評価ポイントの平均値が(見た目は)曖昧になったというのに、結局気にしてしまいます。
久しぶりのエッセイ、第三弾です。
もうエッセイなんて書くまいと思っていましたが、ちょっとしたお悩み相談みたいな感じで、気軽に書かせていただきます。
なろうさまの仕様が変わり、星1でも応援ならありがたいという内容のエッセイを書いてからだいぶ時が経ちました。
その後、おかげさまで短編数本ですがランキングに入り、たくさんの評価をいただくことができました。
ありがとうございます。
ただ、また新たな悩みが。
ランキングに入り、評価をたくさんいただけたら、それはいい作品なのでしょうか。
異世界恋愛、特に短編の昨今のなろうさまでの需要は異常であります。
総合ポイント四桁五桁は当たり前。
多少は勉強、研究させていただきました。
そういったこともあり、ランキングに入れたのだと思います。
内容はどうでしょうか。
ホーム画面の作品情報は、星のマークだけで数値は出なくなりました。読み専の方は最初から全く気にしていないかもしれません。
でも、普通に評価ポイント、評価人数から正確に算出でき、星平均4以上、4.5以上の作品だって多くあります。
私の平均はあまり高くはありません。
平均が低いということは満足度が低いということで、全然ダメなのではないでしょうか。
しかし、大嫌いだという方とすごく好きだという方と、極端な作品がダメなのかと考えてみれば、それはダメではないでしょう。
万人に好まれる必要はありません。
全ての方に3と思われるのでしたら、1と5の偏り、つまり平均3のほうが私はいいと考えます。
別に、3がよくない、ましてや、いただきたくないというわけではありません。
どんな評価であろうと、その方の忌憚ない評価であり、それぞれの基準がありますから、それはありがたくいただきたい大切な評価です。
そもそも評価していただけること自体、ありがたいことだと思っております。
でも、少し極端な例ですが、10人に評価をいただいて10人すべてが満点の作品と、100人に評価をいただいて平均がものすごーく低い作品と、その場合はどちらがいい作品なのでしょうか。
前者のような気がしてしまいます。
後者は、ただたくさんの方に読んでいただけたから評価が多いだけで、内容はよくないということです。
そんなわけで、星1だって応援と思うことにしたはずなのに、いただいた評価の平均値を考え、自分の力のなさに落ち込み、純粋に喜べない事態です。
大体、評価してくださる方に、比べる作品を平等に読んでいただかないと統計なんてとれるものではありません。正しい比較はできないのです。
だから信じられるものは、率直な感想といいねということになります。
よくないものに、いいねは押さないでしょう。
今の私に、いいねはちょっとした救いになっております。
そして、満点評価!!
満点評価こそ満足の証。
これ以上はありません。
なろうさまに投稿して初期の頃、1人の方からいただいただけで、調子に乗って作家気分になったものです。
そんなことを色々と考えてみたところで、私には読者さまの好き嫌いを考慮して、いいと思っていただける話を創ることはできません。
それに、きっとまだそんなことを考える域に達していないのです。
いただいた感想からも、そう思います。
ですから、単純にたくさんの方に読んでいただけて評価していただけた、または、少ないけれど高評価していただけた、と喜んでみてもいいのかもしれません。
よくないことばかり考えて、落ち込んでいても仕方がないのです。
私の筆力が上がったとは思えませんが、自分なんてダメだと筆を折ろうとしていたことを考えれば、よく頑張ったのではないでしょうか。
2ポイントの重さを誰よりも知っていますから、短編とはいえ、四桁の総合ポイントなんて夢のようです。
上記に書いた悩みなんて贅沢な悩みなのかもしれません。
この程度、と思う方もたくさんいらっしゃると思います。
逆になかなか反応をもらえず、自慢かよーと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決して自慢ではありません。
もし、評価をいただけずに悩んでいる方がいるのでしたら、どなたにもチャンスはあるとお伝えしたいです。
何をごちゃごちゃ言っとる、評価なんて関係なく独自路線を貫くだけ、付いてきてくれる(これから付いてきてくれるであろう)少数派のためにどう思われようと黙々と粛々と書くのだ、という方に対しては尊敬いたします。
本当に格好いいです。
私も当初はそうでした。
現在、なんでもかんでも思ったことを伝えてしまって全然ダメなわけですが、少しだけでもその気持ちを忘れずにいたいものです。
需要に合ったものを書く技術も大切ですが、評価ばかりに捉われず、自分で満足できる作品を創りたいという思いは持っております。
話は逸れますが、評価うんぬんより物書きとして一番怖いことは、書きたいという熱量を失うことだと思います。
そうなっては良作であれ、駄作であれ、生み出すことはできません。
長くなりました。
終わります。
こんな取り留めのない、ぐだぐだした悩みにお付き合いいただき、ありがとうございました。
万人に好かれなくてもいい。
しかし、高い総合ポイント、それも高い平均ポイントのものを生み出したいとは、矛盾しております。
単純に好いてくれる方の割合を増やしたい、ということなのかもしれません。
悩む時間があるのなら、新しい世界を創ったり広げたりした方がいいのでしょう。
どなたかは待ってくださっていると信じて、まだ伸びしろがあると信じて、がんばっていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
感想をいただけましたら嬉しいですが、お手柔らかにお願いいたします。