表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の魔法剣士  作者: 矢吹凛紅
2/2

第二章 「ノア」

誤字などがあったら教えて下さい!

爽やかな風に木の葉が揺らいでいる。柔らかな光に包まれている丘。そして俺の耳に届いた言葉。

       『特別』

この世界には剣に宿る意思と精霊の二つの要素がある。剣に認められたものはその剣に秘められた力を引き出すことができる。また、精霊に認められたらその精霊のもつ特殊な力を使える。それを『魔法』という。そして剣と魔法の両方を使うことはできない。ある一人の人物を除いては。

       「俺は特別なのか?」

驚きつつも精霊に尋ねてみると

       「そう、君は剣も魔法も使えるんだよ」

精霊は無邪気に笑いながら答えた。剣と魔法のどちらも使えるたった一人の赤髪の少年。名を『ノア』という。

       「なんで俺だけ両方使えるんだ?」

       「それはさっきも言った通り君が特別だからさ」

俺は孤児院で育った。生まれて間もないころ両親を亡くした。両親は領地争いで戦死したらしい。それで一人になった俺は孤児院の院長に拾われて孤児院にきた。別にそんな特別なわけじゃない。なのになんで俺だけが剣と魔法のどちらも使えるのかが知りたい。

       「なんで特別なんだ?」

精霊は俺の目をじっと見てこういった。

       「それは君の事をよく知ってるひとに聞けばわかるよ」

精霊はそういうと森の中へと消えてしまった。

       「俺の事をよく知ってる人か,,,」

小さくつぶやくと

       「もう昼にするぞ」

院長が俺を呼びに来た。その時にひらめいた。俺の事をよく知ってる人。そう、俺を拾ってくれた院長ならわかるかもしれない。

       「院長!俺って特別なんですか!?」

院長に迫ると

       「とりあえずとりあえず飯だ飯」

俺が特別かどうかより昼ごはんの方が院長にとっては大事らしい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ