表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
射!~Kyudou~  作者: ココロ丸
2/23

八城工業弓道部と出会い

どうもです。

作者は今は弓道をしておりません!

後ほど人物の紹介を入れていきます。

用語説明↓

〇ゴム弓・・・ゴムがついた棒を仮想の弓と見立てて、弓を引く動作を練習すること


〇巻き藁・・・簡単に言えば、藁を米俵のように束ねたもの。的の代わりにして至近距離から矢を放つ。


〇射込み・・・一つの的に対して多くの射手が矢を射込むこと。

・・・・明るい。朝か。


「えーと、6時・・・はあ!?」


朝練は7時!電車出発まであと15分!遅れたら次の電車は30分後!遅刻する!


「ぬうおおお!・・・・・」

「あら?おはよう!ゆっきー」

「かあさん何で起こさないの!あとその呼び方やめて!まるで友達じゃん・・・」

「え~・・・パン食べながら着替えるなんて器用ね!」


・・・なぜ行儀が悪いと突っ込まない!はっ!?もう時間がやばい・・・


急いで階段を駆け降り、リビングに向かう


「おお、おはようわが息子よ。朝から騒がしいぞ。」

「父さんおはようその呼び方やめてあとスーツのファスナーあいてるよ行って来ます!」


バックに弁当を詰め込みながら父さんと会話・・・といよりマシンガントーク。我ながら凄いマシンガン。


「あら、もうそんな時間なの?あ、ゆっきー覚えてる?今日からかあさんと父さんは・・・行っちゃった!」

「わが息子も高校生で部活も入っている。3年生も引退して気合が入っているのだろう。」

「・・・まったく。あの子しっかり自炊できるかしら?」


「はぁ、はぁ、はぁ・・・セーフ!」


これが僕の通う八城工業高校の弓道場。駅から歩いて10分。ちなみに僕は機械科。もちろん女子は少ない・・・。

とりあえずさっさと入ろう・・・


ガララー・・・


「おはようございます!」


「おはよう、ゆっきー!なんか疲れた顔してるな?」

「おはよう竜、いやー少し寝坊してさ・・・あはは~」


「雪!早く着替えようぜ、始まるぞー!」

「ああ、分かってるよ隼人。てか、今日溶接の実習だろ?だるいわ~・・・」


竜、学校の近くに住んでいる同級生。電気科だ。もちろん男子・・・。

そして隼人は俺と同じ電車通学。そして同級生で、同じ機械科。でも、方向が逆だから、一緒に登下校することはない。もちろん男子・・・。



「愚痴ってないで早く着替えたら雪君?」

「雪、俺も一年の時の溶接は地獄だったから、気をつけろよ・・・なんちゃって!あはは」


そう急かしたのは女子の葉月先輩。そしてどう地獄かは教えてくれないのが男子の井田先輩。



「着替えますよ・・・・・はい、おっけい!」


弓道部といっても毎日袴を着ているわけではない。うちの部は練習はジャージでも良いことになっている


「あれ?そういえば、鹿本先輩と水谷先輩は?」


鹿本先輩は女子の先輩で、水谷先輩は男子の先輩だ。


「鹿本は今日風邪だそうよ。水谷君は・・・寝坊かしら?にしても雪君、そんな鹿本さん気になるの?」

「え?いや、違いますよ!純粋に心配しただけです!まったく・・・じゃあ俺、的立ててくるんで、確認お願いします。」



弓道部は朝に的を立てる。そして放課後の練習後に片付ける。さらに朝と放課後の練習後は道場の掃除も行う。八城工業高校の弓道場は1つしかなく、さらにとても狭い・・・。的を5個立てるのが限界だ。ゆえに男女一緒に練習を行っている。



「あー、雪!3番的もう少し下げて!2センチくらい!」

「よっ・・・・どうですか井田先輩!」

「んー・・・よし、おっけー!」


的までの距離は28メートル。声を張り上げないと確認が取れないため、大声で会話になる。

葉月先輩と竜はせっせと雑巾がけをしている。隼人は道場入り口をほうきで掃除している。


掃除と準備は15分ほどで終わった。部員は男子5人、女子2人で計7名しかも今日は2人の先輩がいないが、みんな効率よく終わらせたようだ。


「それでは、今日の練習を始めます。練習メニューは、ゴム弓10回に巻藁30分。射込み3立。最後に体幹トレーニングと、ランニングね。何か質問は?・・・・ないわね?それでは拝礼をします。」



主将は女子の葉月先輩、副主将は井田先輩だ。基本主将が拝礼の先導をすることになっている。


パンパン・・・

「「お願いします!」」


こうして練習は始まる


「・・・うう、確率にして4本中1本か。うーん・・・」

「雪、気にすることはない!まだ的前に上がって一週間だろ?中てることより巻藁で出来ていることを的前でできるように頑張れ!あとはひたすら練習しかない。」

「井田先輩・・・でも、竜も一週間前に上がってもう的中率5割ですよ?劣等感感じます・・・」

「雪!安心しろ、俺もお前と変わらん!」

「いや、隼人。底辺で傷を舐めあっても仕方ないぞ・・・」


「・・・ふむ、今日は的中率7割か・・・いまひとつです。」


葉月先輩の的中率はまだ練度の足りない僕にとって眩しく見える・・・。


「まぁまぁ雪。俺も微妙だから・・・な?」

「いや先輩8割越えじゃないですか!?」

「井田君逆効果よ・・・さ、そろそろ片付けて教室に行きましょう。道場の鍵は私が預かっておくから。」



制服に着替えながら僕は竜に聞いてみた


「なぁ、どうしてそんな中るんだ?理解できん・・・」

「え?ああ、先輩に言われたことをやってるだけだぞ?ゆっきーは努力家だからな。あとから伸びるんじゃない?」

「僕もそうなることを祈るよ・・・」


朝練が終わり、俺と隼人は教室で駄弁っていた。


「ああ、一時間目から設計かよ・・・製図がいいなぁ・・雪もそう思うだろ」

「製図といっても、今はまだ線を引くだけじゃないか。」

「雪はなんで工業高校に来たんだ?結構頭良いし、普通教科のほうが明らかに点数高いし」

「んー・・・まぁ、僕にも色々あるんだよ」


1年の機械科は40人。男子32人、女子8人だ。この八城工業高校には機械科、電気科、情報技術科、インテリア科、土木科、工業化学科があり、この6つの科の中では情報技術科と僅差ではあるが、機械科が1番学力が高い。



「おっはよー!雪、隼人君」

「おはよう綾乃。」


元気よくあいさつしてきたのは幼馴染の綾乃。もちろん機械科だ。僕以外の男子は未だに君付け・・・たまに男子からの目が痛いんだが・・・



ガラララー・・・


「はーい、席につけー」


お、担任の浅野先生だ。浅野先生は弓道部の顧問でもある。しかし、なかなか忙しい先生でたまにしか顔をださないが・・・先生は参段を持っているらしい。



「あー、急だが今日はどの部も放課後の部活が禁止となった!理由は校内が放課後に停電するからだ。検査か点検とかするんだろうな。まぁ、そういうことだから今日はまっすぐ家に帰るように。」



なんだよ、部活できないのか。・・・周りは喜んでるけど、一日も練習を怠りたくない・・・


だって、僕はあの場所に立ちたいのだから



「・・・雪?聞いてるか?」

「ん?あ・・どうした?」

「だから、今日帰りに本屋行こうぜっていう話!休みなら暇だし。綾乃も誘ってさ?」

「いや、今日は帰るよ。夏休みも近いけど、その前に期末もあるだろ?勉強するよ、今日は」

「え~・・・ノリ悪い~・・・」


バチチッ!バチチチチチ!


「おま、なんだかんだで溶接上手いじゃないか?」

「・・・ふぅ。ああ、なんか楽しいな、溶接は!」

「俺、穴開くんだけど・・・」


「ヘーイ!ミスター隼人!あなた下手くそデスネ~・・・放課後補習デース!」

「ファッ!?ちょ、ブラウン先生?俺は今日新刊のライトノベルを買うという任務が!」

「問答無用デース!来なかったら赤点デース!」

「良かったな、隼人。放課後暇じゃなくなって!」

「くそ、これが井田先輩が言ってた地獄か!恨むぞ俺の溶接センス・・・・」


バチチチチチチ!



「オウ、ミス綾乃!すばらしいデス!非常に丁寧な作業デース」

「あはっ!どうもありがとうございます」


そして綾乃はチラッと僕を見てドヤっとしている


「・・・・・・・・」

「・・・どうした雪?見とれたか?」

「・・・いや、対抗心だ。溶接で。」

「お前ほんと変わってんな・・」



放課後、なんとなく道場に向かってみた。隼人は補習に連行された。早くしないと停電デースとブラウン先生が連行してしまった・・・。ていうか、なんで英語の先生じゃないんだブラウン先生は・・・


お?鍵があいてる・・・



ガラララー



キャン!

・・・パンッ!


「あれ?誰か引いてる・・・って、水谷先輩?」

「・・・・・ん?雪か。どうした?というか、みんな来ないな。」

「今日は校内停電するんです。だから、全部活動禁止です今日は。」

「そうなのか?一日中屋上で寝てたから分からなかったよ、はははっ!じゃあ片付けるか~」

「・・・8射8中ですか!相変わらず凄いですね!」

「そうかい?まぁ、うちは人数が少ないし、一年生にも戦力になってもらうからね。雪もしっかり練習するんだぞ。こんな日でも徒手はできるからな!」

「はい、先輩も明日は朝練と・・・授業にも出てくださいね?」

「あはは!そうだね、わかったよ。」


「ただいまー・・・」


「おかえり、ゆっきー。」


・・・・・かあさんの声こんな若く、静かだったか?というか、今朝何か言いかけてたな・・・あ!そういえば今日からかあさんと父さん仕事でメキシコ行くんだった!飯買ってきてない・・・じゃなくて!



「・・・コホン。・・・ただいまー!」

「おかえりと言ってる・・・。」

「・・・・・」



とりあえず靴を脱ぎ、リビングに入ってみる。不審者だったらどうしよう・・・。いや、ここは綾乃を呼んだほうが良いのかいいのかもしれない

・・・まぁいいや。女性の声だし大丈夫だろう。たぶん




「うわっ・・・・えと・・・誰?」

「おかえりなさい、ゆっきー。」

「えと・・・」


誰だこの子?ハーフか?髪が金髪なんですが・・・



「私、カーリーと言う。こっちでは雪の妹・・・という設定になっている。」


「・・・・はい?」




のちにこの子が弓道界で伝説を残すことになるんて、この時は想像もしなかった。




用語の説明ですが、ほとんど拾って来たものです・・・笑

分かりづかったら、弓道を始めましょうww

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ