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貴方の為に纏わりついて、貴方をトコトンまで悩ませます。

作者: 七瀬
掲載日:2021/09/27








私は、ある男性ひとが好きなのだけど?

彼は、私に興味がないみたい。

いや? 女性ひとに興味がないのかも!?

だからと言って、男性ひとが好きなようにもみえない。

それなら、私が貴方を本気で好きにさせるわ!

取りあえず、私が最初に行動に移したのは?

彼に纏わりつくようにくっついて彼と行動を共にする事。

いつも私が彼の傍に居れば、私が彼の事を好きな事ぐらい

分かってくれると思ったから。

でも実際は、彼は私にそれでも興味がないみたい。

彼は私に、【なんで一緒に居るのか? ベタベタしないで

ほしいとか? 邪魔だから何処か行ってほしいとか?】

そういう事も言わないの。

いつも“なんか変な生き物がちょろちょろしてるな?”ぐらい

にしか思ってないんじゃないのかしら。

彼はクールで凄くモテるから、私みたいな女の子は何人か居るわ。

彼の周りにくっつく女達。

彼は、顔色一つ変えず私達を上手くかわしていくの。

まるで、“透明人間にでもなったみたいにね”

私は、ただただ彼に私という女性を見てほしいだけ。

それでも、彼にとって私はただの付き纏う女。

こうなったら、トコトンまで彼に付き纏う事にしたのよ。

鈍感な彼には、それぐらいしないと気づいてもらえないんだもの!

私は、他の女の子よりもしつこく彼に付き纏うようになる。

流石に彼も、私の存在に気づいてくれたみたい。

彼の住んでいるマンションの前で、見張ってたり。

彼がよく行くお店で、彼の事を聞いてみたり。

彼という人間が、普段どんな人なのか知りたかったの。

でも? 流石に雨がどしゃ降りの時は、彼も私を心配して

彼の部屋に入れてくれたわ。

私の濡れた服を乾かしている間に、彼の服を貸してもらい

彼が暖かいミルクを私にそっと渡してくれたの。

あまり表情には出さない彼だけど、その時の彼は凄く優しい

表情だったと私は思ったわ!

彼は本当は、凄く優しい人なんだって。

私は益々彼に惹かれていったの。





・・・でもある日。

彼の婚約者だと言う女性ひとが現れたわ。

彼女はモデルのように背も高くて綺麗な女性だったの。

彼も彼女には、凄く優しかったのだけど?

私には、なんだか気を遣っているように見えたわ。

何か? “弱みでも握られているかのようにね”

彼はこのまま行くと、あの婚約者の彼女と結婚してしまう。

私は、それが怖かったの。

どうにかして、二人の結婚をやめさせることはできないのかってね!








・・・そんな時、突然の彼からの告白に私は驚いたわ!

“いつの間にか、私の事を好きになってた”って言われたの。

でも? 婚約者の彼女と結婚しなくてはいけないと言う彼。

私達は、お互いに通じ合い好きになったのに。

こんな別れ方ないわよね。

だから、私が婚約者の彼女に言ってやったの!

【私は彼を心の底から愛してます】ってね。

そしたら? 彼の婚約者の彼女が狂ったように笑い出したわ。

“何? 私の男にちょっかいかけてるんだって!” 笑ったかと思えば

次は、凄い剣幕で私に怒りだしたのよ。

あの時の彼女は、“まるで鬼のような形相だった”

それでも、私は彼を諦めたくなかったから。

彼を連れて私と逃げることにしたの。

そしたら彼がね? 【僕はやっぱり君と一緒に居れない】って言うの。

私が、【何故?】って聞いたら?

彼が、驚く事を言ったわ。

【俺はずっと“実の血の繋がった妹が好きなんだ”】ってね。

【えぇ!?】って私はなったけど。

彼は、私を一人置いて家に戻った。

結果的に彼は私を選ばなかったし、婚約者の彼女とも結婚を破棄したわ。

今では、実の妹と一緒に住んでるみたい。

彼の両親も大変よね?

まさか!? 兄妹でそんな関係になってるなんて!

何より、私は今でも彼の事が好きなのに忘れられない事の方が辛い。

好きな人とは、ちゃんと結ばれる関係がいいという事だけは分かったわ。





最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 『好きな人とは、ちゃんと結ばれる関係がいいという事だけは分かったわ』 これ、意外と難しかったり しますよね(^^;)
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