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才能のない私は転生して…何をしようか。  作者: 暁 シグ
番外編(?)
25/29

2:ko na ma i ki na …

小生意気な…(訳)

「待って待って…!!待ってぇぇえ!!死ぬっ…!…まだ死にたくないぃぃぃい!!」

「待つものかぁぁぁあ!!この残酷な悪魔め!!!!」


どんな状況…ですか…?

え、誰も教えてくれない…?

あ、あらー…。


ハナと目を合わせる。

二人して首を傾げるもどうにもならない。


「………お茶でもいかがです…?ハナさん。」

「………そ、そうですね。サチコさん。」


なんて言ってみるも

まわりでは剣を持った老人が、飛ぼうとしてこけたりつまずいたりしてる悪魔を追いかけてる。


「わぁぁあ!!ハナ!サチコちゃん!たすけてよぉぉぉぉお!」

「え、いや……」

「助けないでよい!こいつは、わしの大事な…大事な奴を殺したのだ!!」


え、殺し…?

トウマが…?


すると、ハナが


「え、あいつ…未成年に妊娠させてる上に殺しまでやったの…?」

「違うの!あれは、本能だったから!!俺だけど俺じゃないの!」


は…?何言ってんだ、こいつ。

え、中二病?あー、中学二年生だしね…。

…というか、マジで状況が読めない。


「それで、どうい……」

「やああああああっ!」

「わあああああっ!!…っと…!」


ついに羽根をはばたかせて、飛んだ。

お、おぉ…かなり上まで行くな…。

そのまま第一宇宙速度、抜けてどっかいっちまえー。……冗談です。


「どうだ!これで、殺せないだろ!」

「…あいつ、いきなり生意気になりましたね。」

「ぐぬぅっ…!この恨み、絶対に晴らす!!」


ハナが白けた目で、宙にいるトウマを見上げてそう言っていた。

イージョさんは、地団駄を踏んで悔しがっていた。そ、そんな興奮したらダメですよ。こ、高血圧になりますよ…。

あ、あと……振り回してる剣が非常に危ないで……あぶねっ!!


「それで、何があったんですか?」

「あ、あぁ…。すまないね。あやつには、深い恨みがあってのう…。」


ハナがため息をついて言う。

まあ、そりゃすごい生意気そうに空飛び回ってるからなぁ…。

とりあえず、座って話すことにした。


「殺されたって…誰をですか?あんなやつが人を殺せるとは思えないんですが…。」

「いや、人ではないんじゃ…。」

「人じゃない?じゃあ一体……。」


ごくりと唾を呑む。

な、何だ…この間は…。



「…馬じゃ。」



…今の間、本当に何!?

いや、その馬が大切なのは分かりますけど…!


「馬…どんな馬で?」

「カルフィ…という名前でな…。」


え、ハナ…そんなに馬、気になる…?

正直、どうでもいいと思った私がおかしいの…?


「昔…わしがまだ騎士だった頃の話じゃ…。」


語り始めたー。もう後戻りできないやつー。

ハナがなぜか真剣な面持ちで話を聞こうとしている。




…これ絶対眠くなるやつやん。



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