですが、今は侯爵様と一緒に外出しているみたいです。



ちなみに、執事のエドワルドさんはお屋敷の2階の客室を私室として宛てがわれいて、

子ども達の側に一早く向かえる様にと侯爵様の心遣いでの仕様だとか、料理人のブラウニーさんは屋敷の地下にある厨房と隣接された使用人部屋で過ごしているそうです。


地下室、、、色々あるって言ってたけど、、、

いわくつきな何かがあるのかな?地下の使用人部屋に住み込んでるブラウニーさん・・・ドキドキ。



地下室探索に気が乗らなく、もと来た道を戻っていくと、




風の音と共に、耳ではなく頭に響くような声が聞こえてきた。





"やぁ、リンデル。今日は素敵なお嬢さんをお連れじゃないか”



”まぁ、本当に。とても良い香りのするお嬢さんね”





どこから!?声がする???

キョロキョロしながら、



隣のリンデル君を見ると目が怖い。



「何しにきたんだ。」



ビクッと、私がビビってると、





”そうカッカするもんじゃないよ。リンデル。お嬢さんが君に怖がってる。

新しいお仲間を独り占めなんてずるいなぁ〜?



”そうよ!怒ることじゃないわぁ〜。

ねぇ、お嬢さん。

あなたのお名前はなんていうのかしら?

私たち、挨拶しに来たのよ?

教えてくれるわよねぇ〜?”



仲良くしましょうよ〜?と

クスクス笑いながら陽気に話しかけてくる、見えない何か?




目には見えない、、、

妖精でもいるのかな?

と目を()らし集中してみても、何も見えない。




しばらく目を細め探してみると、

濃い緑色、濃い藍色(あいいろ)の光が飛び()っているように見えた。

と、思ったら、

突然、

目の前がぐわんぐわん、

まるで、地面がトランポリンになったような錯覚(さっかく)に見舞われ、

立ちくらみでもしたような、

ひどい頭痛、目眩(めまい)に、

目の焦点(しょうてん)を合わせることができない。

予期せぬ感覚に、足元がおぼつかなくなる。



"おや?

とても強い魔力の匂いがしたから声をかけたのに、見えないの?"


"だけど、私たちの声は聞こえているようよ?

名前を教えて頂戴(ちょうだい)よ〜♪"



クスクス笑いながら飛び回っている。



話声が聞こえてくるものの、目を開いているのも、自分の声を出すのも辛い。




私を見てリンデル君が(あせ)っている様子が伝わってくる。




ひとまず、屋敷に戻ったほうがいいそう思うに、、、

足が動かなく、目を閉じたまましゃがみこんでしまった、、、


どうしよう!?困った、、、

冷や汗が背中を伝わってくる。


誰か、、、!?

助けて、、怖い、、、







・・・・・・・・・・・・







"っえ!?なんだ??"

"まさか?でも、あれは“


"って!?リンデル⁉︎“


「#####@,€€€€2」



"おい、おい!?それは何も手荒なんじゃ、、、"

"まちなさっ、、、"


「****,〆」





風の音とともに、先ほどまでの


声が止んだ。






静寂(せいじゃく)が訪れ、先ほどまでの目眩が嘘のように頭がスッキリとする。



リンデル君、何かしたのかな?



再び目を開くと、ひどく疲れた顔をしたリンデル君と目があった。




「、、、っあんた、なんなんだ?、、、」



「っえ!?」

何を言っているのか?わからない。

「屋敷でも言った通り、私は地球生まれの日本人ですが、、、?」って答えたら。



ただでさえ気怠げな彼が、より警戒心を(あらわ)にし、

足取りがおぼつかなくなっているにもかかわらず、私を無視して再び歩き出した。




足元がかなり危ない、何よりとても辛そうだ。




「、、、リンデル君。よくわからないけど?私を守ってくれたんだよね?」



首を傾げる私を無視して、屋敷へ戻ろうとヨロヨロと歩いて行ってしまう。


「待って!?置いてかないで?」


私はリンデル君の前まで急ぎしゃがみこんで背中に乗って?と促すと、

リンデル君はひどく驚いた。




「私はもうなんともないから気にしないで?

背中に乗って?」



そう言って、背中に促そうとするのに、

頑なに自分で移動しようとする。


私の言葉を聴いてくれない、

話すのも辛そうなのに、



「・・・、よし、じゃあ!こうしてやる!」


っと、無理矢理背中に乗せることにした。




「・・・っ!?」



さっきまで私を警戒し、怖い顔をしていたとは思えないほどの慌てっぷりだ。

(まだ、警戒を完全には解けてはいないだろうけれど・・・)

必死に降りようと、暴れていているが体格差があって、難なく私に背負い直されてしまう。

悔しがっている姿が可笑(おか)しい。





「っあ、危ない。倒れちゃうでしょ?

それに、幼児が遠慮しちゃだめだよ?」


そう言うと、観念したのか?とりあえず大人しく肩に手を回してくれた。



それに、

「助けてくれてありがとう。」



助けてくれたことに感謝し、

笑いかけると今度は素直に大人しくなった。



「っ、、、に。

こんなことをされたのは初めてだ・・・」



と、ぶっきらぼうに、

恥ずかしそうにしているリンデル君。

幼いながらも男としてのプライドが邪魔しているのか?

警戒しているからか?

素直に甘えることができない様子だ。


「甘えられる時に、甘えとけばいいんだよ。

人間、一人じゃ何もできないもんだよ?実際、私もさっきはリンデル君に守ってもらったわけだし?

、、、さっきだけじゃないよね

、、リンデル君が、侯爵様が戻られるまでココに居ていいって言ってくれなくちゃ、、、私、、私、きっとのたれ死んじゃう所だったしさ、、、本当に、助けてくれて、、、ありがとう」



怖い、、、怖い、、

怖い事ばかりだ、、、

侯爵様に会えても帰れないかもしれない?、、、

本当にのたれ死むことになるかもしれない?

それに、、、

『、、、っあんた、なんなんだ?、、、』

これって、何か?私がしたのかな?わからないけど、、、目をつぶってる間にチート機能でも開花したの?

わからない・・・・

リンデル君のあの警戒した瞳が、脳裏から離れない。


異世界転送されたと思ったら、

言葉が通じなかったり、

言葉が通じたかと思ったら、

魔法の世界で。

侯爵様が帰ってこないと、

元の世界に帰れるかわからない。

侯爵様が帰ってきても、

私が元の世界に帰れるか?わからない。

魔術器具があって、

精霊がいて妖精がいて魔獣もいる。

地球とは全然違う世界に私は一人で居るんだ、、、



なんとなく、、、私なりに受け入れられたかな?

って思えたと思ったら、

変な声がするし、、、

頭痛くなるし、、

動けないし、、、

一見、幼児には警戒されて置いてかれそうになるし、、、

早く地球に帰りたい。






「リンデル君が、私のこと信用できなくても、怪しく思っててくれても良いから、、、

お願い。

なんて言ったらいいか、、、

わからないんだけど、、、」




なんて言えば良いんだろう?

なんと言えば伝わる?





「お願い、私の飼い主になって、、、、、、!?」


「・・・」


あれ、違うな、、、

まぁ、ちがうよね、、、こんな時にふざけたわけじゃないんだけど、、、うまく言葉が出ない、、、


「私を見捨てないで、、、って言いたいんだけど、なんて言えばいいか、

あなたに危害を加える気もないし、、、

そんな力もない、力があっても使い方がわからないし、、、

そもそも、、、力があるなら、私は家へ帰りたい、、、お願いだから、置いていかないで、、、」


「・・・」



「私、、、迷惑にならないように、(つと)めるから!

、、、お願い、お願いだから、、、見捨てないで、、、、」




「・・・」


リンデル君は無言だったけれど、リンデル君が回した腕がギュッと私の肩を強く抱きしめてくれたことで、彼がほんの少し私に歩み寄ってくれたのではないか?、警戒を解いてくれたのではないか?と、そんな期待を得ることができた。




日差しはだいぶ落ち着き、サワサワと木の葉の音が私たちを包んでくれていた。






屋敷へ戻り入ると、

エドワルドさんが私の背中にいるリンデル君を見て、

あわてて、彼を運ぼうと手を伸ばしてくれたけど、70歳を過ぎているご老体に預けるのはいささか胸が痛むので、そのまま運ばせてもらうことにした。

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