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俺たちの初依頼はまさかのあいつだと!?

あの合宿から何日か過ぎた頃

俺はゴロゴロ日常をすごしていた。

そこで1通のメールが来た。


【部室に集合。急ぎだ。】

「めんどいよ〜雫先輩〜!」


俺は渋々部室へと向かった。

「遅いぞ!」


真里ちゃんメガネはもうすでに来ていた。

メガネがホームページを作成したとかなんとか。



「どうだ!これは良いだろ!良くやったメガネ!」


「確かにちゃんとしてますねぇ。」


「すごーいメガネ!流石!」

俺は真里ちゃんをジロっと見た。


「でもこれで何するんですか?」


「よくぞ聞いてくれた!これはボランティ部のホームページだ!

依頼があれば生徒会ではなく、このホームページに直接依頼を申しこんでもらう!

そうする事により生徒会がわざわざここに依頼を伝える手間が省けるだろう!」


「はぁ〜そんな上手く行くもんですかね?」


「大丈夫!とりあえず貼り紙かなんかで広告をする!これで完璧だ!

そのような作業は私がやっておいてやるから。

メガネ!依頼があれば皆を集め取り掛かるように!お前らの初依頼期待しているぞ!」


「イエッサー!」



そんな事で依頼なんて来るもんかと思ってはいたが割と早くそれは来たのだ。


【集合。】

「やだよーめんどいよーメガネー!」




雫先輩以外部室に集まりホームページを見ていた。


【貼り紙を見ました。ボランティ部のみなさん力を貸して欲しい。】


「マヂだな。」


「本当に来るんだねー。」

コクリ


とりあえず返信を出すことに

良ければ昼過ぎに部室へお越し下さい。と…


「イタズラだったんじゃねぇの?」


「でも来るって返信あったんだよね??」

コクリ


「もう帰ろうぜ!」


コンコン


「来たっぽいよ!」

「どーするどーする??」


メガネがドアを開けた。


「うっす。」


「竹田!?」

「どーしたの?ここボランティ部だよ?」


「依頼出したの俺だから。」


「えー!?!?」



一同竹田の依頼という事に驚きを隠せないでいた。

一応話を聞く事になった。


「して、依頼とはなんぞや?」

真里ちゃんスイッチ入りそー


「お、おう。あのだな…笑うんじゃねーぞ?」

「う、うん。」


「好きな奴が居るんだ。」


「なんだそんな事ですかい。告白してこい。以上!」

真里ちゃん男らしいなぁー!彼氏持ちは違うね!


「おい!待てよ!出来ねーんだよ。その勇気が無いというか…相田なんかに頼むくらいそいつが好きなんだ!」


「で、相手は誰?」

「同じクラスの栗原理沙って奴っす。」


「え!?まぢで竹田!あの大人しめな子だよな!お前ってもっとうるさそうなのが好みと思ってたわ!」


「理沙は大人しくて優しいんだよ。俺の事も怖がらずいっつも笑顔で良い子なんだ。」



「まぁ、人を好きになるって簡単なようで難しい事だからね!竹田くんあんたは素晴らしい!是非、ボランティ部が力を貸そう!!」


「本当か!?ありがとう真里さん!相田もありがとう!そこのメガネも。」

「う、うん。」

まだタックルの事根に持ってんなこいつ



「で、また連絡するって行ったけどどうすんの真里ちゃん。」


「そんなのデートしかないっしょ!ねーメガネ!」

コクリ

「あんた同じクラスなんでしょ!なんとかしなさいよ!」


こいつ!結局人任せかよ!

とりあえず俺は色々と計画を練ってはみた。




「森崎ちょっと良いか?」

「え!?何!?相田っちからとか珍しい!」



俺と森崎は人気の少ない所へ移動した


「ちょっと力を貸してくれないか?」

「なになにー?」


俺は秘密厳守で森崎に説明をした。

こいつは多分秘密を漏らすような人間では無いと思っていたからだ。


「マヂでー!?実はりっちゃんもね竹田の事好きなんだよ!」


「は!?マヂで?じゃあ簡単じゃねーか。」


「まぁお互いあんな感じだし、タイミングとか無いのかもねぇ」

「確かに…」


「そうだ!相田っちデートしようよ!!」


「は!?」


「皆で遊んであの2人をどっかで2人きりにしたら良いんだよー!遊園地が良いなー!」


お前が遊びたいだけなんじゃ…


「よし、わかった。皆でデートするぞ!」

「うん!!」



竹田を部室へ呼び会議を行い計画を立てた。


「て感じで行こうと思う。」

「相田お前は天才か!」


「森崎の案だ。悪い!森崎には協力してもらう為に全て教えた。」

「そーか。まぁそれは仕方ない!」


「やったー遊園地!」

この女マヂで役に立たん!!


「雰囲気や流れは俺たちがなんとかする。でも竹田2人きりになった時は俺達は何も出来ない。そこはもうお前が漢を見せる時だ。そこは頭に入れておいて欲しい。」


「お、おう。わかった!皆すまねぇ俺なんかの為に!ありがとう!」


「ふっ感謝の言葉は成功してから言うんだな」


俺と竹田はガッチリ手を交わした。


「という訳だ。森崎悪いんだが栗原さんを上手いこと誘っておいてくれ。」


「ラジャー!」

「ありがとう。」


「私も気合い入れてオシャレしていくね!」

「別にお前は気合いなんかいらねーぞ。」


「良いの!するし!べー!」



なんとか当日までは大丈夫そうだ。

はたして竹田は大丈夫なんだろうか?いざと言う時にヒヨッたりしねぇだろうな。

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