013:
5日目のログイン、運営から始まりの7日間の最終クエが公開された。
始まりの町の防衛だ。
始まりの町〖イーニャ〗の北側の山岳側から押し寄せるエネミーを撃破せよとの事だ。
午後はリード、バッシュ、チャイムの、三名の固定PTに臨時として、森の6か所の緊急クエを攻略した。
経験したプレイヤーより、体験していないプレイヤーが多ければ、初回特典ボーナスが手に入るためにこれを利用しての荒稼ぎを行う。
その後の山分けを行い、午前中のログインは終え、ログアウト。
五日目の午後1時にログインした。
ゲーム内では午前02:00。
生産所に籠り、ひたすら生産した。
□
涙の染料シリーズの原液の6種12個。
☆+3の為に、これらを☆+1を一つ、☆+2一つの原液調合も可能で、ひとつの原液から30個に分割でき、上質な水での品質低下と耐久力上昇もあり一つ20個が作れ、この一つから☆+1が10個が出来る。
その為に☆+1、☆+2の二種混合液の基礎を3種、上位の3種も作る。
□
朝方の06:00。
身内であるフォーカードの三名の従者2名、リード隊の三名及び従者の6名をさらに身内で有るヒラメも招き、森系・水棲系でも食べられる食材を用意した生産所の大部屋個室に招いた。
一人ずつと朝方の挨拶を行う、3,4の言葉を交わした。
ひとまずは食事、召喚獣、テイムエネミーの9名の従者にも食べられる物ばかりなので、全員で食べた。
食事を終えてから、運営からの公開最終クエを話す。
「イーニャへの北側からの進行を防げ、プレイヤーの5000名、従者は約それと同じ程度、ランク2での同時使役を計算に入れての試算だ。」
「結構多いのだな」
「今回は召喚士、調教師の数が多いからねえ」
「そのほとんどの物が☆+1のスキルランクの物だ。☆+2もそれなりにいるらしいが、☆+3は極一部、☆+4は有名なトッププレイヤーのグローリースターが届いたばかりだ」
「彼奴らも大変だねえ」
「そこで全体に万遍なく供給できる。
「山林エリアの箇所の緊急クエから6種の原液が☆+3なら30個、☆+2なら600個、☆+1なら6000個作れる。だがこれだと性能が低い、そこで二種混合液を使い品質を向上させて生産するなら、高い性能の☆+3が60個、☆+2が1200個、☆+1が1万2000個だ。」
「つまり人数分を供給することができるさねえ。だけど、装備品は衣類の上下、靴下も含めよう、バンダナ、マフラー、スカーフ、コートなども含め、7個ぐらいだねえ。それに必要な☆+1は7万個」
「防具を入れるとしたら?」
「そうさねえ。最低でも7か所、頭、上半身、腕、腰、下半身、脛、靴。揃える数としては同じく7万個☆+1を凡そ14万個、盾も加算すると追加の1万個だ」
「途方もない数字だ。15万個も作るのか?」
「そうだねえ。☆+2だと一度に生産での1/10の為に、必要になる数はその☆+1の10倍さ。☆+1に必要な数は12・5個、☆+2の生産ならその10倍の125個さねえ。ただ安心おし、目途はあるさ」
「ああ。一回で作れる☆+1が1万2千個、6か所で7万2千個だ。☆+1なら3回で済む、☆+2なら13回だ」
「効率を考えれば二手に分かれる方が良いな。森と海に分かれても生産できるか?」
「実験は必要だが、数さえ揃えられればいい」
「さすがに三名には伝えておくよ。大規模クエストの前の準備としては大掛かりだしね」
□
森の6か所をリード隊の面々に任せ、海側をレドたちが行う。
事前に情報を集めていたので、魚&カニさんクエ、魚のみのクエ、カニのみのクエを終え、ソードフィシュ、ビッグクラブ、この二つが入り混じる個所。
ここを終えてから、町で休み、戻ってきたリード隊と交替し、平原側を行う。
リード隊は海を終えてから町で休み、フォーカードも戻ってから交替し森側を行う、平原側も行い、この南、東、西の三か所の各6個所を回る。
合計で18個×2の物を取つてから一旦ログアウトした。
午後の20時からログインした。
ゲーム内では午後2時。
生産に取り掛かり、多少の実験も法則通りに行って二種混合液を作り、これによって二種混合液の涙の染料を原液の状態で多数生産する。
☆+1をの基礎混合液の数種類の染料で提供した。
性能としては随分強力なの物だ。
特に上位の混合液は基礎に比べて非常に高く、こちらの上位の野に関していえば、基礎の物に比べて性能が高いので、ヒラメに任す。
二つの固定PTはログインすると、森と海を巡り、ひたすら狩る。
□
6日目の午前9時、ゲームの中では11日目の18時だ。
基礎混合液、上位混合液の二種類と有るが、これらは二種の混合液の為に、実験を行い三種の単一原液を混ぜ、☆+1では失敗、☆+2でも失敗、☆+3でも失敗し、☆+1×2、☆+2でも失敗、☆+1×2、☆+3で成功した。
この成功に☆+1×1、☆+2×1、☆+3×1も行うも失敗した。
この為に☆+2なら☆+1一つ、☆+3なら☆+1歩を二つ混合できる。
これで作った三種混合液の基礎、上位の生産も行い、☆+1、☆+2までの生産供給を終えた。
☆+3ハイレベルなプレイヤーに対する☆+3の三種基礎混合液、三種上位混合液を生産した。
衣類用に基礎、防具用に上位をそれぞれ作る。
このコーティングでの武具強化を染物と呼ぶ、コーティングされていない物を生地と呼ぶ。
□
6日目の14時に再びログインした。
時刻的には真夜中から過ぎた朝方の4時。
プレイヤーの多くが最終クエストの戦争クエに向けて、装備の強化、スキルの強化、これらの為に生産も行う。
現在の主流からいえば☆+1を脱し、☆+2につく。
☆+1から派生した1次派生スキルはLv1に戻る、ベースになったスキルのLv1まで下がるが、これから30までスキルを育成して2次派生だ。これの後に15まで下がり、三次派生スキルの45まで育成するしかない。
☆+1の二種基礎混合液、☆+2の二種上位混合液、☆+3の三種基礎もしくは上位混合液の四種類で製造した青系、茶系、黒系の染料に代わり、これによりベースとなる衣類、防具は単なるデザインと言えたが、☆のランクも高い方が上昇力が微かに上がるために装備には金を掛けるのが一般的だ。
春風が吹きつく町中の道、桜の様な木々が咲き乱れ、風情のある光景が広がり、朝方の薄く明るくなる星空にはまだ上弦の月が白みがかり、なお一層この景色を淡く染め上げ、印象深い景色を形作る。
「がう」
ユキカゼが吼える。
平原のエリアで、テイムエネミーになったハイウルフだ。
「よし、今度は餌を作ろう」
生産所の工房を借り、餌を作る。
三種上位混合液を平原系のエネミーに好まれる肉類をメインに、森系のキノコ、ハーブ、水棲系の魚、カニの四種類をブレンドしたウルフ系統の専用のペットフードだ。
この他にダークエルフ用のフードも作る。
森系の野菜類、キノコ類をメインにした、水棲系の魚、カニ、平原系の肉類も多少混ぜる。
完成した二つの専用フード。
1次成長しているダークエルフのピローテス、上位の段階から始まるハイウルフのユキカゼ。
1名と一匹の成長も楽しみの事だ。
□
午後6時。
朝方の食事を食べて身内の調教師にエネミー専用フードの事でメールし、それぞれの研究も行っているか、調合スキルが42もあるハイレベルな為に作れる幅も品質も違うが、平原系、森系、水棲系のテイムエネミーの共通フード。
この共通フードの開発には、初期の生産品の日光浴スキル、このスキル取得がつけられていた物もあるが、テイムエネミーの成長を考え、この日光浴スキルは外されている。
それでも三種上位混合液などで作られた、それぞれのスキル取得フードも作られる。
午前7時。
ピローテスと合流した後に、森系のスキル取得フードを渡した。
「マスターは相変わらずテイムエネミーの心強い味方だ」
「そうか?」
「ああ。非常に美味い、試行の料理ばかりだから太ることを気にするぞ」
「太る?」
「胸のサイズが一つ上がった」
「買い物でもするかな」
「ああ。サイズを合わすのも大変だ」
「ガゥ」
「ユキカゼは気にしなくてもよいな」
「ガウ」
「ユキカゼにはこれだ」
平原系のスキル取得フードを与える。
午前中は緊急ミッションを攻略するために、平原に挑む前に買い物を行う。
朝早くから賑わう武装街、主にベース衣類、防具がデザイン性が強く追及された物が並ぶ、派手な服装は好まれないので人それぞれだ。
ピローテスの衣類は、新しい下着、トップスがブラウス、上着のベスト、ジャケット、ボトムスにはショートパンツ、ハイウェストスカート、ガーターストッキング、革製のヒールブーツ。
「かなりお洒落な組み合わせだぞ」
「ああ。デザインがいいのだ」
「がう」
「褒めてくれてありがとうユキカゼ」
「くぅ~♪」
「マスターは買い替えないのか?」
「一々買い替えるのが面倒になった」
「買い替えるのは楽しみの一つなのだが、マスターももう少し楽しむことを覚えないと」
「む。一理あるが、デザインなんてそれほど変わらないだろう?」
「大いに違う、むしろマスターが買い物を楽しまないのも問題なら、買い替え時に買い替えないのも問題だ。という訳でマスター大改造計画を提案する」
「海軍は陸軍の主張に断固拒否する」
「そう渋らない、そもそも軍隊はこの町にはないぞ?」
「冗談さ。じゃあ。買いに行くか」
ピローテスの意見での男物の買い物。
ニットシャツ、カーゴパンツ、ベスト、ミリタリージャケット、ソックス、革製のミリタリーブーツ。
色合い的にはコーティングの為に無地の色合いだ。
武器は☆+3、衣類は☆+2、防具も☆+2で、やや武器が前進していた。
今度は防具を買いに行った。
内部に布製鎧のクロスアーマー、その上に鉄製のチェインメイル、この上に革・金属の合成防具のハードレザー・アイアンメタルヘルム、ガンレット、アーマー、スカート、グリーブを着込む。
この厚い防具の上に外衣のマントを身に着ける。
ピローテスは布製の防具の上に、革製の鎧を重ねて身に着けていた。
防御力の点からいえば☆+1はDEF1、☆+2がDEF+2、布鎧が基本で、革製は前衛が着込み、金属性は前衛の中でも防御を考える盾が着込み、革製と金属製の合成防具は、回避メイン盾には人気の有るものだ。
これらの衣類、防具の合計値を染料のコーティング剤この効果の合計値が加算される。結果として数多くの防具を着込む方が有利に働く。
レドは14種類、ピローテスは13種類だ。
最後に武器を買いに行く。
レドはへーシッククロスボウ☆+3、ロングソード☆+3とバックラー☆+2。
ピローテスは格闘用ナックル☆+3、ロングソード☆+2とショートボウ☆+2を購入した。
これらの武器に対する専用のコーティング剤も開発されていた。
衣類・防具用ほど開発速度は速くないが、そこそこの品質で、現在ある武器属性用の物と、攻撃力上昇、速力上昇などの上昇系の物と、元素、暗黒などの魔法属性用の物と、投擲用のナイフ、手裏剣などの投擲用の物、弓、クロスボウの矢・弾丸などの物もある。
必要なのは、武器属性上昇用、攻撃・速力上昇用、クロスボウ用の矢。
ピローテスは武器属性上昇用、攻撃・速力上昇用、元素・暗黒の魔法属性上昇用、弓矢。
これらを買い揃えると、不要になったアイテムは銀行に預ける。
□
平原のエリアに来る。
平原の緊急ミッションクエストの、一番効率の良いルートで回る。
一番効率的な手始めは、最弱の乳製品菓子のような名前で知られるプリン緊急クエ。
内容
プリンをノーマル、リーダー問わず20体を倒せ。
成功報酬
プリンの液体
プリンのリンゴ
プリンの空き瓶
プリンの人形:調教用アイテム
少人数になると盾・剣の戦いでは面倒なので、ベーシッククロスボウを持ち替える。同時に使わないスキルは予備に回す。
「おうし。行くぞ」
「腹ごなしには丁度良い狩りの相手だ」
近くのプリンに向けアーツ、スペルを使う。
「狙撃一式、スピードダウン」
『アーツ・スペルを取得』
「やっぱり覚えたか」
「プレイヤーの強みだな。アーツ・スペルは」
「従者は固有スキルがあるから帳尻が合うのだろう」
矢を装填し、次のプリンに向けて構える。
「狙撃二式、アタックダウン」
『アーツ・スペルを取得』
同じく装填し、三番目に使えるⅢのアーツを使う。
「渾身の射撃、ディフェンスダウン」
『アーツ・スペルを取得しました』
取得したアーツ・スペルを見る
鈍足の一撃:クロスボウⅠ、速力1段階底下、全ての速力低下
非力の一撃:クロスボウⅡ、攻撃力2段階低下、筋力低下
衰弱の一撃:クロスボウⅢ、防御力3段階低下、衰弱の追加効果
後はゆっくりとプリンを狩る。
そうして報酬があり、次のボアの場所に移る。
内容
ボアのノーマル、リーダーを問わず20体を倒せ
成功報酬
イノシシのたてがみ
睨む目:ボアの調教アイテム
イノシシの肉
イノシシの毛皮
イノシシの血
イノシシの骨
イノシシの爪
家畜の血:調教用アイテム
ロイヤルゼリー
失敗報酬
なし
射撃で片付ける。
今度はウルフの場所に移る。
肉:
エネミージュース:
オオカミの血:
ウェスタントグレイス:調教用アイテム
オオカミの爪
オオカミの毛皮
オオカミのコート
オオカミの骨
サードオニキス:
こちらもクロスボウのみで片付ける。
□
正午になる頃に、プリンの上位種のマーリンの狩を終え、アイテムボックスより食べ物を取り出し、プレイヤー用はうな重特盛、従者用の物はウルフ種専用フード、エルダー種専用フードを出す。
これを美味しく頂き、食べ終わると休み。
休んだ後にハイウルフの狩場に行く。
内容
ハイウルフを20体倒せ
成功報酬
にく
オオカミの爪
オオカミの血
オオカミの毛皮
オオカミのコート
オオカミの骨
スターダストブレイド:調教用アイテム
こちらもクロスボウのみで片付ける。
最寄りの場所のグリンブリスティー(ボアの上位互換)
イノシシの肉
イノシシの毛皮
イノシシの血
イノシシの骨
イノシシの爪
イノシシの鬣
睨む目
野獣の血:調教用アイテム
この狩場での狩も行い。
□
午前6時に現れ、午後8時まで町にいた。それから6時間後に平原ルートの狩を終え、町に戻る予定だ。
狩りを終えてから、一人と一匹が2次成長に繋がり、選択肢が現れる。
ピローテスの選択肢。
D・ウィッチ:魔法に特化したダークエルフ
D・ファイター:極めて平均的ながら強い
D・アーチャー:弓の扱いに特化した
D・ナイトエルフ:暗黒騎士、☆+3に匹敵する能力を持つ。
D・ナイトエルフを選択した。
元エルダー、1次成長→ダークエルフ(女)
現在の種族:ダークナイトエルフ(女)
現在の種族Lv15
武器スキル:剣、片手剣、両手剣、弓、短弓、騎乗弓、
格闘、手業、足技ALL・Ⅰ・Lv1
防具スキル:布鎧、革鎧、金属鎧、盾、小盾ALL・Ⅰ・Lv1
魔法スキル:暗黒魔法、元素魔法ALLⅠ・ⅡLv1
補助スキル:暗黒の加護、森の加護、水の加護ALLⅠ・ⅡLv1
眼力、夜目、鷹の目、索敵ALL・Ⅰ・Lv1
採集者の心得、ステップ、ジャンプⅠ・ⅡLv1
生活スキル:狩猟、採取、水泳、釣りALLⅠ・ⅡLv1
使役、騎乗ALL・Ⅰ・Lv1
固有スキル:闇木香Ⅱ:範囲内の味方に対しMP/TP回復
暗黒剣Ⅱ:ダメージを与えると10%吸収、範囲内の敵に恐怖
夜の加護:光が差さない場所なら能力上昇、HP回復
闇の加護:光が差さない場所なら能力上昇、MP回復
日光浴・小:1時間に20%まで空腹値を緩和する
食いしん坊:食欲旺盛になる
剣豪:剣系統のスキル能力上昇、与えるダメージ上昇。
採集者の素質:採集率上昇
ユキカゼにも選択肢が出る。
元ハイウルフ→
リトルフェンリル:神すらも食い殺すという伝説の魔獣の子犬
ダークウルフ:闇なるオオカミ、暗黒魔法が使える。
ホーリーウルフ:聖なるオオカミ、神聖魔法を使える
リトルフェンリルを選択した。
元ハイウルフ→リトルフェンリル
現在の種族:リトルフェンリル
現在の種族Lv15
武器スキル:格闘Ⅰ・Ⅱ・ⅢLv15
以下、ALLLv1
魔法スキル:強化、弱体化、治癒
補助スキル:眼力、索敵、魔法才能、魔法制御、瞑想、魔力強化、
ステップ、ダッシュ、ジャンプ、身軽、敏捷、剛力。
生活スキル:狩猟、捕食
固有スキル:魔獣:戦闘能力特大上昇
夜の加護:光が差さない場所なら能力上昇、HP回復
闇の加護:光が差さない場所なら能力上昇、MP回復
日光浴・中:時間毎に㌫まで空腹値を緩和する
食いしん坊:食欲旺盛になる
人好き:人に好くなつく獣、同じ属性のものと仲良くなる。
採集者の素質:採集率上昇
◇◆◆◇
町に戻る。
時刻15:37
町に帰還しての馴染みの面々が集まるようになった平原系、森系、水棲系のフードに和食、洋食、中華のサイドメニューに力を入れ始めた喫茶店の〖クック〗に入る。
忙しい時期の為にログインも遅れ気味だが、ウルカ、チャイム、バッシュの3人がログインしてきた。
レド:「よう」
ピローテス:「おはよう」
バッシュ:「おう」
チャイム:「ちゃ~お」
ウルカ:「はよう。残りの面々はまだ無理らしい」
レド:「んじゃあ。狩りに行くべ」
ピローテス:「その前に装備を整えないとな」
ウルカ:「ん、装備?」
ピローテス:「ああ。二次成長した。私がダークナイトエルフ、ユキカゼがリトルフェンリルだ」
チャイム:「おお~!」
バッシュ:「ついに二次に行き着いたか」
ウルカ:「しかも、暗黒騎士とか実に強そうだ」
チャイム:「となるとホウヅキ召喚」
バッシュ:「ディード、ホタテ召集」
店でお喋りしていた三名も、アロマ、フォルストの二人を除いて席を立つ。
ディード:「お久しぶりです!」
ホタテ:「久し振りだ」
フォルスト:「また負けた」
レド:「んじゃあ。買い物に行くべ」
□
武装街での衣装の買い替え。
ウルカ、チャイムの2名、ピローテス、ディード、ホタテ、フォルストの4名の従者は、新しい服装に切り替える。
金額としても一つの当たり☆+1は数百、☆+2は数千、☆+3は数万と人段階ずつ上がる、全額にすれば☆2の衣類だけでも4万近くもかかる。
布鎧での衣装、革鎧での防具だ。
武器の買い物を行い、ピローテス、ディードの二人は片手剣、盾を買い替え、ピローテスは短弓を買い替えた、ホタテは槍を買い替え、フォルストは格闘用武器を買い替えた。
そうこうしているうちにウルカも買い替え、チャイムも買い替えた。
バッシュも同じ衣装と武具を買い替え、要らないアイテムは銀行の保管庫に突っ込む。
平原、森、海岸の三か所のエリアで、最もうま味の少ないが、最も短時間で終える森を巡り、基礎のエルダー、スポア、プリンの三か所を巡り、上位のエルダーナイト、毒スポア、マリーンも終えて帰還する。
その後に参加した者と山分け、結構稼ぐので大金の出費も賄える。
この後に他の面々ログインしてきて、全員での最もうま味の有る平原巡り、次に平均的な海巡りを行った。




