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不死の復讐者〜アイツらを殺すまでは死ねない〜  作者: ごっどシーン
俺たちの復讐を
11/27

闇の中で 3

このまま溶けて終わると思っていた。


「緊急事態発生。出力を最大にします」


そう呟かれるまでは。

その瞬間俺の作った孤独の牢獄が一瞬で弾け飛んだ。


「おいおい。マジかよ。これを破られたのは初めてだぞ?」


本当に初めてだ。これが破られたのは、っとそんなことを考えてる暇ではない。何故なら相手は


「修復完了。排除を再開します」


そう言ってもう攻撃の準備をしているのだから。ってもう傷治ってる!?いくらなんでも早すぎないか!?

しかも相手から出るオーラが先程までとは比べ物にならないぐらいに大きく、鋭い。


「これは手を抜いていてはこちらがやられるな。久しぶりだぞ。俺が本気を出してもいいと思えたのは」


だがやはり本気を出すことには抵抗がある。なぜなら、今まで本気を出すたびに1人になってきた。いつもいつも.........


ブワッ


俺の全身から青黒い魔力が吹き出る。

その魔力は温かみの1つも感じさせないほどに冷たく、そして暗く感じられた。

さらに普通、魔力は見えない。よっぽど多くなければそれこそ、この星全てを包むほどの魔力がなければ。


「ッ!?」


それを一瞬で理解した敵はすぐに逃げようとする。が、それを俺はさせるつもりは全くない。


「おい、どこに逃げるつもりだ?俺をまた独りにするつもりか?」


相手は絶望した顔で....いや、機械なので無表情なのだがそう感じさせるようなオーラが体からにじみ出ていた。振り向いた先に居たのはおそらく彼女が最も今見たくない顔だろう。そう、俺だ。


「まだ時間はあるだろ?もうちょっと遊ぼうじゃないか」


その瞬間、彼女は俺に向かって魔法を近距離で放ってきた。


「『空間移動』」


彼女の後ろの空間が裂ける。そしてそのまま彼女は亜空間に逃げた。


「逃がさないぞ。『空間干渉』」


そして彼女は俺の目の前に現れた。


「なぜ?魔法は正常に発動したはず」


「俺が干渉しただけの話だよ。それに俺から何度も逃げようとするのとは、人に失礼じゃないか?」


俺はそう言うと敵に剣を振り下ろす。


「ッ!?」


「ほう、今のを避けるとは、やるな」


今のはわりと本気ではなった一撃だったのだが、正直避けられるとは思っていなかった。


「嬉しくありません」


「ん?機械のお前に感情なんて、もともとないだろ?」


何を言っているんだこいつは。もしこいつが感情のある生物なのだとしたら俺はこいつを殺さない。


「いえ、もともとは普通に生活をしていた人間です。今では薄くなっていますが感情もあります」


なんだと?

俺は持っていた剣を思わず落としてしまう。


「まて.......お前は人間....なのか?」


「はい。今ではそう呼べるかもわかりませんが」


「ではなぜ、奴等に従う?感情があるなら普通はそんなにも機械的にならないはずだ。なのになぜお前からは人間らしさを感じられない?」


そう、こいつからはいつもは感じるはずの人間らしさと言うものを全くと言っていいほどに感じられないのだ。


「私は孤児だったのですが、そこで妙な人たちに....ッ!?」


「おい!どうした!」


「任務を再開します」


急にまた、機械のような自我を感じられない話し方に戻った。

それに俺は何故かとてつもない怒りを感じた。

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