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才能のない私は転生して…何をしようか。  作者: 暁 シグ
本編(?)
4/29

3.5 へぇ

読まなくてもいい気がします。たぶん。

「ねえ、不思議に思わなくていいの?」

「え、何が?」


呆れた視線がとんでくる。やっぱりツンデレだな………ってなんだっけ。何が不思議なんだ?


「…私がサチのこと転生者だって気づいたときのこと!…分かってると思って言わなかったけど…。」

「それの何が不思議なん?」


別に普通……。


「名前が貧相だからって言ったでしょ?」

「うん。殺意が沸いたよ」

「あっそ。…で、なんでサチコって名前だけで分かったと思う?」

「そりゃ名前が日本っぽいから…」


イラッとするな。…でも、何がおかしいんだ…?…私が首をかしげて濃厚なバターのことを考えていると


「…あーもう、本当にバカ。転生前と同じ名前だって限らないって考えつかないの?」

「あー、そっか…」

「完全にお前、別のこと考えてるだろ」


頬をつねられる。…濃厚なバターを、ふわふわもちもちのパンにつけたらまるで小麦粉が奏でる音楽会や~…的なこと考えてたのに…。ハナがふんぞり返って説明する。(そんなにふんぞってなかったわ…)


「実はね、転生前と名前が同じで生まれて来る人は転生前の記憶を持ってるんだって!だから、私は日本っぽい名前のサチコをもしかしてって思ったの」

「…へぇ」


いや、そんなドヤ顔で言われましても…。なんで知ってるか聞いてほしいのか?これは…。しょうがない…。


「なぁんでぇ、知ってるんすかぁ?」

「ダルそうに聞くなよ。…実は、神様に教えてもらってたぶん転生者の中で私しか知らないらしい。」

「あやふややん。」


というか、転生者に何人か会ってる人は薄々気づくんじゃないか?

…でも、そんなプチでミニな情報を自慢気に話す彼女は無邪気だ。まあ所詮中一ってことか。そう思って、頭を撫でる。


「…うわ、キモ。」

「ツンデレ?」

「…はっ倒すぞ」


…所詮中一ってことなんです。

本当に「へぇ」って物語なので3.5にしました。

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