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第42話 天神様と旅路の思い

お待たせ致しましたー

 ほんの少しだったが……旅の友が出来たと思っていたのに、いくらか寂しさを感じた。


 だが……我々への試練のようなものだったのだ。


 意識体とは言え、聖樹石に認められたのなら……それは自信に繋げていこう。


 この場所での旅は……まだまだ始まったばかりだ。


 リーンだった意識体を見送った後……私達は、手分けして魔物らの後始末をして、意識体が教えてくれたように……まだ形があった『快癒草』を出来るだけ採取することにした。


 使い方は……教えてはもらわなかったが、そのまま食べれば良いのだろうか?


 薬師だったら、乾燥させてすりつぶすなどをするだろうが……今の私達は人間のフリをした精霊だからね? その時になれば……もしかしたら、世界樹辺りが教えてくれるのだろうか? あまり、それは良くない状況かもしれないけれど。



「ん。これだけあれば……何かあった時大丈夫かな」



 私達が持っている鞄はただの鞄ではない。


 財布と同じように、ギルドで購入した『魔法鞄(マジックバック)』と言う特殊なものだ。固有の命あるものでなければ……様々なものが収納可能だと言う優れもの。


 食糧なども、トビトと手分けしてこの中に入れてあるのだ。



『マスター、ま……だ、先。みたい』



 それぞれ、魔物に警戒しながら快癒草を摘んでいたが……フータは、聖樹石の気配を探っていたようだ。最初の時もだが、この子はその気配を探るのがとても上手のようだ。


 中級……と言う格のお陰かもしれないが、精霊としては私やトビトよりも先輩だからね?



「そっか。頼りにしているよ、フータ?」


『う……ん!』


「ミザネ殿。始末は終えましたぞ」


「トビトもありがとう」


「……いえ」



 もちろん、トビトのことも頼りにしているよ。従者と言うよりは……こう言うのは『仲間』と言うかもしれないね?


 彼に言えば、『滅相もない!』とか言いそうだけれど……ひとまず、本来の目的である聖樹石本体を見つけなくては。


 森の中でも、ここはまだまだ手前だろう。


 その手前で……私を試す行為をしてきたのなら。この森は……想像以上に魔物の棲家と化しているだろうね。


 でなければ、意識体が試練をよこす訳がない。



(……やれやれ。神としては下位でも、この世界の神にとってはヒヨッコ同然だろう)



 人間であって、死して怨霊にもなった……小さな神でしかなかったが。


 こちらの世界では……『梅』に縁があったとは言えど、そこそこ頼りにされているのだろう。


 長旅だが……あとどれほどの石を回収せねばならないか?


 二個目を捜索するばかりなのに……私は、少しばかり気持ちを奮い立たせた。


 頼りにされているのなら……その思いに応えなくてはと。



「行こう! 二人とも!!」


「御意!」


『う……ん!』



 私達の旅は……まだ始まったばかりなのだから!


 とにかく……前に進もう!!

次回はまた明日〜

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