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プロローグ 俺の現実
突然だが…みんなは、「ボッチ」という単語を知っているだろうか。え?何?…バカにするな?まあ、とりあえず一回聞いてくれ。「ボッチ」それは、「一人」を意味する言葉である。だが、憎きリア充たちとは無縁な言葉だ。この言葉、「ボッチ」という問題に直面するのは、陰キャや、学内カースト下位にいる者たちだ。だが、決して哀れむことではない!それによって得だってある!
「はい、じゃあ好きな人同士でグループつくれー!」
まあ、何が言いたいかというと。
「なんだ?神谷、」
俺の名前は「神谷 祐」
「余った、のか…。」
…「ボッチ」だ。