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真祖の生まれ変わり?  作者: 八咫烏
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1.自己紹介?

文章力などないですが、暖かく見守ってください。

キーンコーンカーンコーン

いつも通りのチャイムと音だ。

体を起こしながら瞼をこすり、軽く周りを見渡すと先生が教室から出て行くところだった。今の授業は古典いつも寝ている、いるだろう?少し白髪混じりのおじさん先生、あの子守唄にしか聞こえない授業をするおじさんだ。


まぁ、そんなことはいい。

みんな今日最後の授業が終わったから帰る準備やクラブの準備をしている。

ちなみに俺は帰宅部だ、元バスケ部だったけど。


取り敢えず終礼が終わり次第速攻で帰ることが最近の俺の部活動のようなものだ。

電車の時間を把握しその時間に間に合う歩行速度で駅に向かう、その時間をいかに早く無駄がなく進めることができるかが帰宅部最大の存在理由である。

まぁ、クラブに入ってないから帰宅部なのであって存在理由なんかないけどな。

というか日中眠過ぎてやばい、今日も電車で寝過ごさないようにすることがもう一つの目標でもある。


駅の改札からチャリ置き場までいかに早く最短距離で行けるのかと…いや、帰宅部魂についてはもうよそうか。

家に着いてからすることといえば料理と睡眠だけだ、何故料理をするのか

まぁ、1人暮らしなだけなんだが

今1人暮らししてみたいなとか思ったやついるだろ、なかなか厳しいからな。

いずれ1人暮らしをする時もやってくるから今のうちに親に世話してもらえるのを存分に堪能しとけ。

俺が1人暮らしな理由とかは夜になったらまとめて話そう。







夜だ。いや恥ずかしいなさっきカッコつけて夜に話そうとかいってるけど、すぐに夜だし。あ、ちなみに今いる場所は高層ビルの屋上と見せかけての、うちのマンションの屋上でした。

なぜ俺が1人暮らしで、なぜ俺が今、この夜、深夜にこんな場所にいるのか。

それは俺が吸血鬼だからだ。それについて少し昔話をしようか。





今から約800万年前の地球の一番大きな大陸のど真ん中に俺は誕生した。どっから生まれたとかは俺も分かってないんだけどな、しかも生まれたっていっても普通に成長しきった体だし。それでも自分が何者で何ができてこれから何をすればいいのかなんてのは理解できた。

俺は一番初めに生まれた吸血鬼の真祖で、やるべきことはまぁ普通に仲間をつくること。

仲間のつくり方のせいで人間が誕生するまで待つ必要があったけど、仲間をつくる方法としてはある程度進化した猿人の血と俺の血を混ぜ合わせ力をふんっと込めると誕生する。

いやマジで誕生する、適当だとか思ったろ?誕生するんだなこれが…

誕生については置いといて、その猿人の血でもいいんだけど、やっぱもっと人間らしくなった方がいいじゃん、というか猿人を俺が人間とカウントせずに猿だと思ってたからなんだけど。

そんな感じでもっとより今に近い人間ぽくなるまで気づかなかったんだ、気づけばイエスが生まれるちょっと前みたいな。

まぁ、そんなこんなで300人くらいの吸血鬼を誕生させたところで吸血鬼を生み出す力を持った血が生成されなくなった。

ていっても吸血鬼をもう生み出せないわけじゃない、血だけで生み出すのが無理になっただけだ。

それでまあ俺の仕事が綺麗になくなったから後は俺の仲間に任せとけばどうとでもなるだろうと、俺は影から見守ることにしたんだ。

それでももう何百万年もほぼ何もせず過ごしてきたからさ見守るのもだるくなってさ、永眠してやろうと。

永眠ていっても棺桶作って中に入って寝るだけみたいな感じなんだけどさ、特殊な加工とかはいちおうするよ?そんなことしなくても俺が入ってるだけでビクともしないけど。

基本永眠したらもう二度と目を覚ますことは無いんだよ、吸血鬼は長い年月を生きるからさ、もう生きることに苦痛になってくる奴も居るんだよ。

そんな奴の救命措置みたいな、命救わないのに救命措置もおかしいけど。

とまあそんな感じの吸血鬼の種族特性みたいなもんなんだよ。

それで俺も二度と目を覚ますことはなかったはずなんだけど、なぜか今ここにいると。

その理由としては俺自身あんまり分かってないんだけど魂の移動とか転成とかそういった類のものなんだと思う。

けど永眠したといってもあれは体は生きたままのはずだから、本当に魂の移動だけなんだろうと俺は考えてる。

おそらくなんらかの理由で俺の魂の定着の力が弱まって魂が離れた時に魂が消えかけていた胎児の魂を飲み込んで俺の魂が定着したとかそんな感じだろう。

それからは今まで普通に過ごしてきたわけ、意識が覚醒した時期としては普通の人と同じ3歳前後だ。


けどそれからがまた大変でさぁ。

何が大変って俺もう魂年齢800万歳超えてるわけよ、ていっても仲間作るまではほぼボーっとしてたから精神年齢としては80歳くらいだけど。

それでもおじいさんじゃん、もう泣かないわ笑わないわで親が心配するし、保育園とかでも友達できないし、そんな感じで高校まで友達なんかほぼ皆無に等しい。

もうね年を取ると若い子とコミュニケーションが取れないんだよ。

まぁ、最近無理やり精神を若々しくしたんだけどな。

若々しくしたにも関わらず友達ができないのは俺のせいじゃないと思う。


と、昔話いつの間にか終わっていたよ。

しかも結局なぜマンションの上に居るのかとか1人暮らしの説明してねーし…俺が吸血鬼だよ報告しただけじゃん、俺なにしてんだよ本当。

この深夜にマンションに居る説明は本とか読んでみたら今の人たちのイメージが吸血鬼は日差しに弱いとか、夜の王みたいなのがあったから、それに沿って生活してみたらいつの間にかこれが日課になってしまっただけ。

1人暮らしについては孤児だったから、こっちもありきたりだよな〜。

孤児の方に関しては色々と助かったから良かったけど。


取り敢えず今後の目標ボッチ脱却!







読んでいただきありがとうございます。

亀更新ですが、できるだけ週一は守りたいと思っているので、よろしくお願いします。

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