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三国奇譚  作者: 村吉政勝
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長坂橋の戦い。アホを抱えて突撃だ!Ⅱ

趙雲は虹の剣で敵兵を斬り刻み味方の方へと向かって行った。。所がどんなに強い武将とは言え人だ。。趙雲にも限界がある。。


「むぅ!!後、もう少しだ」趙雲は突き進む。

長坂に張飛が仁王立ちしているのが見えた。


「張飛!俺を助けろ!」

趙雲が叫ぶ。。

「はっはっはっ、趙雲、お前が俺に助けてくれなんて珍しい。良いだろう。常山、俺の蛇矛を受け取れ!」

張飛は鬼の様な形相で覇気の入った蛇矛を趙雲に投げつけた。

「むぅ!!これは、凄い!力が入る」

趙雲は蛇矛の強く鞭の様にしなる矛を敵兵に叩き込み青虹の剣で敵兵を斬殺していった。

「張飛、ありがとう!」

「お前がありがとう何て気持ち悪いなぁ」

趙雲は張飛と共に味方陣営に戻る。


主君劉備が趙雲を見るなり

「常山!一身これ全て胆なり。我が子の為に大切な将軍を失う所だった」

そう言うなり劉備は赤子を地面に投げようとした。

「兄者、常山が必死に助けたんだ。若君の命は趙雲の命だ。やめてくれ」

劉備はその言葉で目が覚めたのか。。

「常山、常山、ありがとう」

ただ、泣き崩れるのだった。

「お前の命は常山の命だ!胆に命じろ!」

赤子にそんな言葉もわかるはずがない。


赤子は泣き叫ぶ。。赤子の泣き声が長坂にこだま

した。。

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