俺の......俺たちの復讐を
すいません、受験があるためまた更新が遅くなります。
それに、だいぶ短めです。
奴の周りにそれぞれ骸骨がのっている4本の柱が落ちてきた。それは、それぞれ憤怒、嫉妬、憎しみ、恨みを司っている柱だった。
これに囚われたが最後、抜け出すことはできない。
「エル、お前の負けだ。さっさと負けを認めろ.......じゃないとそれは敵の命を死ぬまで吸い続ける。.....ああ、先に言っておくが間違っても抜け出そうとするな?マジで死ぬからな?」
そう、このことに嘘はない。抜け出そうとしていると四つの柱が判断すると一気に命を吸い切る。それに例外はなく、どれほど強くても、どれほど弱くても同じ時間で死に至る。
だからこそ、俺は奴に負けを認めろと言った。絶対に抜け出すことはできないと、そう確信して言った..........なのにその確信は潰された。
バキンッ!
他でもない。エルの手によって.......
「うーん、確かにこの結界は僕が見た中でも一番強いよ。さすが、僕のハニーだ!」
「それを無傷で抜け出すお前はなんなんだ!それに俺はハニーではない!!」
俺はそういいつつ、奴から距離をとった。
「まあ、僕が例外なだけだよ。言ったでしょ?僕の力は君とは根本から違う。魔力では僕は倒せない。.........さあ、行くよ?」
その瞬間、俺の視界がひっくり返った。
いや違う!俺がひっくり返ったんだ!
されたことは単純、圧倒的な速さで俺に迫り、圧倒的な力で俺を蹴り上げた。ただそれだけのこと。そう、それだけのことで俺は奴との力の差が分かってしまった。
「さあさあ!どうしたんだい、アルド!君はそんな女ではないだろう!?」
だが、こんなところで負けるわけにはいかない、俺は強くなければならない!!
「俺は、男だぁぁぁぁあああ!!!!」
自分でもよく分からないことを叫びながら俺は奴に高速で飛んだ。その勢いで俺は刀を振り下ろす。
.....だが、俺の本気の一撃はいとも容易く止められた。この世界最強の男、エルに。
「さて、君はよく頑張ったよ、だからもう眠れ」
その言葉を最後に俺の意識は暗闇に落ちた。
「兄様、ほら起きてください。今日は私とお出かけをする日でしょう?寝ていると、時間がなくなってしまうではないですか」
目を開けるとそこには最愛の妹がいた。
........ああ、そうだった。"この日"は妹と出かける日だったんだ。そしてこの日はこの国"最後"の日でもある。
そう考えると俺の頰を涙が流れた。もう出かけることのできない妹。もう一緒に遊ぶことはできない妹。もう、"いない"妹。
そうだ。こんなところで寝ている場合ではない。だから、俺は立つ。
「すまないな、今日は一緒に行けない」
そう妹に言って。
俺は行かなくてはいけないんだ。もう、あの日々は帰ってこない。俺はあの日、誓ったことをしなくてはならない。
俺は再び決意を固め、歩き出した。
さあ始めよう、俺の......俺たちの復讐を




