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真祖の生まれ変わり?  作者: 八咫烏
3/18

3.初友達⁉︎

本日二回目の投稿です。短めですみません。

桜が舞う河川敷を歩きながら今日もまた願う。

前歩いてるこのスカートめくれないかなぁ、と。



ということで今日は始業式待ちに待った2年生だ。友達を…作ろう。


教室に入ると既に何人か来ていた。

もう仲良くなったのか、元から友達だったのかは分からないが話しているやつもいれば、まだ友達がいないので机に座ってケータイを触っているやつもいる。

ここで話しかけて仲良くなるのも一つの手だが、まぁまだ慌てるには早い。













次の日


まだ慌てるほどじゃあない。








また次の日


まだ大丈夫。








またまた次の日


うん、そろそろ本格的にいくかな…








一週間後


本当やばい、まずい、全然話しかけれないし、話しかけてもくれない。

もうそろそろグループもうっすら出来上がってるし、そろそろ行かないと去年の二の舞になってしまう。

取り敢えず食堂に行こう。



今日は何を食べようか、オムライスでいいかな。食券食券〜と。


「あ〜、もうなんでこーゆー日に限って金忘れんねん俺…そんな金貸してもらえるほど仲ええやつおらんのに…」


なんか小声でブツブツ言ってるけど、あいつ金忘れたっぽいよな、しかも同じクラスの男子、それにあいつは既にグループ形成しているコミュ力のプロ。

あいつとここで仲良くなれれば…よし!行きますか。



「ねぇ、同じクラスだよね?金忘れたなら貸すけど?」


取り敢えずここは優男風に。


「え?まじ?や、けど初めましてやのに金貸してもらうんわ、なんか気ひけてまうわ。」


おい!そこはがめつくもらえよ馬鹿!

こっちは2年の友達できるかどうかがかかってんだよ!


「いや、でも困ってるんだよね?困った時はお互い様だし、俺が困ってる時にまた助けてくれたらいいよ。」


「そうか?でも…いやありがとう、ぶっちゃけお腹ペコペコでだいぶまいっとってん。俺山本弘樹いうねん、よろしく。」


「よ、よろしく、山本くん。俺影山透っていうんだ。」


「山本くんなんて、かたいかたい!弘樹でええって、俺も透って呼ぶし。」


なっ!これがコミュ力のプロの力なのか!いきなり名前呼びとか、次元が違う。


「う、うん弘樹。」


やばい、もう感極まって泣きそうなんだけど。ウルウルしてるかもしれない。


「取り敢えず食べよっか、俺オムライスにするけど、何にする?」


「うーん、せやな〜。よしっ、俺カツ丼で頼むわ。」


オムライスを持って席に着く、弘樹は俺の正面だ。友達と初めての食事、いいな…。












「透今日はほんまにありがとうな。お陰で今からクラブ踏ん張れるわ。あ、連絡先交換しよか。ケータイもってるよな?」


「うん持ってるよ。」


「よし、登録完了と。てか、透背景アニメやねんな。」


「え?う、うん。」


やばい!これはまずい、ケータイ見られることなんてないと思ってたから背景画アニメにしてた。ここでキモいとか思われたら初の友達のチャンスが消えてしまう。考えろ、なんかいい言い訳を!


「そのアニメええよな!俺も毎週みとんねん。まぁ、そのアニメくらいしか知らんねんけどな。今日もう時間ないけど、また今度そのアニメのこと話そうや。んじゃ、また明日!」


これは…セーフなのか?セーフか…

よかった〜、マジでどーなるかと思ったけど、しかも今度アニメについて一緒に話すとか、もう友達じゃん!

やばい、もう今から楽しみになってきた。

にしてもこれでやっとケータイの本来の活用法が解禁されたな、これまでゲームか小説読むか、思春期の男子の営みくらいにしか使ってなかったからな。

いや〜、いいねぇ〜。グフッグフフッ


ゴンっ!


「痛っ!」


うわ〜、恥ずかしい。浮かれすぎてちゃんと前見れてなかった。


けど、これで目標だった友達はほぼ達成かな?



















そうそう何気にこれまで自分の名前を出してなかったんだけど、今日初めて出したんだ。気付いてた?

影山透 かげやま とおる

これが俺の名前、別に自分の名前出すの忘れてただけとかじゃないからな?まじだぞ?


次の話で現代は終わりで、その次から異世界に入る予定です。

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