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真祖の生まれ変わり?  作者: 八咫烏
9/18

9.初戦闘

初戦闘です、描写が下手ですみません。

アドバイスがあればよろしくお願いします。

辺りを見渡すとやはりこの森は相当広いようでどっちに行けば森を出られるのかさっぱりわからない、取り敢えず適当に進んでいこう。




俺が転移させられたところから結構進んだが今のところは得に何も起こってない、違う世界に転移されたということはないと思うから魔物はでると思うんだが。


と思っていたら少し視界が暗くなった、上を見上げるといた。

何がいたかといえばまぁ、クソでかいトンボだ。大きさは7メートルほどだろうか、紫と黒というやたら毒々しい色合いをしている。


俺の真上にいられるのは困るのですぐに飛びのく、トンボはまだこちらの様子を伺っているようで特に何もしてこない。


これまでは基本的な事しかできなくて、紅黒魔法や、朧紅月を使った事がない、ちょうどいい機会だからここで練習しておこう。


朧紅月では一撃と終わる気がするから紅黒魔法から試そう、魔力の流し方で性質が変わるらしいが、よくある小説通りにイメージでやってみよう。詠唱が必要な人もいたが俺は身体強化もイメージで発動できたし。


取り敢えずトンボを視界に入れて右手に炎の槍をイメージしながら魔力をこめて魔法を発動させる、すると俺の右手の上に全長10センチ程の紅黒い炎の槍が生成された。大きさまでイメージしていなかったからかサイズが小さい、けど一応飛ばしておこう。


手の上の槍をトンボに向かって飛ばす、スピードはだいぶ速く普通にトンボに直撃し、トンボは身体の一部をごっそり失って死んだ。


どうやらあの大きさでも込めた魔力量はまあまああったから威力は結構あった、それにまだあのサイズの槍でも込めれる魔力に余裕はある。もし大きいサイズの槍に魔力を全開で込めたらどうなるのだろうか。


トンボを倒した時に変な感じがした、おそらくレベルが上がったのだろう。


----



名前 影山透 かげやまとおる

性別 男

年齢 17

種族 吸血鬼(真祖)



Lv. 15

HP 3300/3300

MP 4596/4600


攻撃力 3700

防御力 3150

敏捷性 4400

精神力 3000

器用 3300


-スキル-

【異世界言語】Lv.-【経験値UP】Lv.2【魔力感知】Lv.1【魔力操作】Lv.2【魔力自動回復】Lv.2


-種族固有スキル-

【吸血】【再生】【影霧】【影移動】

【眷属契約】【眷属召喚】


-ユニークスキル-

【朧紅月】


-属性-

紅黒・無


-称号-

【真祖】【異世界人】【勇者】


----


一匹倒しただけで結構上がるな。魔力がレベル以外でも上昇している、鍛錬でも上がると言っていたから、そういう事だろう。


それよりもスキルが増えている、魔力操作は訓練中に取得していたがMP自動回復はおそらく転移後の時だろうあの時は魔力が長い間0から回復しなかったからな、マイナスの域にでも入っていたのだろう、俺じゃなきゃ死んでたぜ。




結局朧紅月の方は試せなかった、魔法もほぼ試せていないけど、取り敢えず進みながらいろいろ試しておこう。城の中で見られると困るから一度朧紅月を出した時以来出していなかったし、魔法も使ったのはさっきが初めてだからな。











あれからも何回か戦闘を繰り返して色々と試した結果、色々と出来るようになった。ここの魔物の強さはそうでも無かったんだが、なぜか途中から大量の魔物と遭遇して倒しまくったおかげでレベルが40まで上がった。ここの島で一番強かったのは最初に出会ったトンボだったのだろう。ちなみにだがこの島は虫系の魔物しかいなかった、みんなが大嫌いなあの黒い奴ももちろんいた。あの時は速攻であいつを凍らせて朧紅月で粉々に粉砕した。


ちなみに朧紅月の強さだが…あれはまさにチートだろう、初めて出した時には気がつかなかったが朧紅月を手にした時から力が漲って魔力の質も良くなり、感覚も鋭くなって、全体的に2倍くらいになった気がした。さらに斬れ味が半端なく、軽く刃を地面に当てるだけでまるで豆腐を切るように刃が入っていった。さらにレベル1の時よりもレベルが高い時の方が朧紅月の力も上がっているようで、このまま行けば星すらも両断出来るのでは無いかと思ってしまう。



話を戻そう、これが一番重要だと思われるのだが、ここが無人島だという事が分かった。


今日1日で森は抜けられて海に面した所へ出たんだ、そして海沿いに結構なスピードで走ったんだが、一周してしまった…それも4時間くらいで。最初思っていた事は大外れでここはそんなに広くない、魔物が強めの無人島だった、転移初日にして早くも行き詰まってしまったわけだ。











何て思ってた時期が俺にもありましたよ、いやー、空飛ぶって気持ちいいっすねぇ〜。


まぁ、おふざけは置いておいて、なんとあの紅黒魔法が真価を発揮したんだ。あれ魔力の流し方で性質変わるというチートな性能だろ?だからあのよく吸血鬼が生やしてるコウモリの翼イメージして魔法使ったら背中から生えてきたんだ。それにこの魔法コスパが良すぎるんだ、もう魔力が減らないし、減った所から回復するわでもうずっと飛んでられる。最初は慣れなくてうまく飛べなかったけど今はもう鳥よりもうまく飛べる自信がある。


とまあこんな感じで島からの脱出方法は見つかったんだ。さらに高度を上げていったらクソでかい大陸が見えた、おそらくあれが俺が最初にいた大陸だろう。てか高度上げると地味に体力が減っていってる、なんか熱耐性のスキルまで取得してるし。


取り敢えずはあそこまで飛んで行こう、一体どれだけの時間がかかるのやら、大変だわ。









ただいま海の上を飛行中、何もすることが無いので朧紅月を前方の海面に振り下ろして海面が割れるのを見て楽しく遊んでいる。決して無駄な行為では無い。


同じように振り下ろそうとした時に突然海面が盛り上がって巨大なサメみたいな奴が飛び掛ってきた。


間一髪でよける、いやほんとあぶない食われる所だった。まさか海の中から狙われるとは思っていなかった。次にジャンプしてきた時を狙うために刀を構える。


先程と同じように海面が盛り上がりサメが飛び出してくる、サメの死角にすぐさま移動して刀を振りぬく。そしてサメが海面に打ちつけられると同時にサメの体が二つに分かれた。


刀の扱いも初めの方は刃の部分で切れなかったりとダメダメだったのだが、刀術のスキルを入手出来てから徐々に様になってきている。途中で受け流しのスキルも入手し、刀での戦闘が楽になってきたのが嬉しい。











ようやく陸が見えてきた、あの島を出てから2日がたっている。実は島に転移させられてから何も食べておらず死にそうなくらいお腹ぎ空いているのだ。ほんとあの島虫しかいないから…。


砂浜にトスッと着地する、背中の翼は魔力を流すのをやめることで霧散していく。飛んでいて思ったが翼が作れるなら尻尾も作れるかも、他にも腕とか。けど腕が多いのは個人的に好きじゃないからやめておこう。


先程空から見た時に村が見えたのでそこへ向かって歩いていこう、村に入れてくれるかはわからないが王国の方角くらい教えてくれるだろう。







村までの通り道にあった小さな森を抜けると少し先に村が見えた、一番外側に木で作られた高めの柵がある。先程の森には弱い魔物しかいなかったから、木の柵でも侵入は防げているのだろう。


柵の外側から中にいる青年に声をかける。


「すみません、そこのお兄さん少しお願いがあるのですが。」


「ん、おぉっ⁉︎な、なんだお前どこから来た⁉︎」


「あ、実は私ここがどこか分かっていなくてですね。そのことも含めてお聞きしたいのですが。」


「お、おう。よくわからんが取り敢えず中に入れてやるから門の所まで来てくれ。」


「ありがとうございます。」


ふぅ、丁寧語は疲れるな、しかし礼儀は大切だ。これで後は王国の位置を聞いて飯を食べれたら良いんだが、そんな簡単にはいかないかもしれないな。




門から中に入れてもらうと先程の青年の他に中年の男性と少し武装した男性がいた。


「取り敢えずようこそ、オーラムへ私は村長のキートといいます。それで、話が聞きたいんですが、よろしいですか?」


初老の男性が歓迎の言葉と質問の許可を求めてくる。


「ありがとうございます、ええ、もちろんです。」


「それでは、まずどこから来たんですか?」


「それが分からないんですよ。私これでも冒険者をやっておりまして、ダンジョンに潜っていたんですが、トラップに引っかかったようで、気づけばここから近くの森に…といった具合でして。」


もちろん嘘だが…城の本を借りて読んだところまだダンジョンというものは50%も解明できていないらしく、謎が多いらしい。だからこうゆう時の言い訳に使うには便利かと思って使ってみた。


「これはこれは冒険者様でしたか、それは災難でした。取り敢えず中に入ってください。お腹も空いているでしょうし、何か用意させますので。」


これはありがたい、お腹は本当に空いていたからな、というか今の俺の格好、どこからどう見ても寝巻きなんだが、よく信じたな。







そこから村に入れてもらい村長であるキートの家に案内され、俺の話をして何もやましいことが無いことを説明した。


そしてここからが本題なのだが、最近俺が通ってきたところとは反対の森の魔物が村の近くに頻繁に現れるようになったという話をされた、おそらくその森に異常が発生したのだろうとも。その原因を排除してくれ、などのようなことは言われてい無いが、遠回しにお願いしているようなものだろう。あまり乗り気ではないな。


「えっと、エンドリア王国の場所ですか?こんな端の村なので詳しい道なんかはさっぱりですが、方角だけで言うならば南西の方へまっすぐ行けばおそらく着くと思われます。」


「ありがとうございます。それでは私はもう行きますね。」


「もう行ってしまわれるのですか?もう少し滞在しても。」


「私を待ってくらている人たちがいるので、すみません。」


弘樹たち待ってくれてるよな?もし忘れられてたら泣ける。


エンドリアに行くにはどのみち異常のあった森を通らなければならないようだ、めんどくさい。



読んでもらいありがとうございます。

次の話でメインヒロインを出すつもりです。

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