表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不死の復讐者〜アイツらを殺すまでは死ねない〜  作者: ごっどシーン
俺たちの復讐を
8/27

やらない善よりやる偽善?笑わせるな

あの俺が落とされた日から結構、時間が経った...と思う。

そして俺は前に比べると大幅に強くなった。どうして強くなったかはあの、聞くも涙、語るも涙の俺と魔物の愛と悲劇の惨殺物語を語る必要性が出てくるのでそこは割愛させてもらうとしよう。


それを抜きにすると今日もいつも通りだ。

いつも通りレベル上げをしている。なぜそんなにもレベルを上げようとしているのか、と問われるならば俺は即答するだろう。『復讐』のためだ、と。


だが、それでも未だに俺はアイツらの足元にも及ばない。全ての面において、だ。ステータスもスキルもレベルさえも。

ちなみにそんな今の俺のステータスはこうなっている。


下級悪魔 アルド 14歳 lv.78


攻撃 28,000

魔力 45,000

防御 30,000

俊敏 41,000

幸運 79,000


スキル 魔物変換 千里眼 魔力制御 武器創造 飛翔


ユニークスキル 魔法の極意


固有スキル 復讐者 不死


称号 亡国の王子 復讐者 不死者 魔物 愚者 魔物の天敵 進化者 チキン野郎 地獄を乗り越えし者


加護 邪神の加護


進化数 1


と、このように前と比べるまでもなく、強くなった。

しかし、それでもアイツらに俺は勝てないだろう。それほどアイツらは強い。それこそ人間が気づかないうちに蟻を踏み殺してしまっているように。


それほどの差が俺とアイツらにはある。


だが、まだ殺せる可能性がある。なぜなら忘れそうだが、俺は魔物でアイツらは人間だ。だからアイツらは進化をすることができない。それは小さいようでとてつもなく大きい差だ。


だが最近俺はここで暮らし続けて思うようになってきたことがある。それは全て自分は自分のためだけに行動しよう、ということだ。簡単に言うと、他人とは自分に利益がない限り関わらない、つまり何をしていても、何をしようとしていても自分に利益が無ければ止めないし、参加もしない。

しかし、これを聞くと反対する人もいるだろう。非情者、と罵る人もいるだろう。


ただ『やらない善よりやる偽善』と、説教をたれる奴にはこう答えたい。



簡単に言うな、ペッーーーーー




と、このように俺は思うようになってきた。


それはおそらくこのような環境で暮らしてみると全員が俺と同じようなことを考え、そして思うだろう。他人のことなど構っている暇はない。そんな暇があるなら今をどう生き残り、どう敵を殺すかの作戦を立てる、と。


そして俺はそう思うのを環境のせいだけにはしたくない。言っていることはメチャクチャだがそれは俺の本心でもある。


「ふぅ、やべぇな。こいつ強すぎるだろ」


そんな中、俺の前には強敵であるケルベロスが立っていた。

あんなことを考える前に行動すべきなのだろうが、浮かんできたものは仕方がない。まぁ俺の気持ちが再確認できたところで......


「こいつを殺すか!!」


「「「グオオオン!!!」」」


そうして俺とケルベロスの戦闘が再開された。










「はぁはぁ」


そして最後まで立っていたのは俺だった。


「はぁはぁ、ざまぁみろ......ついに....ついにこいつを殺したぞおおおおおおお!!」


俺はついにこいつに勝つことができた今まで俺はこいつに会うたびに戦い負けるか、逃げるかしかなかったが、ついに勝つことができたのだそれは誰でも叫びたくなるだろう。


「あ、やべ」


そして俺も、長時間の疲労からか強烈な眠気に襲われてその場で泥のように眠り始めた。

































コツコツ


「へぇ、こんなところに面白い子がいるじゃないか」


そこには赤い三日月が浮かび上がっていた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ