007:
〖創世暦1001年4月4日14:00〗
一旦町に戻り、馴染みの店による。
生産場近くの生産プレイヤーの露店が並ぶ露店通り近くの和食レストラン【フリューリング】に立ち寄る。
「武装は解除にご協力を」
制服が可愛い店員に言われて4名は武器を解除し、これをアイテムボックスに放り込む。
「テイムエネミーでしょうか?」
「はい。」
「申し訳ありません。当店にはエネミー用の商品はございませんが、よろしいでしょうか」
「あ、はい。よろしく」
「では4名様と1体様、どうぞこちらに」
「この店凄い」
案内された窓際のテーブルに腰掛け、防具が狭苦しく感じたレドは、金属防具を外した。
「よい店ね」
「だからこそこの店が繁盛してほしい物なのだ。エネミーを嫌わない珍しい店だからな」
「ちなみに和、洋ではどちら」
「和かな。洋食はよく食べるけど、和食はね。中々食べる機会がないよ」
「はい。メニュー」
備えつけられていたメニューを取り、ヒリュウが配る。
ガッツリ食べたいレドにとってみれば見逃せない天丼、カツ丼、牛丼、親子丼の四種がミックスされた四重ミックス丼特盛、いつもの特上寿司をお持ち帰りの注文と一緒に決める。
「ご注文はお決まりですか」
「メガ盛り特上寿司を一つ、今日のサイドメニューからワカメスープ一つ」
「御一緒にサッパリとした酢の物はいかがです」
「悪くないな。そうだな。ガリのマルカジリ漬け」
「承りました」
「俺は四重ミックス丼、こっちの法は特盛で、特上寿司一つ、四重ミックス丼特盛二人前をお持ち帰りで、スープはこっちの揚げ豆腐味噌汁で」
「承りました」
「今日のおすすめ料理の和風ハンバーグ定食一つ、サイドメニューのピクルスを一つ、同じくサイドメニューの木綿豆腐味噌汁を一つ」
「承りました」
「あたしは、太らずがっちり食べれる物とかありますか」
「それでしたらダイエットメニューのチキン塩味ヨーグルトサワーシチューがお勧めです。また刺身定食も、割と低カロリーです。ただ両方とも苦手と言う方がいるのも確かです。それらの事はメニューに挟まれている料理に一言の分の所にご感想とご希望をお書きください」
「うーん。チキン塩味ヨーグルトサワーシチュー一人前をよろしく」
「承りました」
■
【フリューリング】での食事後、近くの露店通りにあるヒラメの所に行く。
「また売り切れですか?」
何やらヒラメの店の前でヒラメに喧嘩腰ともとれる口調こそ穏やかだが、声は全く荒々しく殆どと恫喝の声だ。
長身の男は弓使いのテイマーらしい、背中に背負った弓に矢筒、腰にはショートソープ、投擲用のナイフも両足の太腿に帯び、近くに一体のエルダーを連れていた。
「あんたもしつこいねえ。商品に関してはまとめ買いは禁止と言ったじゃないか、あんた以外にも是非と思う者は多いものさねえ。」
「しかし、エルダーの食品なのに、関係ない者にも売っているようですが」
「必要と思う者に一日一個を販売する。そもそもあんたも分かっているとは思うけど、生産数は一日24個程度なんだよ。まとめて売れ分けがない物じゃないか」
「なら生産者に直に話します」
「おいそこのマナーの分かっていないお子様の弓使い」
「おや、もう終わったのかい」
「ええ。なんかトラブってますね」
「こっちの若い子が無茶をいってきてねえ。まあエルダーも一日一食はさすがに可哀想とは思うけどね。作れる者に大量に生産しろとは言えないし、こんな客も増え始めてねえ。あたいも大困りさねえ」
「限界ですかね」
「あたいはもう限界と思うね」
「ならこいつに教えますか」
「好きにしな。少なくても本気でテイムエネミーの為に動いている奴だからねえ。まあいいんじゃないかい」
「よし。そこに弓使い、餌のレシピを教える」
「本当か!?」
「それでスキルポイントに余りはあるか」
「ある。」
「なら好都合だ。一応俺も生産組合の【C】の組合員でな。許可が必要なのだ。それまではこれを使うと言い」
アイテムボックスから強化系お香を渡す。
直ぐに相棒に食べさせ、ホッとした顔で先程までの険しい表情が和らぐ。
「まず感謝する。」
「いいって、さてひとまずは落ち着いた。【C】まで行くぞ。そこの会議室で自己紹介だ。あと相棒の方は入れるから安心しろ。生産者にも多いのだ」
「分かった」
☆☆☆
チェアマンの三名に面会を希望し、ヒラメからチャットが言っていたらしくすぐに通されて忙しく働く職員なども居るが、目立つのは初期装備から脱したプレイヤーだ。どうやら【C】に提供してコーティング剤が活躍中らしい。
「ここだ」
4名と、弓使いのテイマーが入る。
待っていたらしくチェアマンの三名が仕事を片付けてから、暢気にお茶をしていた。
「お久しぶり」
「まずはそちらに座って。とっても肝心な事よ」
四人が椅子に座り、弓使いの男性プレイヤーは迷っていたが椅子に座り、相棒のエルダーもこのプレイヤーの傍に座る。
「まず自己紹介が必要ね。チェアマンの一人のマイよ」
「ユックだ」
「アーリーだよ」
「フォーカードのリーダー代行のレドだ」
「同じくウルカだ」
「ヒリュウです」
「アリサよ」
「バッシュです」
「そうか。さて、問題に入ろう。まずは我々の主張を伝えておこう。適正価格での安定した生産体制の確立、生産者の支援、組合に入っている生産者たちの助け合い、相互扶助組織でもあるのだ。ここら辺はよく知られている」
ユックが話し終え、それをつなぐ様にアーリーが話す。
「そんな訳で、市場に劇的な影響を及ぼす生産技術の封印なども行うのだ。まあ開発した者の利益も守りたいが、全体の利益も守らなければならないのでね。その舵取りを僕らは行うのだ。だからこそこうしてこんなところで、暢気の書類仕事だよ。でもね。君達が思うほど軽くはない、簡単なことかもしれないが、あまりに劇薬過ぎるのだ。それを判断するための個々に集まった」
「そこで貴方達の、いえレド君の意見としてはもう限界というの?」
「エルダーの食料がない、個人ではとても需要を満たせない、1時間に12個、1日で288個、エルダーは一日に付き20個、どんなに頑張っても生産体制の限界です。これでは秘匿するばかりではテイマーの生産者はどうしようもない、これを克服する必要があるのだと判断しました」
「確かに、このギルドにも要望が多数寄せられ、中にはトラブルに発展する事も有る。確かに憂慮すべき問題と言える。しかしだ。この技術の提供による利権をどうするのか、これを考えないと性質の悪いPKが暴れかねない」
「ヒラメさんに提供だけでは確かに問題と言えます。そこで近くにもう一軒出してみればよいと思います。バッシュ、生産の技術を教えることはできるが、暫くの間に他の欲しがる者の為に少しだけ、1日1時間程度店を開いてもらえないか」
「請け負う」
「との問題が解決しました」
「ふむ。我々の調査によれば、テイム系のスキル持ちは、実際のところは全体の10分の1は居るのだ。それもサモン系のスキルも増え始める、この勢いから一大産業になるのは目に見えている。それらの生産はどうするのか」
「クラフト・クラフト・クラフトでは請け負えないのですか」
「色々と手は尽くすが、クローズ時代はテイムはゴミと呼ばれ、とても使えるような環境ではなかった。その為か発展不足なのだ。有名なテイマーでいえばヒラメだな。彼女はサモナーとしても有名だ。一番詳しいが、そちらのバッシュ君は理解しているかな」
「その為に露天商をしてアイテムの供給を行うと?」
「彼女から聞けばよいが、暇な時もあるだろうからね。生産者も昔は随分と少なくてね。オープンβになってから、随分と増えた」
「そういう事も有るから、強化系のアイテム作り製法のみに限定しない?」
「よろしいでしょうか」
「何、バッシュ君」
「強化系の名前で分かったのですが、コーティング剤も関係あるのでしょうか?」
「その答えにはYESとしか言えないわね。だからこそこの組合も慎重にはなるわよ」
「という訳で、どうするのか悩みの種なんだ。まあこんな事も有ってね」
「少なくても正式なオープンまでは秘匿する技術でもあったりするのだ」
「製法に関しては秘匿すべきことが多いのだ。まあそれはこの組合が持つ一つの技術利用価値の一つだね。コーティング剤の生産に関しては禁じでよいかな」
「もちろんです」
「同じく」
「僕も、守るよ」
「開発した俺だから何とも」
「俺も、正式まで守ります。それでよいのでしょうか。それとも正式から何か月か」
「いや、正式までだ。その後はこのギルドは解散し、抱えている技術の多くが公開される仕組みだ。僕らはこのゲームの世界で一つの事を成したと思い出に浸れるよ」
「という訳で、私達からは以上、難しく言ってごめんなさいね?簡単にいえば関係する技術のしがらみが多くすぎて、全くいやよね」
同意を求められてもよくわからない面々は、やはり大変な責任だと思えてならない。
「じゃあ。僕らも仕事に戻るよ。君達もあまり遊び過ぎてはだめだよ」
なんとも言えない顔になる面々。
「では解散だ」
■
〖創世暦1001年4月4日15:00〗
共同生産所の個室に集まり、付加を使った簡単な技術を教える。他にもポーションなどの煮詰める、これだけではコーティング剤は作れない。
このコーティング剤の技術も教えた。
この後は他の個室をそれぞれが借りて生産を行う。
簡単ではあったが、その中には☆+1のコーティング剤以外がない。
レド自身も開発には先送りしていたことあって。
久し振りに生産を行う。
HPポーション系、強化系のポーション、強化系ガスのタバコ、お香、コーティング剤の強化系染料は既にある。
すでに手に入れたエルダーの雫、葉を試す。
普通に調合するのなら雫と葉をすり潰したポーションだ。
効果の高いポーションが作れること間違いなしだ。
調合の藍染の葉っぱ、これを染料に使うために水と混ぜる、この完成した藍染の染料に、エルダーの雫を入れる。
◆
名称: エルダーの染料(原液)
素材: 藍染
: エルダーの雫
品質: ☆+2
耐久度:10/10
効果: リジェネ+1
: HP増加・小
: 木耐性強化・小
備考: 最高級の品を使ったの染料。
◆
これら何もせず葉を混ぜる。
◆
名称: エルダーの涙の染物(原液)
素材: エルダーの染め物
: エルダーの葉
品質: ☆+3
耐久度:10/10
効果: リジェネ+2。
: HP増加+2
: 木耐性強化+2
: 日光浴・中
: 防御力上昇+2
備考: エルダーの調教用アイテムにもなる染料の原液
◆
染料に雫、葉の二つを投入した結果出来上がったのが、☆+3のアイテム。
しかも調教用アイテムにもなる染料だ。
かなり意味のない物でもある。現在は☆+1しか使えないプレイヤーばかりだからだ。
そこでこの原液から一部を取り、水道水で少しずつ薄め、眼力で調べながら細かく薄めて、作られた。
◆
名称: エルダーの涙の染料
素材: エルダーの涙の染料
: 水道水
品質: ☆+1
耐久度:9/9
効果: リジェネ+1。
: HP増加+1。
: 木耐性強化+1
: 日光浴・中
: 防御力上昇+1
備考: エルダーの調教用アイテムになる染料。
◆
「うーん。凄まじく強力な物から、激減したな。それでも問題はないようだ」
独り言をつぶやくが、メモ帳には研究の手順、素材も書き加えられ、眼力を使用した状況、段階もメモした。
これで☆+1の実用可能な物になった。
☆+2、☆+3は段階が高すぎて使用不能だ。
実力が低いのも、中途半端の様な戦闘・生産プレイヤーだからとも思わずにはいられない、ただ効率のみを追い求めのやり方はあまり好きではないレドは今のままでよいやと直ぐに悩みと自嘲をしまう。
ふと思い至り、バッシュにコールする。
『ようバッシュ。今いいか』
「構わんぞ」
『テイム用の原液を作った』
「・・・テイム用原液?」
『テイム用原液、エルダーの物だ』
「それは、テイム用のアイテムを大量性可能なのか?」
『使用回数は9~10回だ。一つ貰ってくれ』
「しかし、俺はもういるし、何よりもそれをどうするつもりだ」
『ああ。5種類の追加効果がある』
「驚きはしないが、5種類か、と言う事は強化用の液体を混ぜたのか」
『単なる水道水と、藍染の葉っぱ、エルダーの雫、葉のこの四種類だ』
「後半の二つは知らないが、前半の二つはよく知っている、だが付加も何もかかっていないのに、そんなに大量の効果は妙ではないか」
『単独じゃあ。大量生産は無理そうだ、材料さえあれば簡単に作れるが、そこで考えた、この原液に付加魔法の強化ポーションを混ぜたらどうなるのかと』
「まて、落ち着け、貰いに行くまでに混ぜるなよ。絶対だぞ」
『おう』
■
バッシュが受け取った原液三種類、手筈が良い事に☆+1、☆+2、☆+3と言う三段階の原液にはあきれるほどだ。
バッシュが戻ってから、実験を再開し。
☆+3を作り、☆+2、☆+1の二段階の原液を作って、☆+1の魔法スキルの付加を掛ける。
◆
名称: エルダーの涙の染料
素材: エルダーの涙の染料
: 水道水
品質: ☆+1
耐久度:9/9
効果: リジェネ+1。
: HP増加+1。
: 木耐性強化+1
: 日光浴・中
: 防御力上昇+1
: 速度上昇+
備考: エルダーの調教用アイテムになる染料。
◆
☆+1の製品は完成した。
そこで二度目の付加を掛ける。
「『失敗』」
フラスコの原液は黒い産業廃棄物と変わる。
今度は☆+2に同じ付加を掛け、一回目は成功、二回目も成功、三回目は失敗、☆+3の原液も同じく行い、一回目成功、二回目成功、三回目成功、四回目失敗。
品質程付加の魔法に耐えられることが判明した。
一回のバッシュに渡し、二回目は失敗した。
そこで三回目の原液を作り。
☆+3、+2、+1のエルダーの涙の染料(原液)を作った。
強化系ガスのタバコ、お香の二種類にも、エルダーの涙の染料(原液)☆+1の一滴を混ぜる。
◆
名称: エルダーの涙の強化タバコ・お香
素材: 強化タバコ・お香
: エルダーの涙の染料
品質: ☆+1
耐久力:1/1
効果: リジェネ+1。
: HP増加+1。
: 木耐性強化+1
: 日光浴・中
: 防御力上昇+1
: 速度上昇+
タバコ・お香の備考:
: ☆+1にしては凄まじい性能を誇る消費系アイテム
: 森系のエネミーの超大好物、テイムエネミーのスーパーフード
: 食事として与えられたテイムエネミーは、日光浴・中を取得する
◆
アイテムを惜しげもなく調合した結果。
「ちょっとやり過ぎたかな」
そんな独り言をつぶやく。
テイマーの二人にメールを送り、直ぐに返答が届き、レシピも送付していたから、緊急ミッションに行こうと言い出す。
二人を招き、☆+1のエルダーの涙の強化タバコ&お香を実際に精する工程を見せて提供した。
二人に指導しながら、染料にすれば強力な5個の追加効果がつく、原液のままタバコ・お香との調合品のペットフードにもなる、しかもスキルを取得する珍しいレアフードだ。
二人とも調合・付加のスキルはとっていたのが功を奏した。
相棒には良い物を与えたいという、飼い主の心境があるのだろう。
二人とも相棒が可愛いらしく、凄く溺愛していた。
■〖創世暦1001年4月4日15:00〗
生産所から出る。
「バッシュはどうする」
「約束したことを守る。じゃ」
「おう。いつか遊ぼうぜ」
これにバッシュは嬉しげに笑い、ヒラメの露店近くにあるていく。
「義理堅そうな奴よね」
「だろうな。非常に義理堅いといった感じの男とだ。少し古風な印象もあるな」
「さて僕らもそろそろ考えないと」
「ダンジョン攻略でもやるか」
「あの白虎のダンジョン?」
「そうだ。あのダンジョンにも、何かの何かがある、と、見ている」
「新しい召喚獣が手に入ると言いな」
「そうよ。新しい子は必要かはわからないけど、テイムエネミーが要ればよいわね」
「そういえば日光浴はどんなスキル効果なのだ」
「空腹値減少の減少」
「結構助かるな」
「そっ♪そうなのよねえ。これは地味に役立つわ」
「東側にもいきたいが、ダンジョンも魅力的ではあるな、さてさて」
「ダンジョンで思い出したが、ダンジョンでの役割について考える必要があるな」
「例えば地図作りとか、罠解除とか?」
「そんな感じだ」
「ウルカリーダー変わらないか?」
「何故だ」
「脇役が好きでな」
「悪いな。私も脇役好きだ」
「脇役ぽく無いけどね」
「そうね。なんか偉そう」
「偉そう?」
「なんかね。気高い侍って感じよ」
「そうそうそんな感じだね」
「一応忍者ロールプレイなのだが、侍もよいな」
「じゃあ。侍スタイルに変更命令だ」
「リーダーの命令にはなるべく従うが、忍法を外す事になるぞ?」
「それは、あー。火力激減だな。参ったな。だがそれもよいだろう」
「分かった。刀の他には」
「金属鎧だな。昔の甲冑には半甲冑と言う面積を減らした鎧もあったらしい」
「それは知っているが、金属を取らないで弓を取るのもよいな」
「それもあるな。ポイントはどれぐらい余っている?」
「そんなに多くはない2ポイントだ。刀と弓の二つで終わるな」
「なら刀のみでいい、それで忍者装束から侍装束に変更だ」
「了解だ。レドも変更があった方が良いかヒリュウ、アリサ」
「渋い小父様」
「それは無理だ。課金アイテムは実装されていないしな」
「残念、残念」
「ダンジョン用のスキル構成に変更してみるのは」
「よしそれにしよう」
「具体的には、剣、片手剣、盾、布鎧、革鎧、付加、眼力、発見、魔法才能に測量、罠解除の二つだな。あと一つはお好みで」
「了解だ。一つ余るのは増やさないで索敵を加えよう」
レド:
剣(Lv6)片手剣(Lv6)、盾(Lv6)、布鎧(Lv4)、革鎧(Lv4)、付加(Lv13)、眼力(Lv4)、発見(Lv4)、索敵(Lv11)魔法才能(Lv13)
新スキル=測量、罠解除
ウルカ:
忍者刀(Lv14)手裏剣(Lv14)、布鎧(Lv4)、革鎧(Lv4)眼力(Lv9)、索敵(Lv9)、軽業(Lv14)、忍術の心得(Lv14)狩猟(Lv14)
新スキル=刀
☆☆☆
武装街に行く前に衣装を購入した。
着物、羽織、袴、草履。
初めて見るウルカの姿だが、昔の侍のような格好に、凛々しく整った顔立ちに意思の強そうな大きめ瞳が特徴的な、似合過ぎるほどの侍ぶりだ。
「お~。凄く似合っているよウルカ。なんかまさに侍って感じだね」
「すっごい美人さんだったのね。何かリしい口調とイメージが調和しているわよ。はいレドからひと言」
「和風美少女か、強そうだな」
「そうか?強そうか?」
喋るとイメージと更に会うような声だが、侍らしい面持ちに声に口調だ。
「イメージを考えれば後は刀と甲冑だな」
「よし」
「ある意味変装術にもなるな」
「なるほど、変化の術か、うむ。後は刀だな」
武装街に行き、☆+1の刀を購入する。
両手にするか、片手にするのかと争論に発展したが、刀は両手が好しとするウルカの希望もあって、両手の長刀を購入する。
ちなみにコーティング前の一般的な☆+1の初期装備とそれほど変わらない物だ。
「それじゃあ。これだ」
「新製品か?」
「そんなところだ」
ウルカが眼力で調べると、☆+1のエルダーの涙の原液だ。
効果: リジェネ+1。
: HP増加+1。
: 木耐性強化+1
: 日光浴・中
: 防御力上昇+1
: 速度上昇+1
「(あれを活用した訳か、随分と、まあいいか)」
「このままだと意味がないので、こちらのレシピを渡すぞ」
メールを送る、これを受け取り、このレシピから、衣装に対する染料、武器に対するのは刀身では意味がない、だが握りの所には掛けられ、結果としては追加効果を持つ。
「あれ僕にも届くけど」
「ああ。知りたそうだったからな。特に気にするな」
「お~気前が良い」
「この原液だけで、十分☆+2を上回るがな」
「革製の鎧は必要ない物なのか?」
「防具の三種類あるが、今は二つだが、装備箇所が増えるだけだ。まだ☆+1だからかもしれないが、その分強化されるという訳だ」
「なるほど!装備箇所の強化によって防御効果の増加という訳か」
「何で知らないのだ?」
「布防具以外装備したことがないからだ!」
胸を張って言われると、レドとしてはつい褒めてしまいそうなものだ。
「ならレザーガンレッド、レザーグリーブでも着けるか?」
「だが、衣装が」
「入んなは来ているから中から身に着ければよい」
「名案だ」
「二人って馬が合う関係だね」
「似た者の様なものね。」
「さて、次はレザーショップだ」
「ハイハイ。僕も考えるけど、装飾品は買わないの?」
「忘れていたな。買おう」
「は~い賛成」
「僕も問題ないよ。だけど、レドはどうする?」
「俺は別個さ。布防具、革防具、盾の三種類での壁だからそんな物でも買っておくさ」
「新しい☆+1か、あれを使うためだな」
「そういう事だ。という訳で別行動」
「却下する」
「女の買い物は長いんだよ」
「うるさい、兎にも角にも来い」
「了解だ」
武器:ロングソード、クロスボウ
防具: トップス
: ボトムス
: インナー
: レザーヘルム
: クロスアーマー
: レザーブレスアーマー
: レザーガンレッド
: レザーグリーブ
: ロングコート
共通コーティング剤(トップス、ボトムス、インナーは使用できない)
: エルダーの涙の染料
: リジェネ+1。
: HP増加+1。
: 木耐性強化+1
: 日光浴・中
: 防御力上昇+1
スキル:
剣(Lv6)片手剣(Lv6)、盾(Lv6)、布鎧(Lv4)、革鎧(Lv4)、付加(Lv13)、眼力(Lv4)、発見(Lv4)、索敵(Lv11)魔法才能(Lv13)
新スキル=測量、罠解除
武器:刀、手裏剣
防具:着物
:羽織
:袴
:草履
:レザーガンレット
:レザーグリーブ
共通コーティング剤(トップス、ボトムス、インナーは使用できない)
: エルダーの涙の染料
: リジェネ+1。
: HP増加+1。
: 木耐性強化+1
: 日光浴・中
: 防御力上昇+1
ウルカ:スキル構成
忍者刀(Lv14)手裏剣(Lv14)、布鎧(Lv4)、革鎧(Lv4)眼力(Lv9)、索敵(Lv9)、軽業(Lv14)、忍術の心得(Lv14)狩猟(Lv14)
新スキル=刀
スキル:
武器:ハルバード、連射クロスボウ
防具:トップス
:ボトムス
:インナー
:フード付きロングコート
:クロスアーマー
:クロスガンレッド
:ヒールロングブーツ
共通コーティング剤(トップス、ボトムス、インナーは使用できない)
: エルダーの涙の染料
: リジェネ+1。
: HP増加+1。
: 木耐性強化+1
: 日光浴・中
: 防御力上昇+1
ハルバード(Lv10)、Hクロスボウ(Lv10)布鎧(Lv4)、召喚(Lv14)(兵器&召喚獣)弱体化(Lv2)、索敵(Lv2)、召喚才能(Lv14)魔法才能(Lv14)、魔法制御(Lv14)、魔力回復向上(Lv14)。
武器:大鎌+1+(物・魔攻+)
防具:トップス
:インナー
:クロスアーマー
:クロスガンレッド
:テールロングスカート
:ロングブーツ&グリーブ
:ロングコート
共通コーティング剤(トップス、ボトムス、インナーは使用できない)
: エルダーの涙の染料
: リジェネ+1。
: HP増加+1。
: 木耐性強化+1
: 日光浴・中
: 防御力上昇+1
スキル:長柄武器(Lv14)布鎧(Lv1)付加(Lv2)両手持ち(Lv14)剛力(Lv14)調教才能(Lv1)使役才能(Lv1)魔法才能(Lv2)調教(Lv1)使役(Lv1)




