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こ●も替え

作者: れん

親に反発ばかりしていると。


ほら、こんなこともあるかもしれないよ。

 「暑くなってきたし、そろそろ?」


食事の支度をしながら、主人に聞いてみる。


 「そうだな。そろそろ。」


その時、リビングから大きな声が聞こえた。


 「ちょっ、ババァ、私の下着とおっさんの服、一まとめにしておくのやめろって言っただろ! あと、弁当のおかず、茶色のおかずばっかりだと、恥ずかしいって前から言ってるし。聞いてる?!」


 あらあら。「聞こえてるわよ、加奈。それより、そろそろ暑くなってきたから、こ●も替え、しても大丈夫?」


 「そんなの、いっつも黙ってやってくれてるじゃん。あ、あのお気に入りのレンガ色のカーデガン、椅子にかけておいてよ! 約束あるし、もう出掛けるね。」


 「あなた、加奈もいいって言ってるし、始めますね。次はどの子に変えますか?私は、もう少しおとなしい女の子がいいのだけれど。」


 「次は男の子っていう約束だったよな。一緒にキャッチボールするんだ。 …とりあえず、口汚くない子だな。」


 「じゃあ、早速。」

 「じゃあ、早速加奈は返却で。」


 冬から春に変わる季節。

 悪い事ばかり言ってると、あなたの家でもこ●も替えされるかも。

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― 新着の感想 ―
[一言] 短い中にユーモアとダークが上手く混ざり合っていて良かったです
2018/03/25 18:19 退会済み
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