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ギルド

今回は短いです。ご了承ください。

「へえ、これが冒険者ギルドか。」


こんなに大っきく冒険者ギルドって書いてあるのに何で俺は気づかなかったんだろうな。

そう思うほどには大きい看板があった。



「まあ、とりあえず入るとするか」



そう一人で言いながらギルドに入ってまず俺が感じたのは酒臭さ。なんでこんな所で酒の臭いがするのかが気になり、周りを見ると前方には受付らしきものが、そしてその左には何か紙がたくさんはってある板。さらに受付の右には酒場があった。



「なるほど、どうりで酒の臭いがするはずだ」



そう言いながら一人でウンウン頷いているといつのまにか俺の前に大きい男が立ちながら俺の方を睨んできていた。その男の顔は酔っ払っているのか赤い。


「おうおう、なんでここにお前みてえなのがいるんだ!? お前見たいなチビ助はなあ帰ってママのオッパイでも飲んでおけばいいんだよ! …… それともお前が俺に飲ませてくれんのかぁ!!ギャハハハ」


目の前のおっさんがニヤニヤしながら俺に向かってそう言うと周りのアホどもも下品に笑い出した 。


なんて下品で口が臭い奴らなんだ。



「黙れ。気持ち悪い。臭い。殺すぞ。帰れ」



俺がそう率直に言うと前にいる男は赤い顔をもっと赤くして俺の胸ぐらを掴んできた。


「おい、こっちが下手に出てるからってあんまり調子乗んなよ?」


「離せ。臭い」


「じゃあ、離させてみろよ。できるもんならなぁ!ギャハハ!!」


それに同調して周りの奴らも笑いだす。ここにはクソしかいないのか?


俺は下品な笑い方をしている目の前の男の手を捻り上げた。


「!?…いでっ! やめっ、やめろ!!!」


「お前らは昼間っから酒しか飲んでないのか? おかげで口が臭いんだよ。それと雑魚がいきがるな、見苦しい」


俺はそう言いながら手を放してやった。


「クソがっ、このBランク冒険者のガザ様をコケにしやがったなぁああ!?」


「Bランクかなんか知らんが死にたくないなら逃げた方がいいぞ?」


俺はそう言って周りに殺気を飛ばした。

それだけでギルドの中にいた奴らは数人を除いて腰を抜かしていた。


ふむ、腰を抜かしていないのは数人だけ……思ったよりもギルドというのは大したことないな。


俺はそう思いながら受付という看板が貼られている場所に向かって歩き出した。


そこには一人の十代後半ぐらいの女性がいた。


「ようこそお越し下さいました。 用件はなんでしょうか?」


「ああ、冒険者になりたくて来た」


「分かりました。冒険者登録ですね、少々お待ちください」


前にいた受付嬢はそう言って奥に行くとまた何か透明の丸いものを持ってきた。


「これは、その人の最も得意な魔法の属性を表します。火なら赤、水なら青、風なら緑、土なら茶色、植物なら黄緑、そしてこれは中々いないのですが、光や闇、氷などもありますが、それについては説明を省かせていただきます。それではここに手を触れてください」


俺は言われるがままにその球体に手を触れた。

するとその球体の中で白色が渦巻き球体が爆ぜた。


「なっ!?」


「おい、これ壊れたぞ」


俺がそう言ったのに受付嬢は呆然としたままピクリとも動かない。つまり……


「死んだか」


「死んでませんよ!?……と、そんなことより、ここで少し待っていてください!! いいですか? ここで動かず! 待っていてくださいよ!」


いったい何をそんなにも慌てているんだ?

球体が爆発しただけじゃないか。


俺がそう思っていると受付嬢が走って来た。


「おまたせいたしました! ギルドマスターの部屋まで来ていただかますか? そうですよね!行きますよね!ではこちらです、ほら急いでください!」


「ちょっ、待っ、なんなんだ!?」


俺はそう叫びながらも受付嬢に連行された。

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