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番外編 冒険者チーム

久々の番外編です。

 その日、街では避難訓練が行われていた。

指揮を取るのは冒険者協会の神官だ。


「みなさん、おかしを守って移動してください!」


 おかし、とは避難する際に混乱を招かないようにするための決め事である。


「お菓子だってよ。 くれるのかな?」


「違うって。 おかしは決め事だよ。 おは押さない、かは駆けない、しは死なないだ」


「おお、さっすが!」


 仲間に褒められ、スラムの少年はへへんと鼻を鳴らす。

そのまま神殿の方まで移動してくる。


「もし魔王が攻めてきた際には、この神殿の中で戦いが終わるまで待機となります!」


 神殿はかなりの広さを有しており、街の人間のほとんどを収容することができる。

スラムの少年たちはCグループに配属され、神殿の3階に移動することになった。







 一方で、協会は有力な冒険者を街に呼び戻すべく、使者を送り込んだ。

使者たちには、部隊の名前と紹介文が書かれたリストが配られた。

以下、そのリストの内容である。

「」内は二つ名を示す。


1.ヒカリ隊 「かっこいいお兄さん」


 イケメン3人組で構成されており、リーダーのヒカリは元の世界ではホストをやっていた。

剣に映った自分の姿に見惚れてしまう弱点があるものの、剣の腕は一流。


2.三村隊 「下町の開拓者」


 リーダーの三村は主に見ているだけで、戦闘はオオタケとオオエの2人がやる。

この2人は両方戦士で、競争するようにしてお互いの実力を高め合った。

結果、リーダーには1つも経験値が入らず、いらない子となった。


3.エボシ隊 「オオカミハンター」


 リーダのエボシはオオカミの毛皮を売って商売する商人。

仲間のアシタカは「力アップ」スキルを用いて弓の威力を高めて狩りをする。

サンは「嗅覚アップ」スキルでオオカミの追跡を行う。


4.植村隊 「山の専門家(プロ・クライマー)


 部隊とは名乗っている者の、一人で冒険を行っている。

方向音痴で、よく遭難する。

仲間が注意しても、「俺が何年山を登っているか分かっているのか!」 と罵倒するため、みな愛想をつかして離れていった。


5.カッパ隊 「クジラハンター」


 リーダーのカッパは、クジラ獲りの名人で槍の名手でもあり、海戦では随一の強さを見せる。

トレードマークはふんどし。

葉っ〇隊じゃないよ。


6.グラメ隊 「美食の探求者」


 リーダーのグラメは元の世界では官邸料理人をしていた。

女性だが、顔立ちはボーイッシュである。

よく街で「剛〇さんですよね?」 と声をかけられるが、本人とは関係ない。


7.キンタロウ隊 「企業戦士」


 リーダーのキンタロウは、自給800円で仲間を雇っており、タイムカードなるものがこの部隊にはある。

ちなみにキンタロウ自身の格闘センスはずば抜けて高い。


8.三玉隊 「伸び悩むルーキー」


 リーダーの三玉ユウスケは、元の世界ではスポーツ、勉強ともにこなす優秀な学生だった。

しかし、ファンタジーにおける、元々優秀な人間は大成しない、という法則に逆らえず、冒頭で作者からひどい扱いを受ける。


9.フジコ隊 「泥棒猫」


 盗賊、探検家、商人からなる特殊チーム編成。

リーダーのフジコは資産家から様々なアイテムを奪取し、その盗品のスキルを使ってなり上がった。

ゼニガタという追っかけのファンがいる。


10.ヒロキ隊 「財宝ハンター」


 4つの秘宝を手に入れた男。

むさくるしいメンツに囲まれている。

物語の主人公のクセに、ヒロインがいない。


 




 そして1週間後、このメンバーが全員集合し、戦いの火ぶたが切って落とされようとしていた。



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