プロローグ~夢~
皆さん初めまして。今回このサイトで初めて小説を書かせて頂きます。さて、この物語は私がしているオリキャラの成りきりチャット出の物語を元にさせていただいています。拙い文章ではありますが、続きも読んでいただけたら幸いです。
__暗い暗い…真っ暗だ。前も後ろも見えないな。
只、目の前に広がっているのは広がるのは暗闇。前も後ろも分からない。今、自分が本当に歩いているのかも分からないような暗闇。絶望を具現化させたらこんな感じなのだろうか?
__ああ、そっか…またいつもの夢なんだ…
目の前に広がる暗闇に、すっかり慣れてきてしまっている自分。長い長い距離を歩いたのだろうか?その感覚すらも分からなくなってきてしまう…一体ここは何処なのだろう?その問いの答えは分かりきってる。だって何度もこの場所にやって来たから。そしてあの映像が流れだす…自分は更に歩む歩調を速くした…
__疲れちゃったな…
けれどもこの歩みを止める事はない。自分の周りを“忘れるな”と言わんばかりに流れ行く自分の犯した“罪”の映像。あそこに映っているのは紛れもない自分。
__やめてよ、忘れないから…
そう暗闇に向かって叫んでも、決して映像が止むことはない。
__ああ、もうどうでもいいや。
もう慣れっこなんだ。この空間にも。吐き出すように呟いた。それでも歩みを止める事はない。むしろその歩みは早くなり、どんどん進んでいく…
____暗い暗い闇の底、独りの少女は今日も十字架を背負い続ける______