Q&A
少年Qの好奇心は尽きない。
今日もまた、数々の疑問と戦って生きている。
Qの兄であるAはいつも困らされてばかりである。
Q「にーちゃん、どうして、右手はあがるの?」
A「バカなこと言うな。左手もあがるだろう。」
Q「どうしてあがるの?」
A「あげようと思うからあがるんだよ。」
Q「でもさぁ、僕がどんなに右手をあげようと頭で思ったって、右手はあがらないよ。」
A「そりゃお前、頭で思ったってあがるもんか。」
Q「じゃあほんとに僕の右手があがった時、僕の頭は右手をあげようとは思ってないの?」
A「考えてもみろよ、思わないとあがんないだろう。」
Q「思ってもあがらないのに、思わないとあがらないのはなんで?」
A「それが人生なのさ。」
Q「じゃあさ、水はどうして無色透明なの?」
A「そりゃお前、黒い水なんて飲みたくないからだろう。」
Q「でも僕は、喉が乾いたらコーラが飲みたくなるよ。」
A「考えてもみろよ、コーラと水は違うだろう。」
Q「コーラなら黒くても飲みたいのに、水だと飲みたくないの?」
A「それが人生なのさ。」
Q「じゃあさ、どうして過去に戻ることはできないの?」
A「そりゃお前、時間がもったいないからだろう。」
Q「時間は限られているの?」
A「考えてもみろよ、タイムイズマネーというだろう、お前は金を無限に持っているか?」
Q「100円しか持ってないよ。」
A「それが人生なのさ。」
Q「じゃあさ、今日は最後の質問。どうして人間は笑うの?」
A「そりゃお前、もっとも簡単な質問だな。」
Q「さすが兄ちゃんは何でも知ってるね。」
A「考えてもみろよ、怒ってるときと笑ってるときと、どっちが楽しいか?」
Q「笑ってるときだねえ。」
A「それが人生なのさ。」




