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 僕は書き出すと早いんだ。改心したかと思ったらミッチェルはまた悪さをするんだ、オープンエンディングだろ? 上に浴衣を着て、下には黒いカプリパンツを穿いてる。多分、風呂上がりだろう、風呂上がりの独特な顔をしてる。よくある土産物屋に入る。そこにはエマも男の子もいるんだけど、出て来ない。

そこにはミッドファーヤーのおじさんも売ってる。ミッドファーヤーのおじさんは頭に輪っかが付いててストラップにもなるあみぐるみだ。何個も売ってる。

ミッチェルはすみの方に行って棚からスフレを一個抜き取る。彼はカプリパンツの後ろの隠しポケットにそれを入れるんだ。そしてテレビに向かって笑うんだ。この時のスフレっていうのはレイカと食べたブリュレを参考にしてるんだよ。

それをみんなが見てる。修学旅行で行った奴らとは違う、もっと気持ちのいい奴らだ。あー、やっぱりみたいな感じで、みんなが笑うんだ。

帰りにも船の中にいて、やっぱりシェードがかかってる、また大きなバターケーキが用意されてるんだ。ミッチェルはまたそれを二つに割る。お母さんがまた嬉しそうに笑うんだ。

お母さんに頼りにされる。COUNTされるんだ。

その時に兄も笑った気がする。

そこでミッチェルは目が覚める。二度寝の夢だったんだ。現実を夢に見たんだね。

ミッドファーヤーのおじさんと外でパーティーをしてる。絶好の天気だ。イージーオープンエンド、あの缶の開けるプシュッってやつ。エマはそれを怖がって開けられないんだ。ミッチェルがそれを開けてあげる。

「女は恥じらいだよ」って言ってミッチェルはコークをエマに渡す。エマはへそ出しなのにね。何でコークかって言うとパーティーはピッツァだからだよ。

おじさんが、さあいよいよだ、ピッツァを切り分けるよ。車輪型のピザカッターを使って六等分するんだ。お客さんはもっといっぱいいるのにね。

そこで初めてピッツァの上の世界にいることに気付くんだ。世界が平らにできている。そんなことをみんな信じてただろ?

「君が悪いんじゃない」ピザの余韻に浸って、ミッチェルはエマを抱きしめる。本当は罪を償うことでしか至福は得られないんだけど、ミッチェルは何もかも終わって二番煎じを飲むのが至福なんだ。出がらしだけどね。

チューリップが咲いてた。

「お母さん、チューリップ植えた?」

ラストは「もっとよくある話。」で締めようと思うんだ。どうだろう?

サックスだ。

レタスしかなびかない。

バーンアウト症候群っていうのはね、いわゆる燃えつき症候群、やりきった、って感じではなくて、もっと他にできたことがあったんじゃないかって思い続けることなんだよ。後悔がいっぱいだ。アイオワにした方が良かったかな。何でミッドファーヤーのおじさんがあみぐるみなんだ。煙草も吸わなかったしレタスネットも出てこなかった。何よりカプリパンツがいけなかったな。僕のイメージでは縦縞の付いたスーツ地のトラウザーなんだ。でも変だろ? 浴衣で下がスーツなんて。

世界が平らにできてるなんて僕は信じてもいない。

僕はほとんど癖で煙草を咥えた。

「・・」

煙草吸ってるのが僕らしくないのかな。



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