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イフリート

これを読んだ後、意味わかんねーよ、と言うでしょう。

 リセット、メモリーカード……

そのワードから俺が導き出した答えは一つ。

この世界は一度リセットされた。

そして、このカードにはリセットされる直前の世界のデータが入っているに違いない。

なぜスフィンクスがそれを持っていたのかは全くの謎だが。

そのことを神官に説明すると、なんとか納得して貰えた。


「なあ、もしこの装置に俺の持ってるカードを差し込んだらどうなるんだ?」


「……分からん」


 もし試すにしても、かなり危険がでかい。

もしバグったら取り返しのつかないことになる。


「……やめとくか」


 しかし、意外にも神官の方がやってみろ、と提案して来た。


「もし、何者かが未来を救うために残したのだとしたら、その時が来る前に試しておかねばならん」


 ……魔王がやって来る。

それに対抗するには、イフリートの力が鍵になる気がする。


「魔王に世界を明け渡したらリセットすらできなくなっちまうもんな。 分かった、やってみるぜ」


 俺は思い切ってカードを装置の空きスロットに差し込んだ。






 特別何かが変わった気配はない。

が、神殿の内部が少しボロくなった感じがする。


「何か変わったか?」


「どうだろうな……」


 その時、俺と神官以外の何者かが物影から姿を現した。


「イフリートの力が必要になったか……」


 そう言って、姿を現したのは鎧に身を包んだ黒髪の青年だった。


「……何者だよ」


「俺はこの世界を救えなかった勇者で、名前はイワオ。 幸い、魔王との戦いに勝つことはできたが、街は壊滅してしまった」


 イワオの話によると、魔族に見いだされた人間は選択を迫られる。

人間をやめるか続けるか。

そこでやめるを選んだ場合、力が目覚め魔王となる。

今回の魔王は、炎の力を開花させ、イフリートとなり街を砂漠に変えた。

どうにか氷の剣で相手を凍らせて、「閉じ込め」スキルで本の中に封印することに成功したらしい。


「世界をリセットする前に、イフリートを残しておきたいと思った。 リセット後の世界でイフリートの力が役に立つと思ったからだ。 俺は仲間にメモリーカードを元の世界に持ち帰って、次にゲートが開いたタイミングで戻ってくるよう頼んだ」


 となると、スフィンクスは勇者の仲間だったのか?

しかし、どう見てもただの一般的にしか見えなかった。

もしかしたら、スフィンクスはその仲間の祖先で、カードを守り続けろ、とだけ言われていたのかもしれない。


「魔王ってのは何回も現れるのか? 前にも魔王を倒したって老人に会ったぜ」


「俺たちがいて、魔族が存在し続ける限り、何度でも魔王は現れるだろうな。 イフリートを閉じ込めてる本だ。 持っていけ」


 俺はその本を受け取った。


「これが、最後の秘宝……!」


 




 俺たちはメモリーカードを抜いて、戻って来た。


「これで、いつでも魔王を迎え撃てるぜ!」


 


 


スフィンクスが怯えていた理由→魔族の幽霊に追われていた。


スフィンクスが王都を追放された理由→イフリートを嗅ぎ付けた魔族の霊が王都に集まり過ぎたため。


4つの秘宝の本に回りくどいメッセージで残されていた理由と、誰がそれを書いたのか→魔族に取られないよう、難解なメッセージにした。 スフィンクスという名前がヒント。 書いたのは作者だが、書くように伝えたのは勇者の仲間。


ゴーレムは?→盛大に忘れた

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