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危険な香りがプンプンしますぞ?

季節はもう夏になりかけている頃。


夏になるとリア充供がお盛んになる時期だ。


祭り、花火、山でキャンプや海。

どれも俺には無縁の話


そして、学校では衣替えの時期になった。


女子の着る夏服これは大好きなのだ


透けて見えるブラの線


たまにちょっと見える腰


「おはよう」

一応言っておく。


ステルスモード発動‼︎


俺は横目でチラチラ見渡す。


「相田まぢキモいんだけど」

「見てくんなよ」

「ちょっと見られてるよ。」


およよ?俺のステルスが効いてないだと?


しまった。俺としたことが。


「相田っち。みんな分かってるよ?」

「へ?」

「超変態チックな顔してたよ」



そーですよ?変態ですもの。男なんてみんな変態ですよ?

頭の中エロしかないんですから!特に中高生なんか特に!!


あっちのちょっと地味な男子の地味男くんも

そこのちょっと暗い男子の暗男くんも


みんな変態です!


「見てねーし!」

「なにを?」

「うるせ!爆発しろ!」

「ウケるー!」


俺は平然として席に着く。

なんにも悪い事はしておりません!

そんなに見られて嫌なら隠す努力をしてください!


「おーい、森崎!」

「安藤くん。何ー??」


安藤は前にも言ったがクラスの人気者だ。

こいつはクラス全員に優しい。甘いマスクで定評のある男前だ。

そのマスクは邪悪なピエロを隠す為なんだろ。


「もうすぐ夏休みだからみんなで海に行こうって話になっててさ森崎もどうかなって!」


「海イイね!行こうかな!」


「じゃあ一応決定だね!あっ、相田君も一緒にどう?」


「え!?」

何?なんで俺に振ってくんの?

急に話かけんなよ友達でもないくせに。


「いや、俺は…」

森崎がキラキラした目で俺に訴えかけて来ている。


やめろ!やめてくれ!そんな目でこっちを見るな!


「考えておく。」

「OK!また決めたら教えてくれよ!人数居た方が楽しいからさ!」


「安藤ーそいつも誘ってんの?」

「竹田!人数居た方が楽しいしょ!」


竹田。こいつは嫌い。なんかもう生理的に受け付けない。安藤が居ないと何も出来ないオラオラ系クロマニョン人だ。


「また吐かれでもしたら嫌だかんなー!」


今だにそんな事を…顔に似合わずねちっこい奴だ。



「相田っち行こうよ!」

「いや、部活あるかもだし。」

「その部活ってなに?」

「秘密の部活だ。それ以上は言えん!」


放課後部室へ向かった。

「うっすー」


「メガネ来たよ。あのリア充が。」

コクリ


「まだ言っとんすか?いい加減やめて下さいよ。」

「暇なんだもーん!ね、メガネ?」

コクリ


「みんないるか!今日は大事な話がある。」

「マスターなんでしょう?」


「夏休みは合宿をする!」


「がっしゅく…!?」


「そんな事する必要ない部活ですよね?」

「まぁ交友関係を深めようという合宿だ。やはり今のままでは今後の重要な任務に影響を与えかねない。」




雫先輩はきっと遊びたいんだろう

生徒会でのストレス発散か?


「どこへ合宿に行くんですか?」

「海だ!寝床は心配するな!テントを張ってやる。」


「なんか楽しそう…」

「過酷だぞ。サバイバルだからな!持ってきて良い物は水着のみとする!よいなメガネ!」


「イエスマム」


危険な香りがプンプンするんですが…

海か、やだなー。あいつらと鉢合わせでもしたら…

まぁそんな出会ったりとか世界狭くないわな!

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